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魔の棲む肉

若妻の体の奥深く刻まれた被虐の烙印。倒錯の味をおぼえた肉は疼きに耐えきれずかつての情夫に引き寄せられていく。

 
 大学時代、友人の父である寺田に欺かれて犯された矢野京子は、繰り返される凌辱から逃れるため恋人の三郎と結婚した。だが、寺田に教え込まれた倒錯的なプレイによって情欲の魔を棲まわせた肉は、結婚の半年後、わずか一週間の夫の不在にも耐えることはできなくなっていた。
 空閨に耐えられず寺田を再訪した京子に加えられてゆく緊縛の刻印と、甦る屈服の記憶。若妻の身体は愛してもいない男の乱暴な責めに昂ぶりの反応を返してゆく。その京子の前に、寺田によって運命を変えられたもう一人の人物が現れ……。
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文献
人妻凌姦
緊縛の刻印 :当サイト典拠
(『人妻凌姦』所収,マドンナ社,1999年)

登場人物

人妻・愛人 20代前半 単発凌辱型
処女 勝気
やの きょうこ: 新婚後半年の若妻。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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場面構成

魔の棲む肉 京子
[01]若妻の疼く肉 [ 1 〜 2 ] 京子
[02]屈服の記憶 [ 3 〜 5 ] 京子
[03]肉欲の刻印 [ 6 〜 7 ] 京子
[04]堕落した娘 [ 8 ] 京子
 結婚して半年になった矢野京子は、夫の三郎の出張による一週間の孤閨に耐えられず、二度と会わないと誓ったはずの結婚前の情夫・寺田のもとに赴いた。むさ苦しい中年男の風貌に嫌悪をつのらせながらも、強引な愛撫に屈服した京子は、傲慢な寺田に命令されるままに服を脱いでいく。パンティ一枚になった京子は柱を背負って立ち縛りにされ、屈辱と憎悪のなかにも肉の疼きがこみ上がるのをこらえることができない。寺田は京子の身悶えを嘲笑いながらパンティを膝まで引きずり降ろし、羞恥に身をよじる若妻の裸体を焦らすように眺めまわす。
[ 1 〜 2 ]
 京子は柱の根元に尻を落としてM字開脚縛りにされた浅ましい恰好で、股の奥をつぶさに吟味されながら、ここまで寺田の言いなりにされてしまった顛末を惨めに回想する。
 数年前、大学に入って下宿暮らしを始めたばかりの京子は、映画研究会の友人だった路子の父として寺田に紹介され、その知的な魅力に魅せられたのだった。後日、路子の留守を見計らって寺田から食事に誘われた京子は、自尊心をくすぐられるまま誘いに応じ、食事の後で謎めいたクラブに連れ込まれる。酔いに意識を失った京子は、目覚めた時にはスリップ一枚の姿でホテルの部屋に横たえられていた。眠っている間に秘肉の奥まで覗かれたと知って激昂し抵抗した京子は、ベルトを鞭にして迫る寺田に下着姿の体じゅうを打ち据えられて屈服する。全裸に引き剥かれてベッドに引きずり上げられた京子は、自分から股を拡げるよう強いられ、恋人の三郎にさえ数回しか許したことのない肉体を荒々しく犯されていった。破廉恥な写真を撮られて脅された京子はその後も寺田の呼び出しに逆らいきれず、平伏して哀訴するのもむなしく調教をほどこされていく。全裸を手足を伸ばしてベッドに縛りつけられ、女体に隠された官能を寺田の巧みな愛撫で煽りたてられた京子は汗まみれにのたうって悦びをきわめる。それでも果てることのない執拗な愛撫にさらされて、京子は教えられるまま淫らな言葉を吐き散らして身悶え、繰り返し絶頂を極めて失神したのだった。
[ 3 〜 5 ]
 女の悦びをたたきこまれ、口を使うことまでも教えられた京子は、繰り返し寺田に呼び出されて調教を受ける日々の末に未開のアヌスをも犯された。憎しみに駆られた京子が寺田の本性を娘の路子に暴露したことがきっかけとなって寺田は離婚し、教師をやめてSMポルノ作家として生計を立てることになる。だが、女体の奥に淫らな欲望を植えつけられた京子は、その後も寺田の呼び出しに抗うことができず、肉欲に疼く体をあらゆる玩弄で開発され尽くしたのだった。
 いま柱の根元に開脚縛りにされたまま秘肉に張形を突っ込まれた京子は、焦らしたてられる官能に身悶えながら、口元に突きつけられた寺田の怒張にむしゃぶりついて奉仕する。柱から解かれて四つん這いに這わされ、尻を振りたてつつアヌスへの責めをみずからせがむ破廉恥な新妻。後ろ手のあぐら縛りにされた京子は俯伏せに押し伏せられてわななくアヌスに浣腸をほどこされ、便意にのたうった果てに寺田の前で排泄させられる。高々と掲げた尻に赤い蝋燭を突き立てられて抽送され、焦らされた快楽にひくつく肉芽を指先で弾かれた京子は、あられもない呻きを噴き上げながら淫らに腰を振りたてる。
[ 6 〜 7 ]
 意識まで遠のいた京子がふと我に返ると、寺田の姿は消えていた。かかげた尻に蝋燭を立てられたまま俯伏せに転がされ、不安におののいていた京子の前に現れたのは、寺田の娘の路子であった。予想もしなかった旧友の登場に、泣き叫んで羞恥に悶える京子。かつて京子から父の非行を知らされたことでいったんは父と絶縁した路子は、自棄になって男遊びにふけるうちに父と和解し、いま寺田にそそのかされるまま、京子の浅ましい姿を見物にやってきたのだった。泣きわめく京子を意地悪く揶揄しながら蝋燭を抽送して責めたてた路子は、服を脱ぎ双頭の淫具を腰に装着して、口惜しさに悶え泣く京子に迫るのだった。
[ 8 ]
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