絶頂を極めて放心しきった百合子を風呂場に連れ込んで、表川は羞じらう女子高生の稚い肉体を愛玩する。ふたたびベッドに連れ戻されて様々な体位で犯された百合子は、やがて表川の腰に騎乗位でまたがって激しく悦びをきわめる。無垢だった美少女は多感な心身に性の愉悦をたたき込まれて、快楽人形への道を堕ち始めていた。
そのころ医院では不在の表川を訪ねてきた田所が、明子と二人で気まずい時を過ごしていた。元旦に全裸を目の当たりにして以来となる明子の美しさに讃仰の念を隠しきれない田所と、羞じらいながらも誇らしさに溢れる明子。香代を失ったのち夕子夫人の身辺を探らせていた田所は、嫂の不倫を察知して妨害した監視役の生意気な義妹が、かつて自分を捨てた女に似ていることを知り、戻った表川と明子の前で、夕子夫人のみならず大学生の義妹をも餌食にして香代に代わる新たな奴隷へと調教する決意を宣言する。女子大英文科に通う十八歳の才媛・小西耀子がこうして淫獣の毒牙に狙われ、田所に命じられた竜と伸二によって、美貌のインテリ令嬢を監禁凌辱する周到な計画が練り上げられていく。処女の潔癖をほこる若く美しい女子大生を素っ裸で閉じ込めて惨めな奴隷暮らしに飼い馴らすため、内側を鏡張りにされた小さな鉄製の檻が地獄部屋に運びこまれて、暗い鉄格子の入口を開いて美肉の生贄を待ちかまえる。
夕刻、耀子に付き添われて外出した夕子の前に、表川の使いと称する二人の男・竜と伸二が現れて同行を求めると、嫂の不倫を察知した耀子は敵意を剥き出しにして同伴を要求する。罠とも知らずに車に乗り込んだ耀子があっけなく薬で眠らされたとき、美しい女子大生がこれから堕とされる酸鼻きわまる肉奴の運命が決まった。地獄部屋に運びこまれた処女令嬢は田所の手でドレスを剥かれ、意識のないスリップ姿を天井から両腕を拡げた立ち吊りにされる。いっぽう、表川からの呼び出しと信じていた夕子は眼隠しと手錠をされて地獄部屋に隣接する部屋に運び込まれる。田所に眼隠しをはずされて動転する夕子は自分の運命と耀子に対する報復の企みを聞かされ、美しい義妹までも巻き込むことになった自分の不倫の結末を悟って愕然とする。誘拐の成功を知らされた表川が地獄部屋を訪れ、すがりつく夕子に奴隷の運命を宣告する。再度の眼隠しをされたまま着物を脱いで長襦袢一枚になった夕子を、表川は厳しく緊縛したうえで胸元を剥ぐ。縄尻を田所に引き渡され、おぞましい愛撫を受けながら心中に愛する男の名を呼ぶ夕子夫人を、表川はそっけなく見捨てた。