意識まで遠のいた京子がふと我に返ると、寺田の姿は消えていた。かかげた尻に蝋燭を立てられたまま俯伏せに転がされ、不安におののいていた京子の前に現れたのは、寺田の娘の路子であった。予想もしなかった旧友の登場に、泣き叫んで羞恥に悶える京子。かつて京子から父の非行を知らされたことでいったんは父と絶縁した路子は、自棄になって男遊びにふけるうちに父と和解し、いま寺田にそそのかされるまま、京子の浅ましい姿を見物にやってきたのだった。泣きわめく京子を意地悪く揶揄しながら蝋燭を抽送して責めたてた路子は、服を脱ぎ双頭の淫具を腰に装着して、口惜しさに悶え泣く京子に迫るのだった。