園子の美しさに魅了されきった桧垣は、園子をたびたび病室に呼び出して慰みものにしていた。丸裸を後ろ手縛りにされてカーテンレールから吊るされた園子は、はずし取られた赤い湯文字の端を口に咥えさせられ、体の前面に長々と垂らされる。片脚を吊り上げられ、口で支える湯文字一枚でかろうじて股間を隠されている園子に対して、筆を持ち出した桧垣はくすぐり責めを仕掛けていく。繊細な素肌をくすぐられて凄艶な呻きとともにわななく女体は、乳ぶさから足の裏、太腿の付け根へと筆を這わされるとたまらずに声を放って咥えた湯文字を落とし、華麗に全裸曝しを演じる。体の隅々まであからさまになった園子の秘肉に、桧垣の筆が容赦なくくすぐりを加えていく。残酷な肉の愉悦を送り込まれ、秘裂から肛門にかけてを淫液にまみれさせながら錯乱し悶え抜く園子。吊りを降ろされた園子はベッドに横たわった桧垣の股間に顔を伏せて猛りたつ怒張をしゃぶりたてる。だが、美夫人の淫らな奉仕のさなか、病室に現れた修平が緊急事態の発生を告げる。祖父の落合正道の病室を見舞ったはるかが、何も知らずに正道を刺戟して淫乱症の発作を誘発してしまい、猛り狂った老人に捕らわれて淫らな玩弄に泣き叫んでいるというのだ。正道を鎮めるための生贄として園子の肉体を借り受けようとする修平に対して、桧垣は代償として、落合家の母娘を妾として譲り渡すことを約束させる。縄掛けされたままの園子は湯文字一枚の体に長襦袢を羽織っただけの姿で、狂った義父の待つ病室へと曳かれていく。