男たちの声を間近に聞きながら朦朧とした意識のなかをさまよっていたひとみは、不意に響き渡った姉の絶叫で眼を覚まし、自分がセーラー服姿のまま後ろ手に椅子に縛られスカートを腰までまくり上げられていることを知る。窓ひとつない殺風景なコンクリートの地下室で、怯えるひとみの眼前には、姉の光子が素っ裸にされた体を天井から鎖で両手吊りにされ、伸びきった肉体を床上十センチの空中で躍らせていた。胸にも下腹にも太腿にも刻みつけられた鞭痕に血をにじませ、あぶら汗にまみれた裸形を苦悶にのたうたせる姉の悲惨な裸形をひとみは無理やり正視させられる。ひとみを拉致した二人の男に加えてもう一人の、彼らのボスとおぼしき口ひげの男が、妹への宥恕を必死に哀訴する光子を嘲笑う。過酷な組織の裏切り者にはいかなる言い訳も許されず、生贄の女を逃がそうとした光子は自分の身のみならず無実の妹までをも汚辱の運命の巻き添えにしてしまったのだ。慟哭する光子の前でひとみはいましめを解かれ、セーラー服を脱いで裸になるよう命じられる。羞恥と嫌悪に激しくあらがう美少女を追いつめるように、宙吊りの光子の裸身に厳しい鞭がたたき込まれる。体力の限界に達した女体を宙に跳ね躍らせて苦悶する姉の凄惨な姿に、観念してセーラー服を脱いでいく姉思いの可憐な妹。男のひとり・佐々木がカメラを構えて写真を撮りまくるなか、下着姿になったひとみはみずからの手でブラジャーをはずして無垢の乳ぶさをさらけ出す。苦悶の果てに光子が気絶したのを機に、ひとみはパンティ一枚の裸身をもう一人の男・吉本によって後ろ手に縛り上げられ、乳ぶさを厳しく絞り出された体を椅子に掛けさせられる。光子は宙吊りから降ろされて催淫薬を飲まされ、妹の辱めを見せつけられるべく、再び開脚立ち縛りに吊り上げられる。羞恥にわななくひとみの半裸を抱きすくめてもてあそび唇を吸いたてたボスは、吉本に押さえつけさせたひとみの腰からパンティを剥き下ろし、初心な少女を全裸曝しの恥辱にのたうたせる。肘掛け椅子に掛けたボスの膝の上に前向きにまたがらされた少女は、大きく拡げた脚を肘掛けに乗せ上げられて固定され、羞恥の極みに放心する。意識を取り戻した光子は、今まで多くの女を責め落とすのに使ってきた激烈な淫薬の効果を我が身に感じながら、泣きむせぶ妹の裸形を陶然と見つめる。大きく開いた股間を吉本に覗き込まれて処女であることを確かめられた女子高生は、唇に乳首に内股に這い回るボスの本格的な愛撫に官能を崩され、肉芽を擦りたてられて痙攣する秘肉から透明な愛液をしたたらせながら、淫らなすすり歔きに総身を顫わせてのたうつ。その眼の前では淫薬の刺戟に灼かれて苦悶する光子が、後輩だった佐々木の手で巨大な淫具を焦らすように体じゅうに這わされ、汗にまみれた開脚立ちをゆさぶりたてて快楽の解放を乞い求める。肉の愉悦に支配され理性を崩壊させられた姉は、生まれて初めての性の悦楽を覚えさせられている妹に得意のレズ責めをほどこすよう命じられる。ボスに対する激しい憎しみも激烈な薬の効果に敗れて、光子は錯乱しながら命令を受け入れる。吊りから降ろされ後ろ手に縛られてさらに股間に淫薬を塗りたくられた光子は、狂った雌のけだもののように眼を血走らせよだれを垂らしながら、妹のわななく秘肉に舌をさしのべていく。凄艶な悲鳴を噴き上げて腰を振りたて、姉の鍛え抜かれた技巧で絶頂へと追い上げられていく妹。二つの女の全裸が演じる淫靡な絡み合いは、五十川姉妹にとって、それぞれの凄惨な運命へと堕ちゆく前の最後の肉親のふれ合いでもあった。