だしぬけにスカートの裾をめくり上げられて、弓子は魂消えるばかりの悲鳴をあげた。
【一日目】
香川良行とひとり娘の弓子がクラシック・コンサートから大岡山の自宅へ戻ったとき、屋敷は明かりを消して奇妙に静まりかえっていた。番犬のドーベルマン・熊も沈黙するなか不審を抱きながら玄関を入った二人を迎えたのは、ピストルとナイフで武装した男女二人組の強盗。自由を奪われて居間へ連れ込まれた父娘は、椅子に縛りつけられた運転手の佐野太一とお手伝いのヨネの前に、着物を剥がれて凌辱された継母・理恵の後ろ手縛りの裸身が転がされているのを見る。悲痛な対面に号泣する理恵に、強盗の治郎とサチ子は環視のなかで穢された体を開いて見せるよう強要する。弓子の貞操を強盗たちから守るため、血を吐く思いで汚れた股間を開く理恵。ドレスを剥かれて素肌を脅かされながら美しい継母の浅ましい姿を見せつけられた弓子はおぞましさにすすり泣く。残忍さをつのらせる治郎が運転手の佐野に理恵夫人を抱くよう命じると、昂奮のあまり良行は持病の発作を起こして倒れる。
弓子の片方の乳ぶさはドレスの間からいびつな恰好で引き出されたままになっている。
椅子に縛られたたまま下半身を剥き出しにされた佐野の前に、後ろ手縛りの理恵が引き据えられる。治郎に片方の乳ぶさを掴み出されていたぶられる弓子の悲痛な呻きに鞭打たれるように、理恵は使用人の毛むくじゃらの怒張を咥えて奉仕させられていく。若い男の逞しい怒張を愛撫しながら体を濡らしてしまった理恵は、佐野の腰の上に自らまたがってつながり、肉の反応に敗れて義理の娘の前で絶頂をきわめる。昂奮を抑えきれなくなった佐野の積極的な抽送によって続けて気をやらされた理恵は、佐野から降ろされると、自分の絞り出した愛液で濡れそぼる怒張を口で清めさせられるのだった。弓子は義母の無残な崩壊に胸をつぶされながら、佐野が剥き出しにした獣性に怯える。
裸になったら何をされるかも知れないという恐怖が先に立った。
穢し尽くされた理恵がようやく入浴を許されたとき、脳卒中で倒れた良行は適切な治療も受けずに死に瀕していた。治郎とサチ子は動転する理恵に五百万の身代金を命じたうえで弓子を人質として連れ去り、どことも知れぬモーテルに連れ込む。
弓子は白い腹をみだらに波打たせて、のけぞった。
【二日目】弓子は二人の強盗に挟まれて不安におののく夜を過ごす。治郎とサチ子は弓子の純潔を奪わないと約束するいっぽう、目覚めた弓子を面白半分に全裸に剥いて上半身を緊縛したうえ、椅子に開脚縛りにして自分たちの情交を見せつけた。男の獣欲に蹂躙されながら嬌声をあげる女の性のあからさまな姿に怯えながらも、弓子もまた処女の体を濡らしていく。
サチ子が不在の隙に、治郎は椅子に縛りつけられてあからさまな弓子の乳首と股間をなぶり責め、メンソレータムを塗ったイボ付き指サックをはめた指で、弓子のアヌスを抉って淫靡な刺戟を与える。逆らうことのできない快楽に絶頂をきわめた弓子があぐらを海老縛りにされてアヌスを奪われようとした間際に、サチ子が一人の美女を連れて戻った。二人の強盗は身代金を奪う一方で、「ママ」と呼ばれるその女に弓子を売り飛ばす二重取引をしていたのだ。威圧的な美女によって処女であることを確かめられた弓子は、哀訴もむなしく五十万円で売り渡され、モーテルから連れ去られる。それは、幸福な女子大生のお嬢さまが淫靡きわまる肉奴隷へと変えられてゆく、苛酷で淫虐な運命の幕開けであった。
「お嬢さんを買ったそのママというのは誰だ」
香川邸への強盗は、治郎の中学の先輩だった佐野太一によって手引きされたものであった。しかし弓子の身代金を持参してモーテルに現れた太一は治郎が約束を破って弓子を売り払ったことを知り、共犯は決裂する。ドーベルマン・熊の力で治郎とサチ子を制圧した太一は、弓子を買った女・筑波葉子の名前と居所を聞きだしたうえ容赦なく治郎とサチ子を射殺する。香川家に戻った太一は、強盗たちの謎の死と弓子の奪還の失敗だけを理恵に報告した。
汗まみれの白い肉体が、二度、三度と、電流に触れたように硬直し、腰を衝き出した。
目隠しをされた弓子は葉子の住む豪勢なマンションの中の一室に連れ込まれ、アピと呼ばれる年下の美少女に迎えられる。豪奢ななかにも奇妙な道具の数々を備えたその部屋こそは、囚われのお嬢さま女子大生が淫らな調教を課され、十八歳の白い処女肉を快楽人形に造り変えられていく性の牢獄にほかならなかった。アピに服を脱がされて浴室に連れ込まれた弓子は、下腹の毛を剃られているアピの裸形に自分の運命を見て戦慄する。弓子は二本のサチュロス型の柱の間に両腕を拡げて革の手枷で繋がれ、葉子の鞭で脅されながら羞じらう裸形を鑑賞される。股を開くことを拒んだ弓子はアピに尻を打たれながら、熱を孕み始めた体を愛撫されて濡らしていった。両脚も拡げて柱の根元に固定された体の到るところを、石けんを塗りたてたアピの手で責められた弓子は、年下の美少女が繰り出すレズ愛撫に屈服して悦びをきわめ失神する。
柔らかく感覚の最も鋭い部分を鞭打たれるという恐怖は尻打ちの比ではなかった。
葉子のマンションでは、全裸に毛布一枚の姿をベッドにつながれて夜を明かした弓子が昼近くになって目覚めた。葉子の命令にためらった弓子は枷をはめられた四肢をベッドの四方に引き伸ばされ、処女の下腹と内股に鋭い鞭打ちを受けて泣く。アピの舌でクリトリスを責め上げられた弓子は昼の光のなかで生汗を噴いてのけぞり絶頂をきわめる。クリトリスに鎖のついた金環を装着されて下腹を鞭打たれた弓子は、未知の昂ぶりにのたうち屈服する。葉子は弓子の顔にまたがって濃紫に染め上げた恥毛の中に弓子の顔を埋めさせ舌で奉仕させる。金環に絞り出された尖りをアピの舌と筆でくすぐられた美少女は汗まみれの白い裸身を痙攣させて快美の絶頂に達した。
ちっちゃな乳首が、悲鳴をあげるようにそり反り、ヒクヒク顫える。
陽射しの中に大の字の裸身を曝して気を失った弓子を、葉子は訪ねてきた情人の青年・春彦とともに見降ろす。失神からさめた弓子は、すべてを剥ぎ取られたうえに啼き環まではめられた裸身を美貌の青年の眼に曝す羞恥に悶える。春彦によって処女を奪われることを宣告された弓子は、たくましい怒張を目の前に突きつけられ、腹と乳房を鞭打たれて脅されながら、自分の処女を奪うものを見せつけられる。生贄にされた秘肉の奥までをみだらに検分されて惨めさに泣きじゃくるお嬢さまの顔の真上で、葉子と春彦は男女の結合のさまを実演して見せるのだった。
無残にも、弓子は春彦にまたがらされて、奥の奥まで完膚なきまでに犯されつくした。
その夜更け、マンションに囚われた弓子に対する長い辱めが始まる。身を清められパンティとネグリジェを与えられた弓子が縛めなしで閉じ込められている部屋に、春彦とアピを従えた葉子が現れる。見物人の前で春彦に追いつめられ、凌辱の過程を楽しむためだけに与えられた着衣を引き裂かれてゆく弓子。ベッドに乗せ上げられて後ろ手錠の裸身を春彦に抱きすくめられ嬲られながら、尻や腰に葉子の鞭を受けた弓子は怯えと苦痛に泣き叫ぶ。仰向けにされ、葉子の覗き込む前で春彦の怒張に秘肉を引き裂かれて絶叫した弓子は、そのまま春彦のあぐらにまたがらされ、強姦で処女を奪われる汚辱と苦悶の表情を晒しものにされる。
髪の生え際を引きつらせて必死におぞましい破瓜の血にまみれたものから顔をそむけようとした。
破瓜の鮮血と射込まれた白濁で股間を汚した弓子の汗まみれの裸身が、死ぬほどの屈辱と羞恥にまみれて、後ろ手錠のままベッドに横たわっていた。股を閉じる気力もない弓子は、それでも、春彦が顔の前にまたがって怒張を咥えさせようとすると懸命に拒む。首輪をはめられてベッドの前に正座させられ鞭を入れられても口淫を拒む弓子に憤った春彦は、開口具を使って無理やり弓子の口をこじ開ける。嫌悪と屈辱に美貌を歪めながら、自分の処女の血に染まる怒張をさし込まれた弓子は、嗚咽とともに屈服の道を堕ち始める。
弓子は鏡の中にしらじらと大の字を晒した自分の姿をひと眼見たなり、固く眼を閉じている。
愛撫と鞭と強姦の責めでしこりきった体に風呂を使うことを許された後、弓子は二本のサチュロス柱の間に鎖で大の字に磔にされる。凌辱を加えられた屈服の裸身を加虐者のみならず眼の前の鏡で自分の目にまで晒しながら、弓子はアピの手で体を洗われる。石けんでぬめる肌にアピの裸身を擦りつけられ乳首とクリトリスに淫靡な刺激を与えられた弓子は衝き上がる快美にのたうち、アヌスに指を抽送されて喜悦の痙攣を曝した。
飾り毛を全く失った弓子の女体は、まるで悪魔に囚われた天使さながらであった。
快楽にのたうつ美しい肉に堕ちた弓子は、大の字磔にされたままペットのあかしとして恥毛を剃られる。無毛の裸身を鎖につながれてあからさまに曝した弓子のなかで、女の最後の矜りが死んだ。剥き出しの肉芽に啼き環をはめられた弓子は、アピの淫靡な愛撫に躍らされるまま気品も教養も剥ぎ取られて快美のすすり歔きに溺れこんでいく。快楽の靄にかすんでゆく弓子の視界にふと現れる父の面影。父とともに最後に聞いたコンサートでの鐘の音が、二度とまともな生活には戻れぬ自分の、運命の弔鐘だったのだと弓子は知る。
弓子は打たれるたびに、ヒッとかウッとかオオッとか、浅間しい悲鳴をふり絞り泣き叫んだ。
同じころ、同じ年齢の女子大生・弓子は対照的に、愛の片鱗もない冷酷な性の呵責に囚われの裸身を踊らされようとしていた。葉子とアピの留守に残された弓子は春彦によって部屋の天井から吊り下げられ、四肢を大の字に拡げて鎖につながれる。連日のセックス調教により艶めきを増した裸身をくまなく曝してうなだれる弓子は、窮屈なアヌスに挿入された春彦の指が送り込むおぞましくも妖しい刺戟にあぶら汗を噴いてのたうつ。二本に枝分かれして電気で振動し頭を振る卑猥なバイブレーターを見せられ、哀訴もむなしく前後に異物を埋め込まれる屈辱に戦慄し嗚咽する弓子。バイブに振動を与えられた令嬢は、いまだ快楽に到らぬ汚辱の刺戟に操られるまま腰を淫らに振りたてる。リズムをはかって尻と下腹にたたき込まれる春彦の厳しくも巧みな鞭打ちの苦痛に絶叫し泣きわめきながら、汗を噴いて舞い狂う女子大生の全裸大の字の美肉。緩急を極めた春彦の鞭に官能の炎を掻き立てられた弓子は、二本のバイブに同時に振動を入れられつつ尻を鞭打たれると、総身を痙攣させてよがり歔きを慄わせながら、汗まみれののたうちの中に絶頂を極めて新たな性感を覚えた。こうして自由を奪われた白い生身に加えられる厳しい性の調教により、安楽に狎れた良家の女子大生は貞潔も教養も尊厳も剥ぎ取られて、肉の快楽に踊る女体玩具への道を着実に堕とされていく。美貌の令嬢を快楽奴隷へと作り変えていく淫らな監禁の日々は果てる兆しもなく続いていった。
喰い込む縄目のきびしさに、弓子はかぼそくのどを絞る。
クリスマスイブの夜、弓子は股間に啼き環をはめられた体にコートだけを羽織らされて、クラブ「妖」のショー見物に連れ出されていた。監禁されて以来初めて屋外の風景を車窓から見ても、弓子はおのが運命の暗転を思って声もなくうなだれる。「妖」の地下へ連れこまれ、女の地獄ともいうべき凌辱ショーの光景に戦慄する弓子。泣き叫びながら晒しものにされる女たちのなかに、処女を奪われたばかりの同年代の美少女の姿を見せられた弓子の体内には、おののきと昂ぶりが衝き上げる。葉子の腕の中で愛玩されて喘ぐ弓子の前で、股間をそそり立たせた磔刑のキリスト像の前に尼僧姿のブロンドの白人少女が引き出され全裸に剥かれる。後ろ手に縛られ、乳ぶさの間に十字架をきらめかせながら、仰向けに倒されたキリスト像の怒張の上に処女の股間を降ろされ、鮮血と悲鳴を噴くうら若い尼僧。四人がかりでめちゃくちゃに犯される少女を舞台の上に見つめながら、快楽のペットに調教された弓子の肉体は妖しい戦慄をこらえきれない。
ショーの果てた後、葉子の私室に連れこまれた弓子は、官能に燃え立った体を明け方まで嬲り抜かれる。サチュロスの面をつけた春彦に襲いかかられて後ろ手に縛られ、荒々しく揺さぶられながら座位で責めたてられて激しい絶頂に衝き上げられる弓子。荒淫に疲れ果ててマンションに戻る女たちには、後をつけてくる太一の車の存在に気づくよしもなかった。
こんな巨大なもので荒らしまくられるおぞましさも、おそろしさも、絞りたてるような便意にはかなわなかった。
【新年】
被虐の快感をたたき込まれる厳しい責めの日々に弓子の肉体は女の耀きを増していく。乱交パーティーの果てに明かした元日の朝、日課の剃毛を済ませた素っ裸に鎖だけをまとった弓子は、乳首とクリトリスに口紅を乗せられて葉子と春彦の前に引き出され、跪いて服従の口づけを捧げたうえ、春彦の膝にまたがって貫かれ喜悦の声をあげる。
翌日の夜、後ろ手に縛られ正座させられた弓子に、春彦と葉子はアヌスへの第三の初夜を言い渡す。恐怖に顫えながら低い台に俯伏せに縛られた弓子は、肉芽を嬲られながら浣腸液を注ぎ込まれ、汚辱の排泄欲に生汗を噴いて痙攣する。アヌス栓を嵌められ、そこに春彦を受け入れることを誓わされてその怒張に口づけする弓子。トイレでアピに見られながら排泄を遂げた弓子は、観念しきれずにあらがう体をふたたび俯伏せに台に縛られ、葉子の鞭で尻を打たれながら長い髪を振り乱して泣き叫ぶ。恐怖にうつろな眼差しを見開いて歯を噛み鳴らし胴震いする生贄女子大生の、クリームを塗り込められたアヌスに、春彦の剛直が突き刺さっていく。のたうちながら第三の処女を奪われた令嬢は、鮮血を散らして失神した。
自分を待ち受けている苛酷な運命も知らずに、感覚の刺激にあやつられて上ずった声をあげて悶えているのが哀れだった。
雛祭りの夜に予定されている「妖」恒例の凌辱ショーに備えるため、眼隠しをされてマンションから連れ出された弓子は「妖」の会員でもある産婦人科医・笠井の病院へ連れこまれる。眼隠しのまま、性の玩具に堕とされた肉体を初めての男の眼と卑猥な批評に曝して、屈辱に慄然とする弓子。婦人科の内診台に四肢を固縛されて無残な開脚を見せ物にされた弓子は、拡張器付きの膣鏡でくつろげられた膣の奥を覗き込まれつつきまわされて快感と汚辱の嗚咽を洩らす。美しい肉を物として扱われながらも快美の反応を返してしまう惨めさにすすり泣く美少女は、葉子が企んでいるおぞましい肉体改造手術のことを、まだ知る由もない。手術の執行の報酬に弓子を責める機会を得た笠井は、眼隠しのまま内診台に磔にされている弓子のアヌスに指を突き立てて掻き回しつつ、舌でクリトリスを吸い上げて、のたうつ若い女体に凄絶な絶頂を極めさせる。快楽に抗えぬ体に堕とされた自分の運命に暗澹とする弓子は、五百CCの石けん液で浣腸されたうえ捻じりのついた赤い鑞燭でアヌスに栓をされ、排泄を堰かれる苦しみに汗を噴いてのたうつ。男根型の膣圧計を子宮口まで埋め込まれ、前後の棒を同時に抽送されて狂乱し泣き叫ぶ弓子の口に、春彦は強引に怒張を押しこんだ。言語を絶する苦悶の中に芽生えてくる目くるめくばかりの被虐の陶酔に全身を痙攣させながら、弓子は至福の快楽へと昇りつめていく。
愛らしい貌も、頸筋も、鳩尾も腕も、生汗をビッシリかいて、緊張と弛緩を強いられていた。
最初のアヌス破瓜以来、浣腸とアピの手によるアヌス拡張器馴致を繰り返されてきた弓子は、二度目のアヌス凌辱を受ける。後ろ手に縛られ、椅子に掛けた春彦の膝に前向きにまたがらされて尻を犯された弓子は、肉体と精神の苦悶にのたうつ姿を葉子の眼に曝し上げられる。直腸を引き裂かれ埋め尽くされて体中に生汗を噴きながら、苦痛とない交じったアヌスの強烈な快感に目覚めさせられ、歔き始める弓子。肉芽をいじられ張形を前に呑み込まされた弓子は、春彦の膝の上で跳ねまわり叫びたてながら、直腸に注がれる灼熱の衝撃を受けて痙攣しつつ昇りつめる。
明け方近くまで責められて昼過ぎにようやく目覚めた弓子は、アヌスの快楽まで知って娼婦になりきったけだるい肉を自ら慰める。こうして無垢で慎み深かった十八歳の女子大生は、長きにわたる監禁と辱めの中にむなしく求め続けた救いも得られず、淫虐を極めた性の洗礼の果てに処女から快楽奴隷へと堕ちた。女体をくまなく調教され尽くした良家の令嬢には、いまだ残る娘らしい慎みと羞じらいとは裏腹に、もはや守るべき貞操のひとかけらも残されてはいないのだった。
掛けられた毛布が、一糸まとわぬ肉体の曲線を、そのままの形に盛り上げて硬直していた。
弓子がベッドに両手首をつながれて毛布一枚を掛けただけの全裸で閉じ込められている部屋で、太一はアピを椅子に縛りつけ、天井からぶら下がる鉤に葉子の後ろ手のロープを吊り下げる。奴隷に堕とされたお嬢さまの姿に猛る太一は、佐野らしき覆面の男の登場に驚愕して呆然となる弓子の眼の前で葉子を打擲し、無造作に脱がせたスキャンティを噴辱に呻く頭にかぶせて辱める。爪先立って隠すすべもない女王の尻に腹に下腹に太腿に弾ける報復の鞭の打撃。激しい苦痛に敗れて屈服の悲鳴をあげる葉子は、犬で犯すと脅されて泣きながら惨めな服従の言葉を吐く。
吊りをゆるめられ、絨毯の上に股を拡げて尻を掲げた俯伏せに押し伏せられた葉子は、奴隷たちの前での肉芽とアヌスをいたぶられる血を吐かんばかりの屈辱に呻きながら、後ろから犯されていく。しかし昂ぶりに負けて歔きだした葉子から太一は離れ、その隣にアピを引きずり出して同じ恰好にさせると、スカートをまくりパンティを剥き下げて無毛の股間を貫く。代わるがわる犯されて快美と屈辱に歔く女王と少女奴隷。アピの屈服の叫びに続いて、誇り高い女王もまた汗まみれの体をのたうたせながら、かつて知らぬ服従の歓喜に淫らな雌泣きを張り上げる。完全な敗北に気力をくじかれた葉子は命じられるまま太一の怒張を口に突き立てられ舌を使わされ、生まれて初めての口淫に泣きながら、奴隷たちの前で凌辱者の白濁を呑み下させられる。再び鎖を吊られて膝立ちに葉子に対して剃毛が宣告される。哀訴を無視してシェービングクリームを塗られながら屈辱の叫びを吐いた女王は、凌辱され尽くした肉体と表情をくまなく写真に収められたうえ、奴隷の誓いを立てさせられて号泣しながら、服従のあかしを剃り取られていく。
両手を頭上の鎖につながれ、腰には黒革の褌状のものを装着されていた。
犯されたまま呆然となっている葉子とアピの前で太一は弓子を解放する。ベッドにつながれていた弓子の毛布を剥ぐと、箱入り娘だったお屋敷のお嬢さまは、調教され尽くし磨き抜かれた女体に革褌を装着された屈辱の全裸をかつての使用人の眼に曝す羞恥に、歯を食いしばって顫えおののいていた。革褌をはずされるにつれて明らかになってゆく無毛の下腹と、前にも後ろにも太い棒を呑まされて濡れそぼつ淫靡な秘肉。無垢な処女から性奴へと作り変えられた弓子の肉体に、太一は今後の母娘責めのことを思って昂ぶる。
屋敷へと戻る車の中で父の死とその後の事件のいきさつをうつつなく聞かされながら、不意に戻ってきた日常に、弓子は喜びよりも不安を掻き立てられる。屋敷で理恵に出迎えられ、義母と肩を寄せ合って泣きむせぶ娘。しかし理恵の涙は、やがて始まる母娘責めの羞恥を思っての涙でもあった。
スリップの胸元を引き裂かれて、弓子の声は悲鳴に変った。
娼婦のようにされた弓子の体を目の当たりにし、その心身の変貌に打ちひしがれつつおののいた理恵は、翌日の昼近く、心中の不安を訴えながら母娘ともども太一の情婦にされる運命への哀しいあきらめに身を委ねる。いっぽう弓子の胸にも、戻ってきた日常への異和感と、理恵と太一の関係への疑惑がわだかまっていた。急かれるように屋敷からマンションへ戻ろうとした弓子を太一が呼び止める。一夜にして矜りを取りもどした令嬢は、下劣な本性を露わにした使用人の顔に唾を吐きかけ、情痴の関係に落ちた運転手と義母への嫌悪をあらわにする。
許しをもとめる理恵を無視して弓子を当て落とし気絶させた太一は、ついに手に入ったお嬢さまを下着姿に剥き、寝室の床柱に立ち縛りにする。目覚めさせられた弓子が見たのは、命じられて裸になった理恵が、鞭で脅されながら情夫となった使用人の前に跪く酸鼻な光景だった。剃り上げられた義母の下腹を見て母娘がともども落ちた淫虐な運命に声もない弓子の前で、理恵は太一の怒張を口に咥えて服従の奉仕に励む。おぞましい光景に嫌悪と侮蔑の叫びをほとばしらせ罵倒を吐く令嬢に対し、太一の激怒が弾ける。
油を引いたように肌は濡れ、腰が虹を立てんばかりに悶え躍った。
荒々しくブラジャーをむしり取ってお嬢さまの乳ぶさを引きずり出した太一は、泣いていやがる弓子の乳首を甘噛みして悶えさせながら、パンティを剥き下ろして無毛の全裸を曝し上げる。使用人のなぶりものにされる屈辱に呻きながらも、調教され尽くした体が濡れてゆくのを止められない弓子は、焦らしたてられたあげく立ち縛りのまま太一の怒張で股間を貫かれて、揺さぶられつつ官能に屈してゆく。太一は弓子の下肢を拡げてモップの柄の両端に足首を縛りつけ、もはやどこも隠すことのできない裸身を理恵の眼に曝したうえで、マンションから奪ってきたバイブレーターを振動させながらお嬢さまの濡れ光る秘肉に抉り込んでいく。埋め込まれた太いものの淫靡な振動に反応し、乳ぶさを弾ませ腰を振りながらよがり声を放って乱舞する弓子の美しい女体。振動を止められたバイブを太一の手で抽送されながら、お嬢さまは凄艶な絶頂に昇りつめる。
快楽の余韻にがっくりとうなだれる弓子に対する淫虐の責めはまだ終わらない。立ち縛りから解かれ、布団の上で後ろ手のまま太一に犯された弓子は荒々しく乗りまわされながら再び絶頂を極める。俯伏せにされ、濡れの少ないアヌスを強引に貫かれて激痛に泣き叫び痙攣する美少女。血をにじませながら尻を犯されている娘の無残な裸身の隣に四つん這いにさせた理恵の秘肉に、太一はバイブを埋め込んで絶頂を極めさせる。骨抜きになった理恵は、尻を貫かれたまま太一のあぐらの上に起こされて衝撃に絶叫する弓子の開き切った股間の秘裂に、命じられるままバイブを埋め込んでゆく。尻を揺さぶられバイブを抽送されて性の悦楽にのたうちまわる弓子は、理恵が与える口づけに唇を委ねつつ、汗まみれの裸身を引き痙らせて激しい絶頂を極める。直腸に白濁を注ぎ込まれて快美に跳ね躍る箱入り娘の凄艶な敗北の姿に、母の理恵さえも呆然となるのだった。
いつもは受け身なのに男役をやらされる困惑と羞ずかしさに、弓子は真っ赤になった顔を両手に埋めて、激しく悶えた。
酸鼻な凌辱が果ててひとつ床で仮眠をとった後、命じられて夕食を作っていた理恵がふと寝室へ戻ると、そこでは、令嬢の誇りをかなぐり捨てた弓子が、仰向けになった太一の上に逆しまにかぶさって怒張をしゃぶりたてていた。自分たちが堕とされた無残な境遇に声もなく羞じらう母娘。理恵を布団に大の字に縛って和服の下から胸と下腹を剥き出しにした太一は、葉子が弓子を責めるのに使っていた相対張形を持ち出し、激しくあらがう弓子の腰に装着する。観念した弓子は股間に剛直をそそり立てながら、拡げきった理恵の股間に腰を押しこんでいく。母娘でつながり合う背徳の性戯にむせび泣きつつ腰を振り合う弓子と理恵。情欲の汚泥のなかにのたくり嗚咽する理恵の口に、太一は怒張を含ませていく。
根まで剥かれた上に環を根元にはめ込まれた肉芽は、それだけでヒクヒクおののきを見せ、たまりかねたように、弓子は歔き声をあげだす。
娼婦の習性に染められた弓子は、素っ裸で寝室にこもりきって昼夜を問わず太一のなぶりものにされる懶惰な生活へと堕ちた。手首と足首を左右それぞれ縛りあわされ下肢を大きく開いて仰向けに転がされた弓子は、もはや羞じらいも誇りも捨てきって剥き出しの肉を隅々まで太一の眼に曝す。太一は弓子の肉芽に啼き環を嵌めアヌスにバイブレーターを抽送して、女子高生時代から憧れていたお嬢さまの美しい裸体を責めなぶり歔き声を絞りとる。啼き環もバイブもつけたまま剛直で貫かれて絶頂を極めた弓子に口を使わせたうえ、太一はその高貴な美貌に白濁を撒き散らすのがつねであった。
理恵はマンションで弓子に使われていた革褌を嵌めたまま放置され、欲情を昂ぶらせていた。褌をはずされて濡れそぼつ肉を暴かれた理恵は、大の字縛りにされている弓子の上に俯伏せの逆しまにされて四肢を縛り合わされ、尻を鞭打たれる。浅ましい肉の密着に羞じらい悶える女たちは、互いの爛れた股間に顔を押しつけられ、それぞれの肉芽に淫らな舌技をほどこし合う。快美に歔きながら陶酔の極みに反り返る娘。母もまた、娘の舌で肉芽をくすぐられながら太一の剛直でアヌスを抉られてみじめに尻を振りたてる。母と娘が絡み合う淫らな性の宴は連日続けられていった。
生まれたままの丸裸になると、弓子は春彦の前に膝をつき、従順にうなだれた。
太一と弓子が親衛隊に護送されて部屋に現れる。緊張と屈辱の記憶に張りつめる葉子に対して不敵なからかいを投げつけながら奥に通された太一は、人の字に天井から吊られ、拷問の痕も生々しい体を玩弄されて絶頂寸前の昂ぶりに追い上げられたまま放置されている全裸の理恵と対面する。策を秘したままあえて捕らわれた太一は理恵の正面に両手を吊り下げられて下半身を剥き出しにされ、復讐心に狂乱する葉子の凄まじい報復の鞭を怒張と睾丸にたたき込まれて悶絶する。春彦は太一の両脚を拡げて縛りつけ、男色趣味の手下・五郎に命じて尻にクリームを塗り込めて鞭打たせる。男に尻を犯されて荒々しく揺さぶられる太一の眼の前で、命じられて全裸になった弓子が従順に跪いて春彦の怒張を咥えさせられ、アピの手でアヌスクリームを塗り込められた理恵が春彦に尻を貫かれて苦鳴をほとばしらせる。人の字に吊られて背後から春彦に責めたてられる理恵は、前の肉芽を弓子になぶられて、向き合った太一と同時に凄絶な絶頂を極めた。
弓子誘拐に始まる一連の事件の真相を記録したものを百合子に預けてきていた太一は、それを警察に渡さないための条件として、母娘の解放と「妖」への加入を要求する。組織の危地に立たされた葉子は、太一に屈服させられた肉の疼きに衝かれつつ、同盟の申し出を受け入れる。
女にとって残酷この上もない春彦の言葉を、弓子は放心したように聞いていた。
マンションに戻ってから一週間後、弓子をマゾ奴隷として完成させる残酷な手術が笠井産婦人科病院で行われる。卵巣を電気で殺されたうえ、クリトリスの包皮切除と小陰唇のピアシングをほどこされて男の快楽にかしずくだけの肉体へ変貌させられる無残な肉体改造の宣告を、弓子はうつろな心で聞いていた。内診台に脚を拡げて固定され、二度と戻らぬ酸鼻な変形を十八歳の女体に加えられたとき、お屋敷の令嬢として幸福な結婚生活を夢見ていた女子大生は死に、クラブの地下室に閉じ込められて客を取らされ続けるマゾ娼婦が誕生した。
弓子が性の奴隷に堕ちたまぎれもない証拠が、そこには消しようもなく刻み込まれていた。
【三月一日】
ショーの二日前、葉子に理恵を貸した代償として太一はセリに出される前の弓子の最初の客となる。股間のリングにつながれた鎖を引かれてクラブ「妖」の一室に曳かれてきた全裸の弓子は、客が太一と悟ると、娼婦に堕ちる覚悟も束の間、かつての使用人の前に惨めな転落の姿を曝す屈辱に激しく嫌悪し反抗する。跪いて泣きむせぶ弓子の股間から伸びる金の隷属の鎖を握り、お屋敷のお嬢さまが最後の矜りを振り絞って投げつける罵倒を嘲笑う太一。部屋の責め柱を抱かされて両手の手錠と股間の鎖を固定された弓子は反抗の罰として、逃れることのできない尻に激しく鞭をたたき込まれ、赤い鞭痕を刻んだ汗まみれの体を顫わせながらついに屈服の言葉を口にする。椅子に上げられて開脚させられた弓子の股間に、包皮を取り除かれた肉芽と穿孔され金の環をはめられた陰唇とが、奴隷の証としてさらけ出された。堕とされた運命の惨めさにブルブル泣き慄えるお嬢さまの肉芽に太一は啼き環をはめ、性奴隷に堕ちた女の秘裂に鞭の柄を抉り込む。肉芽を吸われアヌスに指を突き立てられてマゾの快楽に悶え泣きながら絶頂を極める弓子の姿こそは、処女だった良家の令嬢女子大生に課せられた苛酷なセックス調教の、淫靡にも華麗な結末にほかならなかった。椅子に掛け脚を拡げて突き出した太一の尻の穴に、跪いた美貌の令嬢が舌を差し伸べていく。無垢だった女体に酸鼻な調教と改造を受け、二度と出られぬ性の魔界に全裸でつながれた弓子お嬢さまの淫らな奴隷奉仕姿に、太一は快楽の噴射をこらえることができなかった。