【冬】新年のある日、和香は透が若い女を車に乗せて通りかかるのを偶然見かける。その夜、問いただされた透は、上司の娘の由利子との結婚話が進んでいることを初めて和香に明かした。透に仕えるため、叔父の縁談も春木の求婚も断ってきた和香は、捨てられることを予感してみじめに泣きながら透にすがりつく。冷酷さを剥き出しにした透は和香を裸にさせ、恥にうなだれる嫂の裸身を婚約者の若い女体と思い較べる。オナニーを命じられた和香は羞恥に燃えたちながら仰向けになって股を開き、淫欲に疼く秘肉をみずからの指で慰めていく。浅ましい自慰の姿を写真に撮られ、前後の秘腔に二本の淫具を呑みこんで快楽にうごめきつつ、喘ぐ口に透の怒張を押しこまれて激しく絶頂を極める和香。嫂の女体の果てなき淫らさに憎しみをつのらせた透は、後ろ手に厳しく緊縛した和香を鴨居から吊り下げ、白い肉をベルトで打ちたたく。強烈な打擲に素肌を切り裂かれながら、和香のあげる絶叫はそれでも昂ぶりにうわずっていくのだった。