数日後、襄は脳軟化症で倒れて入院中のJプロダクション社長・十条雅之を病院に見舞う。死に瀕した雅之は襄とテレパシーで会話しつつ、介抱に寄り添う妻の佳代を眼の前で責めるよう襄に求める。すでに襄に「条件づけ」されている佳代もまた男たちの望みを知って、促されるまま襄に連れられて隣室に向かう。雅之が財閥系の旧家から迎えた美貌の若妻だった佳代は、Jプロ内で勢力を伸ばしてきた襄の超能力で官能を刺戟された果てに、襄の操るがままになった夫によってSMへと引きずり入れられて、夫の眼前で襄に犯されつつ悦びをきわめる女へと変貌させられていたのだ。着物を脱いだ佳代は長襦袢姿のまま後ろ手に縛られて夫の前に曳き出される。老いさらばえた夫の手で白い肉体をまさぐられながら、羞恥と嫌悪にすすり泣く佳代は、なぶられる秘腔から淫液を吐きつつ襄に口を吸われて昂ぶる。佳代を自宅まで送ると称して連れだって病室を後にする襄を、敗残の身となった雅之は恨めしげに見送ることしかできなかった。女体の疼きを抑えきれぬ佳代を、襄はSMクラブへと連れ込む。