葉子との対立に決着をつけた太一は理恵との甘美な同棲に戻り、弓子は自らの意思でマンションに戻って春彦の調教を受ける。マゾ奴隷となった弓子を三月三日のSMショーでオークションに出す計画を立てた葉子は、ショーの目玉である内裏雛凌辱劇の主役に理恵を借り受けることを太一に申し出る。太一の出した屈辱的な交換条件をも羞じらいつつ受け入れる葉子には、もはや驕慢な女王の面影はなかった。葉子をホテルの寝室に連れ込んだ太一は、屈従の気配をにじませる美しい女王に服を脱がせ、跪いてうなだれる葉子の胸に後ろ手の厳しい縄目をほどこしていく。耳からはずされた耳飾りを勃起した乳首に取り付けられて被虐の官能に燃え上がる葉子。パンティを剥かれてあぐら縛りにされた葉子は、仰向けに転がされて生え初めた恥毛を哀訴のすすり泣きの中に剃り取られていく。マゾの本性を引きずり出された女王は上体を起こされて、口元に突きつけられた怒張に従順な奉仕を捧げる。汚辱のなかに服従の叫びを放った葉子は、海老縛りを仰向けにされ、未開のアヌスに太一の指を抉り込まれて敗北への道を堕ちていくばかりだった。