京子は柱の根元に尻を落としてM字開脚縛りにされた浅ましい恰好で、股の奥をつぶさに吟味されながら、ここまで寺田の言いなりにされてしまった顛末を惨めに回想する。
数年前、大学に入って下宿暮らしを始めたばかりの京子は、映画研究会の友人だった路子の父として寺田に紹介され、その知的な魅力に魅せられたのだった。後日、路子の留守を見計らって寺田から食事に誘われた京子は、自尊心をくすぐられるまま誘いに応じ、食事の後で謎めいたクラブに連れ込まれる。酔いに意識を失った京子は、目覚めた時にはスリップ一枚の姿でホテルの部屋に横たえられていた。眠っている間に秘肉の奥まで覗かれたと知って激昂し抵抗した京子は、ベルトを鞭にして迫る寺田に下着姿の体じゅうを打ち据えられて屈服する。全裸に引き剥かれてベッドに引きずり上げられた京子は、自分から股を拡げるよう強いられ、恋人の三郎にさえ数回しか許したことのない肉体を荒々しく犯されていった。破廉恥な写真を撮られて脅された京子はその後も寺田の呼び出しに逆らいきれず、平伏して哀訴するのもむなしく調教をほどこされていく。全裸を手足を伸ばしてベッドに縛りつけられ、女体に隠された官能を寺田の巧みな愛撫で煽りたてられた京子は汗まみれにのたうって悦びをきわめる。それでも果てることのない執拗な愛撫にさらされて、京子は教えられるまま淫らな言葉を吐き散らして身悶え、繰り返し絶頂を極めて失神したのだった。