8の字なりにロープをかけ渡された乳ぶさは、蒼い血管を透かしていびつに飛び出し、乳首が苦しげに反った。
周到な準備ののち太一はドーベルマンの熊を伴ってマンションへの強襲を決行する。覆面で顔を隠した太一は、外出から帰ったアピが特製シャッターを開けた隙をついて押し入る。おののく美少女を人質にした太一は専用エレベーターで階上へ昇り、黒のネグリジェをまとった葉子とまみえる。女王の驕慢を剥き出しにした葉子は鞭を振るって闘うが、太一の手刀に当て落とされ、俯伏せに倒れた尻に奪われた鞭を打ち込まれて伸びきる。黒のスキャンティ一枚に剥かれ、弓子を縛るのに使ってきたロープで後ろ手に緊縛された葉子は、敗北の屈辱に顫え呻きながら、奴隷のように鞭で追われてアピと弓子の前に引きずり出される。
葉子は矜りも屈辱も歔き声の中に見失って、汗まみれにのたうった。
弓子がベッドに両手首をつながれて毛布一枚を掛けただけの全裸で閉じ込められている部屋で、太一はアピを椅子に縛りつけ、天井からぶら下がる鉤に葉子の後ろ手のロープを吊り下げる。奴隷に堕とされたお嬢さまの姿に猛る太一は、佐野らしき覆面の男の登場に驚愕して呆然となる弓子の眼の前で葉子を打擲し、無造作に脱がせたスキャンティを噴辱に呻く頭にかぶせて辱める。爪先立って隠すすべもない女王の尻に腹に下腹に太腿に弾ける報復の鞭の打撃。激しい苦痛に敗れて屈服の悲鳴をあげる葉子は、犬で犯すと脅されて泣きながら惨めな服従の言葉を吐く。
吊りをゆるめられ、絨毯の上に股を拡げて尻を掲げた俯伏せに押し伏せられた葉子は、奴隷たちの前での肉芽とアヌスをいたぶられる血を吐かんばかりの屈辱に呻きながら、後ろから犯されていく。しかし昂ぶりに負けて歔きだした葉子から太一は離れ、その隣にアピを引きずり出して同じ恰好にさせると、スカートをまくりパンティを剥き下げて無毛の股間を貫く。代わるがわる犯されて快美と屈辱に歔く女王と少女奴隷。アピの屈服の叫びに続いて、誇り高い女王もまた汗まみれの体をのたうたせながら、かつて知らぬ服従の歓喜に淫らな雌泣きを張り上げる。完全な敗北に気力をくじかれた葉子は命じられるまま太一の怒張を口に突き立てられ舌を使わされ、生まれて初めての口淫に泣きながら、奴隷たちの前で凌辱者の白濁を呑み下させられる。再び鎖を吊られて膝立ちに葉子に対して剃毛が宣告される。哀訴を無視してシェービングクリームを塗られながら屈辱の叫びを吐いた女王は、凌辱され尽くした肉体と表情をくまなく写真に収められたうえ、奴隷の誓いを立てさせられて号泣しながら、服従のあかしを剃り取られていく。
だが今の葉子は太一の刺すような視線の前に生娘のような羞じらいを見せて胸を抱き、腰をうねらせているのである。
葉子との対立に決着をつけた太一は理恵との甘美な同棲に戻り、弓子は自らの意思でマンションに戻って春彦の調教を受ける。マゾ奴隷となった弓子を三月三日のSMショーでオークションに出す計画を立てた葉子は、ショーの目玉である内裏雛凌辱劇の主役に理恵を借り受けることを太一に申し出る。太一の出した屈辱的な交換条件をも羞じらいつつ受け入れる葉子には、もはや驕慢な女王の面影はなかった。葉子をホテルの寝室に連れ込んだ太一は、屈従の気配をにじませる美しい女王に服を脱がせ、跪いてうなだれる葉子の胸に後ろ手の厳しい縄目をほどこしていく。耳からはずされた耳飾りを勃起した乳首に取り付けられて被虐の官能に燃え上がる葉子。パンティを剥かれてあぐら縛りにされた葉子は、仰向けに転がされて生え初めた恥毛を哀訴のすすり泣きの中に剃り取られていく。マゾの本性を引きずり出された女王は上体を起こされて、口元に突きつけられた怒張に従順な奉仕を捧げる。汚辱のなかに服従の叫びを放った葉子は、海老縛りを仰向けにされ、未開のアヌスに太一の指を抉り込まれて敗北への道を堕ちていくばかりだった。