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淫狼

幸福な上流家庭に突如侵入した誘拐犯。巨大な組織に拉致監禁された娘は、淫虐な調教の果てに性奴隷へと堕とされてゆく。

 
 都内に屋敷を持つ幸福な上流家庭・香川家の運命は、突如として侵入してきた強盗たちによって暗転した。人質として連れ去られたひとり娘の女子大生・香川弓子は巨大な売春組織に売られ、処女の身に淫虐な性奴隷調教をほどこされる。夫の眼前で凌辱された義母の香川理恵もまた使用人・佐野太一の情婦となり果てて背徳の性に溺れていった。
 強姦して従わせた女子大生・百合子を弄びながら弓子の消息を探る太一は、折しも女子高生・倫子を新たな生贄とした売春組織の本体に迫る。単身で組織に侵入し、奴隷少女・アピを従えた組織の女王・筑波葉子を凌辱して弓子を奪還した太一は、快楽の玩具となった母娘情婦の上に君臨してその肉を貪る。だが、やがて始まる売春組織の反撃と再度の対決。そして淫狼たちの取引のすえに美しい母娘を待ち受ける凄惨な運命とは……。
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文献
処女喰い
Y字架の聖母
愛奴漂景
淫狼(全3巻)
(日本出版社,2000年)
淫狼(全2巻)
(フランス書院,1992年)
淫狼(全3巻) :当サイト典拠
(ミリオン出版,1985年)

登場人物

女子大生 18歳 長期監禁型
処女 勝気
かがわ ゆみこ: O女子大に通う令嬢。大岡山の屋敷に住む。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 296 位/400人中 [ 1899 pts: 基礎票21+読者票1878
人妻・愛人 30代前半 脅迫呼出型
処女 勝気
かがわ りえ: 弓子の義母。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 70 位/400人中 [ 6193 pts: 基礎票4766+読者票1427
女子中学生 14〜15歳 自由意思型
処女 勝気
あぴ: 葉子のペット。ポニーテールの美少女。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 387 位/400人中 [ 1432 pts: 基礎票5+読者票1427
女子大生 18歳 脅迫呼出型
処女 勝気
ゆりこ: この春に短大に入ったばかり。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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女子高生 17歳 単発凌辱型
処女 勝気
のりこ: 高校三年生。大学二年生の治夫と結婚を前提に交際中。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 393 位/400人中 [ 1353 pts: 基礎票1+読者票1352
その他 - 自由意思型
処女 勝気
つくば ようこ: クラブ「妖」のママ、巨大組織を束ねるレズビアン。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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場面構成

淫狼 弓子 理恵 アピ 百合子 倫子 葉子
[01]侵入者 [ 1-1 〜 1-6 ] 弓子 理恵 - - - -
[02]義母環視凌辱 [ 1-7 〜 2-2 ] 弓子 理恵 - - - -
[03]人質ひとり娘 [ 2-3 〜 2-4 ] 弓子 - - - - -
[04]情欲の洗礼 [ 2-5 〜 2-9 ] 弓子 - - - - -
[05]連れ去られた令嬢 [ 2-10 〜 3-1 ] 弓子 - - - - -
[06]愛奴の檻部屋 [ 3-2 〜 3-5 ] 弓子 - アピ - - -
[07]穢れた回想 [ 3-6 ] - 理恵 - - - -
[08]処女の快楽責め [ 3-7 〜 4-1 ] 弓子 - - - - -
[09]被虐の契り [ 4-2 〜 4-4 ] 弓子 - - - - -
[10]百合子の奉仕 [ 4-5 〜 4-7 ] - - - 百合子 - -
[11]月下の破瓜儀式 [ 4-8 〜 4-10 ] 弓子 - - - - -
[12]美唇侵犯 [ 5-1 〜 5-2 ] 弓子 - - - - -
[13]美肉大の字晒し [ 5-3 〜 5-4 ] 弓子 - - - - -
[14]百合子羞恥責め [ 5-5 〜 5-7 ] - - - 百合子 - -
[15]無毛の天使 [ 5-8 〜 5-9 ] 弓子 - - - - -
[16]愛玩少女 [ 6-1 〜 6-3 ] - - - 百合子 - -
[17]全裸監禁快楽調教 [ 6-4 〜 6-7 ] 弓子 - - - - -
[18]クラブ「妖」の秘密 [ 6-8 〜 6-10 ] - - - - 倫子 -
[19]快楽の玩具 [ 7-1 〜 7-4 ] 弓子 - - - - -
[20]主従逆転 [ 7-5 〜 7-9 ] - 理恵 - - - -
[21]堕ちた美夫人 [ 8-1 〜 8-6 ] - 理恵 - - - -
[22]奇妙な同棲 [ 8-7 〜 8-9 ] - 理恵 - - - -
[23]第三の破瓜 [ 9-1 〜 9-3 ] 弓子 - - - - -
[24]情婦の誓い [ 9-4 〜 9-9 ] - 理恵 - - - -
[25]従順な愛奴 [ 10-1 〜 10-2 ] - - - 百合子 - -
[26]女体の生理 [ 10-3 〜 10-5 ] - 理恵 - - - -
[27]被虐の快楽 [ 10-6 〜 10-10 ] 弓子 - - - - -
[28]隷属の美夫人 [ 11-1 〜 11-3 ] - 理恵 - - - -
[29]監禁調教の果て [ 11-4 ] 弓子 - - - - -
[30]淫狼の強襲 [ 11-5 〜 11-6 ] - - アピ - - 葉子
[31]女王の敗北 [ 11-7 〜 11-9 ] 弓子 - アピ - - 葉子
[32]性の檻からの解放 [ 12-1 〜 12-2 ] 弓子 - - - - -
[33]汚辱の母娘 [ 12-3 〜 12-5 ] 弓子 理恵 - - - -
[34]令嬢の末路 [ 12-6 〜 12-7 ] 弓子 理恵 - - - -
[35]母娘相対姦 [ 12-8 ] 弓子 理恵 - - - -
[36]性宴の日々 [ 13-1 〜 13-3 ] 弓子 理恵 - - - -
[37]美夫人の拷問 [ 13-4 〜 13-7 ] - 理恵 - - - -
[38]決着のとき [ 13-8 〜 14-1 ] 弓子 理恵 - - - -
[39]籠絡された女王 [ 14-2 〜 14-5 ] - - - - - 葉子
[40]弓子の肉体改造 [ 14-6 ] 弓子 - - - - -
[41]お嬢さま奴隷の完成 [ 14-7 〜 14-8 ] 弓子 - - - - -
[42]魔窟の凌辱ショー [ 14-9 〜 14-10 ] - 理恵 - - - -
 【一日目】
 香川良行とひとり娘の弓子がクラシック・コンサートから大岡山の自宅へ戻ったとき、屋敷は明かりを消して奇妙に静まりかえっていた。番犬のドーベルマン・熊も沈黙するなか不審を抱きながら玄関を入った二人を迎えたのは、ピストルとナイフで武装した男女二人組の強盗。自由を奪われて居間へ連れ込まれた父娘は、椅子に縛りつけられた運転手の佐野太一とお手伝いのヨネの前に、着物を剥がれて凌辱された継母・理恵の後ろ手縛りの裸身が転がされているのを見る。悲痛な対面に号泣する理恵に、強盗の治郎とサチ子は環視のなかで穢された体を開いて見せるよう強要する。弓子の貞操を強盗たちから守るため、血を吐く思いで汚れた股間を開く理恵。ドレスを剥かれて素肌を脅かされながら美しい継母の浅ましい姿を見せつけられた弓子はおぞましさにすすり泣く。残忍さをつのらせる治郎が運転手の佐野に理恵夫人を抱くよう命じると、昂奮のあまり良行は持病の発作を起こして倒れる。
[ 1-1 〜 1-6 ]
 椅子に縛られたたまま下半身を剥き出しにされた佐野の前に、後ろ手縛りの理恵が引き据えられる。治郎に片方の乳ぶさを掴み出されていたぶられる弓子の悲痛な呻きに鞭打たれるように、理恵は使用人の毛むくじゃらの怒張を咥えて奉仕させられていく。若い男の逞しい怒張を愛撫しながら体を濡らしてしまった理恵は、佐野の腰の上に自らまたがってつながり、肉の反応に敗れて義理の娘の前で絶頂をきわめる。昂奮を抑えきれなくなった佐野の積極的な抽送によって続けて気をやらされた理恵は、佐野から降ろされると、自分の絞り出した愛液で濡れそぼる怒張を口で清めさせられるのだった。弓子は義母の無残な崩壊に胸をつぶされながら、佐野が剥き出しにした獣性に怯える。
[ 1-7 〜 2-2 ]
 穢し尽くされた理恵がようやく入浴を許されたとき、脳卒中で倒れた良行は適切な治療も受けずに死に瀕していた。治郎とサチ子は動転する理恵に五百万の身代金を命じたうえで弓子を人質として連れ去り、どことも知れぬモーテルに連れ込む。
[ 2-3 〜 2-4 ]
 【二日目】弓子は二人の強盗に挟まれて不安におののく夜を過ごす。治郎とサチ子は弓子の純潔を奪わないと約束するいっぽう、目覚めた弓子を面白半分に全裸に剥いて上半身を緊縛したうえ、椅子に開脚縛りにして自分たちの情交を見せつけた。男の獣欲に蹂躙されながら嬌声をあげる女の性のあからさまな姿に怯えながらも、弓子もまた処女の体を濡らしていく。
 サチ子が不在の隙に、治郎は椅子に縛りつけられてあからさまな弓子の乳首と股間をなぶり責め、メンソレータムを塗ったイボ付き指サックをはめた指で、弓子のアヌスを抉って淫靡な刺戟を与える。逆らうことのできない快楽に絶頂をきわめた弓子があぐらを海老縛りにされてアヌスを奪われようとした間際に、サチ子が一人の美女を連れて戻った。二人の強盗は身代金を奪う一方で、「ママ」と呼ばれるその女に弓子を売り飛ばす二重取引をしていたのだ。威圧的な美女によって処女であることを確かめられた弓子は、哀訴もむなしく五十万円で売り渡され、モーテルから連れ去られる。それは、幸福な女子大生のお嬢さまが淫靡きわまる肉奴隷へと変えられてゆく、苛酷で淫虐な運命の幕開けであった。
[ 2-5 〜 2-9 ]
 香川邸への強盗は、治郎の中学の先輩だった佐野太一によって手引きされたものであった。しかし弓子の身代金を持参してモーテルに現れた太一は治郎が約束を破って弓子を売り払ったことを知り、共犯は決裂する。ドーベルマン・熊の力で治郎とサチ子を制圧した太一は、弓子を買った女・筑波葉子の名前と居所を聞きだしたうえ容赦なく治郎とサチ子を射殺する。香川家に戻った太一は、強盗たちの謎の死と弓子の奪還の失敗だけを理恵に報告した。
[ 2-10 〜 3-1 ]
 目隠しをされた弓子は葉子の住む豪勢なマンションの中の一室に連れ込まれ、アピと呼ばれる年下の美少女に迎えられる。豪奢ななかにも奇妙な道具の数々を備えたその部屋こそは、囚われのお嬢さま女子大生が淫らな調教を課され、十八歳の白い処女肉を快楽人形に造り変えられていく性の牢獄にほかならなかった。アピに服を脱がされて浴室に連れ込まれた弓子は、下腹の毛を剃られているアピの裸形に自分の運命を見て戦慄する。弓子は二本のサチュロス型の柱の間に両腕を拡げて革の手枷で繋がれ、葉子の鞭で脅されながら羞じらう裸形を鑑賞される。股を開くことを拒んだ弓子はアピに尻を打たれながら、熱を孕み始めた体を愛撫されて濡らしていった。両脚も拡げて柱の根元に固定された体の到るところを、石けんを塗りたてたアピの手で責められた弓子は、年下の美少女が繰り出すレズ愛撫に屈服して悦びをきわめ失神する。
[ 3-2 〜 3-5 ]
 【三日目】
 理恵は、強盗たちに凌辱されたことを除いてすべての事実を警察に通報するが、弓子の行方は杳として知れず捜査は難航する。妻として母としての義務を続けながらも、理恵の胸には、治郎に打擲されながら使用人の前で裸になって緊縛され、犯されて悦びにのたうちまわったあの夜の忌まわしい記憶が甦ってくる。
[ 3-6 ]
 葉子のマンションでは、全裸に毛布一枚の姿をベッドにつながれて夜を明かした弓子が昼近くになって目覚めた。葉子の命令にためらった弓子は枷をはめられた四肢をベッドの四方に引き伸ばされ、処女の下腹と内股に鋭い鞭打ちを受けて泣く。アピの舌でクリトリスを責め上げられた弓子は昼の光のなかで生汗を噴いてのけぞり絶頂をきわめる。クリトリスに鎖のついた金環を装着されて下腹を鞭打たれた弓子は、未知の昂ぶりにのたうち屈服する。葉子は弓子の顔にまたがって濃紫に染め上げた恥毛の中に弓子の顔を埋めさせ舌で奉仕させる。金環に絞り出された尖りをアピの舌と筆でくすぐられた美少女は汗まみれの白い裸身を痙攣させて快美の絶頂に達した。
[ 3-7 〜 4-1 ]
 陽射しの中に大の字の裸身を曝して気を失った弓子を、葉子は訪ねてきた情人の青年・春彦とともに見降ろす。失神からさめた弓子は、すべてを剥ぎ取られたうえに啼き環まではめられた裸身を美貌の青年の眼に曝す羞恥に悶える。春彦によって処女を奪われることを宣告された弓子は、たくましい怒張を目の前に突きつけられ、腹と乳房を鞭打たれて脅されながら、自分の処女を奪うものを見せつけられる。生贄にされた秘肉の奥までをみだらに検分されて惨めさに泣きじゃくるお嬢さまの顔の真上で、葉子と春彦は男女の結合のさまを実演して見せるのだった。
[ 4-2 〜 4-4 ]
 太一は警察の前では忠実な下男を装い続け、その夜も熊を連れて河川敷に散歩に出る。二日前に理恵が自分の腰の上で見せた痴態を回想し、すでに穢されたであろう弓子の純潔を思って欲望に猛り立った太一は、情婦にしている十八歳の女子短大生・百合子の部屋を訪ねた。ひと月前に公園で一人でいるところに熊をけしかけられて脅され、太一に強姦されて処女を奪われた百合子は、太一を「お兄さま」と呼ぶ従順な女に変わっていた。全裸にされて縛られた美少女は、熊をけしかけると脅されて太一の怒張を咥えさせられ、健気な奉仕に励む。百合子を貫いて悶え泣きさせながら、太一の脳裏には、先日聞いた理恵のよがり歔きと、弓子が責められて絞り出すであろうすすり泣きの妄想とが、去来していた。
[ 4-5 〜 4-7 ]
 その夜更け、マンションに囚われた弓子に対する長い辱めが始まる。身を清められパンティとネグリジェを与えられた弓子が縛めなしで閉じ込められている部屋に、春彦とアピを従えた葉子が現れる。見物人の前で春彦に追いつめられ、凌辱の過程を楽しむためだけに与えられた着衣を引き裂かれてゆく弓子。ベッドに乗せ上げられて後ろ手錠の裸身を春彦に抱きすくめられ嬲られながら、尻や腰に葉子の鞭を受けた弓子は怯えと苦痛に泣き叫ぶ。仰向けにされ、葉子の覗き込む前で春彦の怒張に秘肉を引き裂かれて絶叫した弓子は、そのまま春彦のあぐらにまたがらされ、強姦で処女を奪われる汚辱と苦悶の表情を晒しものにされる。
[ 4-8 〜 4-10 ]
 破瓜の鮮血と射込まれた白濁で股間を汚した弓子の汗まみれの裸身が、死ぬほどの屈辱と羞恥にまみれて、後ろ手錠のままベッドに横たわっていた。股を閉じる気力もない弓子は、それでも、春彦が顔の前にまたがって怒張を咥えさせようとすると懸命に拒む。首輪をはめられてベッドの前に正座させられ鞭を入れられても口淫を拒む弓子に憤った春彦は、開口具を使って無理やり弓子の口をこじ開ける。嫌悪と屈辱に美貌を歪めながら、自分の処女の血に染まる怒張をさし込まれた弓子は、嗚咽とともに屈服の道を堕ち始める。
[ 5-1 〜 5-2 ]
 愛撫と鞭と強姦の責めでしこりきった体に風呂を使うことを許された後、弓子は二本のサチュロス柱の間に鎖で大の字に磔にされる。凌辱を加えられた屈服の裸身を加虐者のみならず眼の前の鏡で自分の目にまで晒しながら、弓子はアピの手で体を洗われる。石けんでぬめる肌にアピの裸身を擦りつけられ乳首とクリトリスに淫靡な刺激を与えられた弓子は衝き上がる快美にのたうち、アヌスに指を抽送されて喜悦の痙攣を曝した。
[ 5-3 〜 5-4 ]
 百合子に白濁まで嚥下させても、弓子を求めてやまぬ太一の渇きは癒されない。太一はすがりつく百合子を緊縛して椅子の肘掛けに脚を乗せた開脚縛りにし、正面に鏡を置いて、浅ましく開いて濡れ光る自分の秘肉を見せつける。羞恥に灼かれながら服従の言葉を口にする百合子は、股間を舐め上げられアヌスをいびられて生まれて初めての女の悦びをきわめる。そのままの姿勢で太一とつながって喜悦をきわめた百合子は、太一の怒張をすすんで口に咥える従順な女へと変化してゆく。
 太一が屋敷へ戻ると、良行が意識を取り戻さぬまま息を引き取ったところだった。
[ 5-5 〜 5-7 ]
 快楽にのたうつ美しい肉に堕ちた弓子は、大の字磔にされたままペットのあかしとして恥毛を剃られる。無毛の裸身を鎖につながれてあからさまに曝した弓子のなかで、女の最後の矜りが死んだ。剥き出しの肉芽に啼き環をはめられた弓子は、アピの淫靡な愛撫に躍らされるまま気品も教養も剥ぎ取られて快美のすすり歔きに溺れこんでいく。快楽の靄にかすんでゆく弓子の視界にふと現れる父の面影。父とともに最後に聞いたコンサートでの鐘の音が、二度とまともな生活には戻れぬ自分の、運命の弔鐘だったのだと弓子は知る。
[ 5-8 〜 5-9 ]
 【一週間後】
 良行の初七日の夜、ヨネ婆さんとともに理恵夫人から暇を出された太一は、未亡人となった理恵を情婦に落とす企みに思いをめぐらす。一週間ぶりに電話をかけた百合子に、受話器越しの自慰を強要して卑猥な音を立てさせる太一。身も心も太一に捧げ切った百合子は訪れた太一によって縄で緊縛されたうえ剃毛される。男の玩弄物に堕ちた緊縛の全裸のまま、安否を心配する母からの急な電話に何食わぬ声で応じる箱入りのひとり娘。後ろめたさにむせぶ百合子は太一の腿を前向きにまたがらされて鏡の正面に据えられ、剥き出しの下腹を曝し上げられながら股間に責め棒を呑まされていく。絶頂の寸前で焦らされた美少女は口惜し泣きとよがり声を噴いて、汗まみれの裸身を快楽に踊らせる。
[ 6-1 〜 6-3 ]
 同じころ、同じ年齢の女子大生・弓子は対照的に、愛の片鱗もない冷酷な性の呵責に囚われの裸身を踊らされようとしていた。葉子とアピの留守に残された弓子は春彦によって部屋の天井から吊り下げられ、四肢を大の字に拡げて鎖につながれる。連日のセックス調教により艶めきを増した裸身をくまなく曝してうなだれる弓子は、窮屈なアヌスに挿入された春彦の指が送り込むおぞましくも妖しい刺戟にあぶら汗を噴いてのたうつ。二本に枝分かれして電気で振動し頭を振る卑猥なバイブレーターを見せられ、哀訴もむなしく前後に異物を埋め込まれる屈辱に戦慄し嗚咽する弓子。バイブに振動を与えられた令嬢は、いまだ快楽に到らぬ汚辱の刺戟に操られるまま腰を淫らに振りたてる。リズムをはかって尻と下腹にたたき込まれる春彦の厳しくも巧みな鞭打ちの苦痛に絶叫し泣きわめきながら、汗を噴いて舞い狂う女子大生の全裸大の字の美肉。緩急を極めた春彦の鞭に官能の炎を掻き立てられた弓子は、二本のバイブに同時に振動を入れられつつ尻を鞭打たれると、総身を痙攣させてよがり歔きを慄わせながら、汗まみれののたうちの中に絶頂を極めて新たな性感を覚えた。こうして自由を奪われた白い生身に加えられる厳しい性の調教により、安楽に狎れた良家の女子大生は貞潔も教養も尊厳も剥ぎ取られて、肉の快楽に踊る女体玩具への道を着実に堕とされていく。美貌の令嬢を快楽奴隷へと作り変えていく淫らな監禁の日々は果てる兆しもなく続いていった。
[ 6-4 〜 6-7 ]
 【年末】
 再就職のための猶予を許されて香川邸に暮らす太一は、青山にある筑波葉子のクラブ「妖」を偵察し始める。神秘的な雰囲気で表面を偽装された喫茶店の奥に隠された寝室の存在を知った太一は、鏡だらけの部屋に覗きの仕掛けの存在を感じ取る。
 太一の推測どおり、そこは葉子が素人たちの痴戯を覗き見て罠にはめるための施設であった。ベッドの上で愛戯に励むカップルの男の方が野獣用の麻酔銃で眠らされると、残された女の方は会員の老人たちによってたかって凌辱されたうえ、全裸のまま生贄ショーへと引き出されるのだ。
 クリスマスイブの夜、大学生のボーイフレンドに処女を与えるつもりで「妖」の部屋に連れこまれた高校三年の処女・倫子は、頭巾を着けた四人の男に踏み込まれ、正体もなく眠らされた恋人の前で処女を代わる代わる犯されて狂乱する。後ろ手錠の全裸に鎖付きの足枷を嵌められ、スポットライトに照らされた舞台の上に引きずり出されて処女を穢された体を見せ物にされる倫子。淫靡なショーは、男根を屹立させた磔刑のキリスト像の上に尼僧姿の処女の白人少女がまたがらされていく残酷な凌辱劇で幕を閉じる。翌朝、クラブからひそかにマンションへ戻る女主人・葉子の姿を、張り込んでいた太一が捉えた。
[ 6-8 〜 6-10 ]
 クリスマスイブの夜、弓子は股間に啼き環をはめられた体にコートだけを羽織らされて、クラブ「妖」のショー見物に連れ出されていた。監禁されて以来初めて屋外の風景を車窓から見ても、弓子はおのが運命の暗転を思って声もなくうなだれる。「妖」の地下へ連れこまれ、女の地獄ともいうべき凌辱ショーの光景に戦慄する弓子。泣き叫びながら晒しものにされる女たちのなかに、処女を奪われたばかりの同年代の美少女の姿を見せられた弓子の体内には、おののきと昂ぶりが衝き上げる。葉子の腕の中で愛玩されて喘ぐ弓子の前で、股間をそそり立たせた磔刑のキリスト像の前に尼僧姿のブロンドの白人少女が引き出され全裸に剥かれる。後ろ手に縛られ、乳ぶさの間に十字架をきらめかせながら、仰向けに倒されたキリスト像の怒張の上に処女の股間を降ろされ、鮮血と悲鳴を噴くうら若い尼僧。四人がかりでめちゃくちゃに犯される少女を舞台の上に見つめながら、快楽のペットに調教された弓子の肉体は妖しい戦慄をこらえきれない。
 ショーの果てた後、葉子の私室に連れこまれた弓子は、官能に燃え立った体を明け方まで嬲り抜かれる。サチュロスの面をつけた春彦に襲いかかられて後ろ手に縛られ、荒々しく揺さぶられながら座位で責めたてられて激しい絶頂に衝き上げられる弓子。荒淫に疲れ果ててマンションに戻る女たちには、後をつけてくる太一の車の存在に気づくよしもなかった。
[ 7-1 〜 7-4 ]
 葉子のマンションの堅固な保安に落胆し、誘拐から数か月の監禁の間に弓子が受けたであろう屈辱の責めに妄想を馳せた太一は、寒中の尾行がたたって風邪に倒れる。ヨネ婆さんも百合子も不在の年末に自室で寝込んでいた太一に、女主人の立場も顧みず献身的な看病を尽くす理恵。高熱にうなされる中で夫人への欲情を高めた太一は、食事を運んできた理恵に錯乱したかのように襲いかかる。屋敷の中へ追いつめられ、抵抗を封じられて女主人の威厳を踏みにじられた理恵は、あの屈辱の夜と同じ居間へ運ばれ、後ろ手縛りに馬乗りになられて着物を引き剥かれていく。足首を帯でくくられて懸命のあらがいに転げ回りながら、むなしく全裸にされた理恵は、情けをかけてやった年下の使用人に裏切られ凌辱される屈辱に泣き顫える。太一はおぞましさに身悶える理恵の全身に口づけを這わせてねぶり上げ、熟れた女体を官能に屈服させていく。脚を割り拡げて固定された敗北の裸形を使用人の好色な眼に曝して、極限の羞恥にすすり泣く美夫人。アヌスの性感を責めたてられて淫らな悶え泣きにうねる理恵の汗まみれの体は、もはや快楽に捧げられた白い生贄でしかなかった。
[ 7-5 〜 7-9 ]
 太一の腕に抱かれて自室のベッドで目覚めた理恵に、前夜の凄艶な凌辱の記憶が甦る。孤閨に慣れた体を官能に崩されたうえ荒々しく侵入された理恵は、肉の快楽によがり声をあげて絶頂を極め、後ろ手縛りを太一の膝にまたがらされて喜悦に失神するまで責めたてられたのだ。
 服を着て逃げようとした理恵は太一に見つかり乱暴に打擲される。下劣な本性を剥き出しにした使用人の前に土下座して許しを乞うのを拒絶されて、屈辱に泣きむせぶ良家の女主人。ベルトで体中を打たれながらスカートを脱ぐよう命じられた理恵は、四つん這いになって剥き出しにした尻にベルトの鋭い打撃をたたき込まれて惨めさに呻き泣く。太一は理恵を這わせて寝室まで連れ戻し、あらためて全裸に剥いた理恵を、モップの柄を水平に渡した床柱に大の字に磔にする。使用人の情婦になることを誓わされたうえ剃毛を言い渡された理恵は、羞恥に嗚咽する表情を写真に収められ、剃毛されて飾り毛を失った姿をさらに撮影される。女の矜りを奪われて心の張りを失った理恵は太一の風邪をうつされて寝込み、使用人に看病される身となった。
[ 8-1 〜 8-6 ]
 高熱を出してうなされる理恵を太一はかいがいしく看病して、かつての女主人と二人きりの年末を過ごす。尿瓶の世話までされる心づくしを受けて太一に心を委ねきる理恵。熱の下がらぬ理恵は解熱のための浣腸を言い渡され、激しく羞じらいながらすすんで縛られていく。病にやつれた美夫人は汗にむれる肉体を愛撫に昂ぶらされたうえ、アヌスにクリームを塗られて浣腸をほどこされる。仰向けに横たわったまま拡げた膝を立てた理恵は、少女のように羞じらいながら、尻に当てられたおまるの中に排泄を遂げる。大晦日の夜も更けようとするころ、夫人の熱はようやく下がり始めた。
[ 8-7 〜 8-9 ]
 【新年】
 被虐の快感をたたき込まれる厳しい責めの日々に弓子の肉体は女の耀きを増していく。乱交パーティーの果てに明かした元日の朝、日課の剃毛を済ませた素っ裸に鎖だけをまとった弓子は、乳首とクリトリスに口紅を乗せられて葉子と春彦の前に引き出され、跪いて服従の口づけを捧げたうえ、春彦の膝にまたがって貫かれ喜悦の声をあげる。
 翌日の夜、後ろ手に縛られ正座させられた弓子に、春彦と葉子はアヌスへの第三の初夜を言い渡す。恐怖に顫えながら低い台に俯伏せに縛られた弓子は、肉芽を嬲られながら浣腸液を注ぎ込まれ、汚辱の排泄欲に生汗を噴いて痙攣する。アヌス栓を嵌められ、そこに春彦を受け入れることを誓わされてその怒張に口づけする弓子。トイレでアピに見られながら排泄を遂げた弓子は、観念しきれずにあらがう体をふたたび俯伏せに台に縛られ、葉子の鞭で尻を打たれながら長い髪を振り乱して泣き叫ぶ。恐怖にうつろな眼差しを見開いて歯を噛み鳴らし胴震いする生贄女子大生の、クリームを塗り込められたアヌスに、春彦の剛直が突き刺さっていく。のたうちながら第三の処女を奪われた令嬢は、鮮血を散らして失神した。
[ 9-1 〜 9-3 ]
 三日になって病床を離れた理恵は身も心も太一の情婦へと変わっていた。和服のまま下腹を剥き出しにされ、剃毛されたうえ太一の舌でなぶられて理恵は絶頂を極める。全裸にされて後ろ手に緊縛された理恵は、床柱の根元に尻を降ろしてくくりつけられ、投げ出した脚をモップの柄の両端に開脚縛りにされる。だが、股間に据えられた鏡に映る秘肉を見せられながら乳房をいたぶられた理恵は、太一が剥き出しにする嗜虐の本性を知って嫌悪と悔恨に泣きむせぶ。太一は口惜しげにおののく美夫人の秘肉に催淫クリームを塗り込め、快美の刺戟に顫える女体をじわじわと責めあげる。ついに屈服して、淫欲の解放を求める卑猥な言葉を口にする理恵。太一は振動するバイブレーターを理恵の股間にねじ込み、快楽に操られる玩具と化してのたうつ美夫人を絶頂の痙攣に追い上げ失神させる。肉の悦びに屈した若き人妻は使用人の情婦になることを誓わされ、命じられるままその怒張に舌をさしのべていく。売春組織に囚われて同じような奉仕を強いられているであろう弓子を、義母と並べて責めなぶる妄想が太一の脳裏には去来していた。
[ 9-4 〜 9-9 ]
 正月が明けると、太一は理恵との愛欲にふける一方で百合子をダシにして「妖」の偵察を再開する。「妖」の固いガードに苛立つ太一の胸の裡も、新しい情婦の存在も知らずに、「おにいさま」と呼びならわせられる太一との逢い引きに胸躍らせる百合子。クラブの寝室に連れこまれ、毎日の剃毛を命じられた稚なさの残る可憐な肉体を全裸に曝し上げられた美少女は、太一の怒張にいじらしい奉仕を捧げつつ、従順に緊縛を受けて昂ぶっていく。
[ 10-1 〜 10-2 ]
 太一の情婦となって屋敷にこもり切りの理恵夫人もまた、太一の週一度の不審な外出と別の女の匂いに疑惑と淋しさをつのらせていた。太一の外出のたびに寝室の床柱に四肢を拡げた磔にされ、股間に張形を咥え込まされて放置される理恵は、ある日太一の留守中に生理を迎える。ドス黒い血を股間から垂れ流した磔姿のまま、帰宅した太一によって敏感になった体をいたぶられた理恵は、あっけなく絶頂を迎える。理恵は服従の思いを噛みしめながら、他の女を歔かせてきたのであろう太一の怒張を咥えてしゃぶりたてていくのだった。
[ 10-3 〜 10-5 ]
 雛祭りの夜に予定されている「妖」恒例の凌辱ショーに備えるため、眼隠しをされてマンションから連れ出された弓子は「妖」の会員でもある産婦人科医・笠井の病院へ連れこまれる。眼隠しのまま、性の玩具に堕とされた肉体を初めての男の眼と卑猥な批評に曝して、屈辱に慄然とする弓子。婦人科の内診台に四肢を固縛されて無残な開脚を見せ物にされた弓子は、拡張器付きの膣鏡でくつろげられた膣の奥を覗き込まれつつきまわされて快感と汚辱の嗚咽を洩らす。美しい肉を物として扱われながらも快美の反応を返してしまう惨めさにすすり泣く美少女は、葉子が企んでいるおぞましい肉体改造手術のことを、まだ知る由もない。手術の執行の報酬に弓子を責める機会を得た笠井は、眼隠しのまま内診台に磔にされている弓子のアヌスに指を突き立てて掻き回しつつ、舌でクリトリスを吸い上げて、のたうつ若い女体に凄絶な絶頂を極めさせる。快楽に抗えぬ体に堕とされた自分の運命に暗澹とする弓子は、五百CCの石けん液で浣腸されたうえ捻じりのついた赤い鑞燭でアヌスに栓をされ、排泄を堰かれる苦しみに汗を噴いてのたうつ。男根型の膣圧計を子宮口まで埋め込まれ、前後の棒を同時に抽送されて狂乱し泣き叫ぶ弓子の口に、春彦は強引に怒張を押しこんだ。言語を絶する苦悶の中に芽生えてくる目くるめくばかりの被虐の陶酔に全身を痙攣させながら、弓子は至福の快楽へと昇りつめていく。
[ 10-6 〜 10-10 ]
 【二月】
 太一は、特製シャッターで固く守られた葉子のマンションに侵入して弓子を奪還する方法を探る。葉子との対決を避けられないと悟った太一の脳裡には、美貌のサジスチンに対する復讐の凌辱の計画が浮かぶ。
 太一に連日苛まれ、その留守の間は股縄をされて放置されている理恵の体は女の艶めきをいや増していく。警察の手を借りずに弓子を奪還する太一の計画を聞かされ、弓子の救出を望む一方で、その後に待つ恥辱的な再会と太一がもくろむ母娘なぶりのおぞましさにおののく理恵。風呂場で愛撫されながら諦念とともに太一に愛を捧げた理恵は、太一の膝をまたがらされて貫かれ快美の痙攣におちいる。陶然となったままアヌスをなぶられて、貫かれたまま休みなく再度の絶頂を極めた理恵は、後ろ手の海老縛りにされてマットレスに俯伏せに転がされ、濡れ手拭いで尻を打たれアヌスを捧げる誓いを口にしたのち、直腸に剛直を突き立てられて失神した。
[ 11-1 〜 11-3 ]
 最初のアヌス破瓜以来、浣腸とアピの手によるアヌス拡張器馴致を繰り返されてきた弓子は、二度目のアヌス凌辱を受ける。後ろ手に縛られ、椅子に掛けた春彦の膝に前向きにまたがらされて尻を犯された弓子は、肉体と精神の苦悶にのたうつ姿を葉子の眼に曝し上げられる。直腸を引き裂かれ埋め尽くされて体中に生汗を噴きながら、苦痛とない交じったアヌスの強烈な快感に目覚めさせられ、歔き始める弓子。肉芽をいじられ張形を前に呑み込まされた弓子は、春彦の膝の上で跳ねまわり叫びたてながら、直腸に注がれる灼熱の衝撃を受けて痙攣しつつ昇りつめる。
 明け方近くまで責められて昼過ぎにようやく目覚めた弓子は、アヌスの快楽まで知って娼婦になりきったけだるい肉を自ら慰める。こうして無垢で慎み深かった十八歳の女子大生は、長きにわたる監禁と辱めの中にむなしく求め続けた救いも得られず、淫虐を極めた性の洗礼の果てに処女から快楽奴隷へと堕ちた。女体をくまなく調教され尽くした良家の令嬢には、いまだ残る娘らしい慎みと羞じらいとは裏腹に、もはや守るべき貞操のひとかけらも残されてはいないのだった。
[ 11-4 ]
 周到な準備ののち太一はドーベルマンの熊を伴ってマンションへの強襲を決行する。覆面で顔を隠した太一は、外出から帰ったアピが特製シャッターを開けた隙をついて押し入る。おののく美少女を人質にした太一は専用エレベーターで階上へ昇り、黒のネグリジェをまとった葉子とまみえる。女王の驕慢を剥き出しにした葉子は鞭を振るって闘うが、太一の手刀に当て落とされ、俯伏せに倒れた尻に奪われた鞭を打ち込まれて伸びきる。黒のスキャンティ一枚に剥かれ、弓子を縛るのに使ってきたロープで後ろ手に緊縛された葉子は、敗北の屈辱に顫え呻きながら、奴隷のように鞭で追われてアピと弓子の前に引きずり出される。
[ 11-5 〜 11-6 ]
 弓子がベッドに両手首をつながれて毛布一枚を掛けただけの全裸で閉じ込められている部屋で、太一はアピを椅子に縛りつけ、天井からぶら下がる鉤に葉子の後ろ手のロープを吊り下げる。奴隷に堕とされたお嬢さまの姿に猛る太一は、佐野らしき覆面の男の登場に驚愕して呆然となる弓子の眼の前で葉子を打擲し、無造作に脱がせたスキャンティを噴辱に呻く頭にかぶせて辱める。爪先立って隠すすべもない女王の尻に腹に下腹に太腿に弾ける報復の鞭の打撃。激しい苦痛に敗れて屈服の悲鳴をあげる葉子は、犬で犯すと脅されて泣きながら惨めな服従の言葉を吐く。
 吊りをゆるめられ、絨毯の上に股を拡げて尻を掲げた俯伏せに押し伏せられた葉子は、奴隷たちの前での肉芽とアヌスをいたぶられる血を吐かんばかりの屈辱に呻きながら、後ろから犯されていく。しかし昂ぶりに負けて歔きだした葉子から太一は離れ、その隣にアピを引きずり出して同じ恰好にさせると、スカートをまくりパンティを剥き下げて無毛の股間を貫く。代わるがわる犯されて快美と屈辱に歔く女王と少女奴隷。アピの屈服の叫びに続いて、誇り高い女王もまた汗まみれの体をのたうたせながら、かつて知らぬ服従の歓喜に淫らな雌泣きを張り上げる。完全な敗北に気力をくじかれた葉子は命じられるまま太一の怒張を口に突き立てられ舌を使わされ、生まれて初めての口淫に泣きながら、奴隷たちの前で凌辱者の白濁を呑み下させられる。再び鎖を吊られて膝立ちに葉子に対して剃毛が宣告される。哀訴を無視してシェービングクリームを塗られながら屈辱の叫びを吐いた女王は、凌辱され尽くした肉体と表情をくまなく写真に収められたうえ、奴隷の誓いを立てさせられて号泣しながら、服従のあかしを剃り取られていく。
[ 11-7 〜 11-9 ]
 犯されたまま呆然となっている葉子とアピの前で太一は弓子を解放する。ベッドにつながれていた弓子の毛布を剥ぐと、箱入り娘だったお屋敷のお嬢さまは、調教され尽くし磨き抜かれた女体に革褌を装着された屈辱の全裸をかつての使用人の眼に曝す羞恥に、歯を食いしばって顫えおののいていた。革褌をはずされるにつれて明らかになってゆく無毛の下腹と、前にも後ろにも太い棒を呑まされて濡れそぼつ淫靡な秘肉。無垢な処女から性奴へと作り変えられた弓子の肉体に、太一は今後の母娘責めのことを思って昂ぶる。
 屋敷へと戻る車の中で父の死とその後の事件のいきさつをうつつなく聞かされながら、不意に戻ってきた日常に、弓子は喜びよりも不安を掻き立てられる。屋敷で理恵に出迎えられ、義母と肩を寄せ合って泣きむせぶ娘。しかし理恵の涙は、やがて始まる母娘責めの羞恥を思っての涙でもあった。
[ 12-1 〜 12-2 ]
 娼婦のようにされた弓子の体を目の当たりにし、その心身の変貌に打ちひしがれつつおののいた理恵は、翌日の昼近く、心中の不安を訴えながら母娘ともども太一の情婦にされる運命への哀しいあきらめに身を委ねる。いっぽう弓子の胸にも、戻ってきた日常への異和感と、理恵と太一の関係への疑惑がわだかまっていた。急かれるように屋敷からマンションへ戻ろうとした弓子を太一が呼び止める。一夜にして矜りを取りもどした令嬢は、下劣な本性を露わにした使用人の顔に唾を吐きかけ、情痴の関係に落ちた運転手と義母への嫌悪をあらわにする。
 許しをもとめる理恵を無視して弓子を当て落とし気絶させた太一は、ついに手に入ったお嬢さまを下着姿に剥き、寝室の床柱に立ち縛りにする。目覚めさせられた弓子が見たのは、命じられて裸になった理恵が、鞭で脅されながら情夫となった使用人の前に跪く酸鼻な光景だった。剃り上げられた義母の下腹を見て母娘がともども落ちた淫虐な運命に声もない弓子の前で、理恵は太一の怒張を口に咥えて服従の奉仕に励む。おぞましい光景に嫌悪と侮蔑の叫びをほとばしらせ罵倒を吐く令嬢に対し、太一の激怒が弾ける。
[ 12-3 〜 12-5 ]
 荒々しくブラジャーをむしり取ってお嬢さまの乳ぶさを引きずり出した太一は、泣いていやがる弓子の乳首を甘噛みして悶えさせながら、パンティを剥き下ろして無毛の全裸を曝し上げる。使用人のなぶりものにされる屈辱に呻きながらも、調教され尽くした体が濡れてゆくのを止められない弓子は、焦らしたてられたあげく立ち縛りのまま太一の怒張で股間を貫かれて、揺さぶられつつ官能に屈してゆく。太一は弓子の下肢を拡げてモップの柄の両端に足首を縛りつけ、もはやどこも隠すことのできない裸身を理恵の眼に曝したうえで、マンションから奪ってきたバイブレーターを振動させながらお嬢さまの濡れ光る秘肉に抉り込んでいく。埋め込まれた太いものの淫靡な振動に反応し、乳ぶさを弾ませ腰を振りながらよがり声を放って乱舞する弓子の美しい女体。振動を止められたバイブを太一の手で抽送されながら、お嬢さまは凄艶な絶頂に昇りつめる。
 快楽の余韻にがっくりとうなだれる弓子に対する淫虐の責めはまだ終わらない。立ち縛りから解かれ、布団の上で後ろ手のまま太一に犯された弓子は荒々しく乗りまわされながら再び絶頂を極める。俯伏せにされ、濡れの少ないアヌスを強引に貫かれて激痛に泣き叫び痙攣する美少女。血をにじませながら尻を犯されている娘の無残な裸身の隣に四つん這いにさせた理恵の秘肉に、太一はバイブを埋め込んで絶頂を極めさせる。骨抜きになった理恵は、尻を貫かれたまま太一のあぐらの上に起こされて衝撃に絶叫する弓子の開き切った股間の秘裂に、命じられるままバイブを埋め込んでゆく。尻を揺さぶられバイブを抽送されて性の悦楽にのたうちまわる弓子は、理恵が与える口づけに唇を委ねつつ、汗まみれの裸身を引き痙らせて激しい絶頂を極める。直腸に白濁を注ぎ込まれて快美に跳ね躍る箱入り娘の凄艶な敗北の姿に、母の理恵さえも呆然となるのだった。
[ 12-6 〜 12-7 ]
 酸鼻な凌辱が果ててひとつ床で仮眠をとった後、命じられて夕食を作っていた理恵がふと寝室へ戻ると、そこでは、令嬢の誇りをかなぐり捨てた弓子が、仰向けになった太一の上に逆しまにかぶさって怒張をしゃぶりたてていた。自分たちが堕とされた無残な境遇に声もなく羞じらう母娘。理恵を布団に大の字に縛って和服の下から胸と下腹を剥き出しにした太一は、葉子が弓子を責めるのに使っていた相対張形を持ち出し、激しくあらがう弓子の腰に装着する。観念した弓子は股間に剛直をそそり立てながら、拡げきった理恵の股間に腰を押しこんでいく。母娘でつながり合う背徳の性戯にむせび泣きつつ腰を振り合う弓子と理恵。情欲の汚泥のなかにのたくり嗚咽する理恵の口に、太一は怒張を含ませていく。
[ 12-8 ]
 娼婦の習性に染められた弓子は、素っ裸で寝室にこもりきって昼夜を問わず太一のなぶりものにされる懶惰な生活へと堕ちた。手首と足首を左右それぞれ縛りあわされ下肢を大きく開いて仰向けに転がされた弓子は、もはや羞じらいも誇りも捨てきって剥き出しの肉を隅々まで太一の眼に曝す。太一は弓子の肉芽に啼き環を嵌めアヌスにバイブレーターを抽送して、女子高生時代から憧れていたお嬢さまの美しい裸体を責めなぶり歔き声を絞りとる。啼き環もバイブもつけたまま剛直で貫かれて絶頂を極めた弓子に口を使わせたうえ、太一はその高貴な美貌に白濁を撒き散らすのがつねであった。
 理恵はマンションで弓子に使われていた革褌を嵌めたまま放置され、欲情を昂ぶらせていた。褌をはずされて濡れそぼつ肉を暴かれた理恵は、大の字縛りにされている弓子の上に俯伏せの逆しまにされて四肢を縛り合わされ、尻を鞭打たれる。浅ましい肉の密着に羞じらい悶える女たちは、互いの爛れた股間に顔を押しつけられ、それぞれの肉芽に淫らな舌技をほどこし合う。快美に歔きながら陶酔の極みに反り返る娘。母もまた、娘の舌で肉芽をくすぐられながら太一の剛直でアヌスを抉られてみじめに尻を振りたてる。母と娘が絡み合う淫らな性の宴は連日続けられていった。
[ 13-1 〜 13-3 ]
 弓子の奪還から五日後、買い物に出た理恵は春彦のグループに襲撃されて葉子のマンションへと拉致される。侵入者の正体をたやすく突きとめた葉子が弓子を取りもどすための人質として理恵を狙ったのだ。葉子は太一と弓子に呼び出しの脅迫電話をかける一方で、かつて弓子が囚われていた部屋で、弓子に劣らぬ美女に対する淫靡な拷問にとりかかる。復讐に燃える葉子の前に後ろ手縛りで引き出されても頑なに問いを拒む理恵は、春彦に着物を剥かれて無毛の全裸を曝し、天井の鎖から両手を吊られ爪先が宙に浮くまで吊り上げられる。苦悶と羞恥に悶える美女は尻に下腹に腹に葉子の容赦のない鞭を打ち込まれ、白い肌に血を噴きこぼして屈服する。太一との情交を隠そうとする理恵をさらに責めるため、春彦は、爪先立ちを開脚させて人の字に固定した理恵のクリトリスとアヌスにクリームを塗り込めていく。脚を閉じることもできないまま腰を振りたてて掻痒感にのたうつ理恵はついに使用人との浅ましい情交を認め、立ったまま春彦に犯される。快美の高みに追い上げられた理恵は、電話のベルが太一の訪れを告げたときには絶頂の直前のよがり歔きにのたうたされていた。
[ 13-4 〜 13-7 ]
 太一と弓子が親衛隊に護送されて部屋に現れる。緊張と屈辱の記憶に張りつめる葉子に対して不敵なからかいを投げつけながら奥に通された太一は、人の字に天井から吊られ、拷問の痕も生々しい体を玩弄されて絶頂寸前の昂ぶりに追い上げられたまま放置されている全裸の理恵と対面する。策を秘したままあえて捕らわれた太一は理恵の正面に両手を吊り下げられて下半身を剥き出しにされ、復讐心に狂乱する葉子の凄まじい報復の鞭を怒張と睾丸にたたき込まれて悶絶する。春彦は太一の両脚を拡げて縛りつけ、男色趣味の手下・五郎に命じて尻にクリームを塗り込めて鞭打たせる。男に尻を犯されて荒々しく揺さぶられる太一の眼の前で、命じられて全裸になった弓子が従順に跪いて春彦の怒張を咥えさせられ、アピの手でアヌスクリームを塗り込められた理恵が春彦に尻を貫かれて苦鳴をほとばしらせる。人の字に吊られて背後から春彦に責めたてられる理恵は、前の肉芽を弓子になぶられて、向き合った太一と同時に凄絶な絶頂を極めた。
 弓子誘拐に始まる一連の事件の真相を記録したものを百合子に預けてきていた太一は、それを警察に渡さないための条件として、母娘の解放と「妖」への加入を要求する。組織の危地に立たされた葉子は、太一に屈服させられた肉の疼きに衝かれつつ、同盟の申し出を受け入れる。
[ 13-8 〜 14-1 ]
 葉子との対立に決着をつけた太一は理恵との甘美な同棲に戻り、弓子は自らの意思でマンションに戻って春彦の調教を受ける。マゾ奴隷となった弓子を三月三日のSMショーでオークションに出す計画を立てた葉子は、ショーの目玉である内裏雛凌辱劇の主役に理恵を借り受けることを太一に申し出る。太一の出した屈辱的な交換条件をも羞じらいつつ受け入れる葉子には、もはや驕慢な女王の面影はなかった。葉子をホテルの寝室に連れ込んだ太一は、屈従の気配をにじませる美しい女王に服を脱がせ、跪いてうなだれる葉子の胸に後ろ手の厳しい縄目をほどこしていく。耳からはずされた耳飾りを勃起した乳首に取り付けられて被虐の官能に燃え上がる葉子。パンティを剥かれてあぐら縛りにされた葉子は、仰向けに転がされて生え初めた恥毛を哀訴のすすり泣きの中に剃り取られていく。マゾの本性を引きずり出された女王は上体を起こされて、口元に突きつけられた怒張に従順な奉仕を捧げる。汚辱のなかに服従の叫びを放った葉子は、海老縛りを仰向けにされ、未開のアヌスに太一の指を抉り込まれて敗北への道を堕ちていくばかりだった。
[ 14-2 〜 14-5 ]
 マンションに戻ってから一週間後、弓子をマゾ奴隷として完成させる残酷な手術が笠井産婦人科病院で行われる。卵巣を電気で殺されたうえ、クリトリスの包皮切除と小陰唇のピアシングをほどこされて男の快楽にかしずくだけの肉体へ変貌させられる無残な肉体改造の宣告を、弓子はうつろな心で聞いていた。内診台に脚を拡げて固定され、二度と戻らぬ酸鼻な変形を十八歳の女体に加えられたとき、お屋敷の令嬢として幸福な結婚生活を夢見ていた女子大生は死に、クラブの地下室に閉じ込められて客を取らされ続けるマゾ娼婦が誕生した。
[ 14-6 ]
 【三月一日】
 ショーの二日前、葉子に理恵を貸した代償として太一はセリに出される前の弓子の最初の客となる。股間のリングにつながれた鎖を引かれてクラブ「妖」の一室に曳かれてきた全裸の弓子は、客が太一と悟ると、娼婦に堕ちる覚悟も束の間、かつての使用人の前に惨めな転落の姿を曝す屈辱に激しく嫌悪し反抗する。跪いて泣きむせぶ弓子の股間から伸びる金の隷属の鎖を握り、お屋敷のお嬢さまが最後の矜りを振り絞って投げつける罵倒を嘲笑う太一。部屋の責め柱を抱かされて両手の手錠と股間の鎖を固定された弓子は反抗の罰として、逃れることのできない尻に激しく鞭をたたき込まれ、赤い鞭痕を刻んだ汗まみれの体を顫わせながらついに屈服の言葉を口にする。椅子に上げられて開脚させられた弓子の股間に、包皮を取り除かれた肉芽と穿孔され金の環をはめられた陰唇とが、奴隷の証としてさらけ出された。堕とされた運命の惨めさにブルブル泣き慄えるお嬢さまの肉芽に太一は啼き環をはめ、性奴隷に堕ちた女の秘裂に鞭の柄を抉り込む。肉芽を吸われアヌスに指を突き立てられてマゾの快楽に悶え泣きながら絶頂を極める弓子の姿こそは、処女だった良家の令嬢女子大生に課せられた苛酷なセックス調教の、淫靡にも華麗な結末にほかならなかった。椅子に掛け脚を拡げて突き出した太一の尻の穴に、跪いた美貌の令嬢が舌を差し伸べていく。無垢だった女体に酸鼻な調教と改造を受け、二度と出られぬ性の魔界に全裸でつながれた弓子お嬢さまの淫らな奴隷奉仕姿に、太一は快楽の噴射をこらえることができなかった。
[ 14-7 〜 14-8 ]
 【三月三日】
 三月三日の「妖」の特別ショーは盛会を極めた。雛祭りの特別ショーと女体オークションを目当てにホールにひしめいた会員たちに紛れてただ一人酒をあおる太一の胸中には、凌辱ショーに貸し出されると知ってなお太一への隷属の愛を告白した理恵と、夜ごと老人たちの玩弄物にされる弓子への、複雑に屈折した想いが去来していた。特別ショーの幕が上がると、十二単衣に盛装した女雛姿の理恵が舞台に現れる。桃の花を愛でる典雅な美女の背後に忍び寄った五人囃子の登場とともに、高貴な女雛の輪姦凌辱ショーへと変転する舞台。四人がかりで手足を押さえられ、乱された衣裳の間から乳首に紅を載せた乳ぶさをつかみ出されて女雛はか細い悲鳴をあげる。無毛の下腹を剥き出しにされ、桃の花散る舞台の上で五人の男に入れ替わり犯される姿を見せ物にされる美女の凄艶な姿が、観客たちの大きな喝采を呼んだ。ショーが果て、つらい試練に楽屋ですすり泣く理恵を太一は抱きしめる。人目もはばからず交わっていく二人をよそに、舞台の上では、後ろ手錠の全裸にオークションの番号札を頸からかけられた弓子が股間の鎖を曳かれてスポットライトの中にすすみ、無明の地下室に生きる肉奴隷としての第一歩を踏み出していた。
[ 14-9 〜 14-10 ]
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