るみの脳裏には三人の男に寄ってたかって弄ばれながら、官能の高ぶりに身も世もなく悶えている少女の上気した裸身が、おぞましさとねたましさをともなって明滅していた。
高校生の沢田一は、三か月前に仲間たちとともに強姦して愛人にした同級生の小暮るみと、るみの自室で親の目を盗んで情交にふけっていた。しかしいつにもなく気が乗らぬげな様子を焦れたるみに問い質された一は、きのう仲間たちとともに強姦した少女のことを語り始める。一たちのグループのたまり場となっているスナックに現れたその他校の女生徒は、意気投合するまま二階に連れ込まれて男三人がかりで犯されたのだ。激しくあらがう少女は縛られたまま処女を奪われ、凌辱の血と汚穢にまみれる裸体を布団に大の字に固定される。敏感な体じゅうを寄ってたかって責めたてられた少女は否応なく官能の昂ぶりに灼かれて、抵抗の気力を失った体をさらに輪姦された後にようやく解放された。るみは聞きながら、縛られて犯される被虐の昂ぶりを想像して戦慄する。一の緊縛の欲望が、奥ゆかしい転校生の美少女・司由利子へと向けられているのを知ったるみの胸の裡で、その戦慄は残酷な好奇心へと変わっていく。
縄目を食い込ませた乳房のあたりの肌が、ほとんど張り裂けんばかりになって、蒼い静脈を浮かせているのが赤く色づいた乳首の色と対照的に美しかった。
数日後、一はるみをスナックの階上のたまり場へと連れ込む。猥雑な部屋で待つほどもなく現れた悪友のタケは、あれから馴致されて従順になった先日の少女・はる子を伴っていた。るみの眼を意識してタケの命令に逆らうはる子は、押し倒され頬を打擲されながら皆の前で制服を脱がされていく。肉感にあふれる肢体にパンティ一枚だけを残した姿でタケが振るう暴力に泣きむせぶはる子は、両手を後ろ手に縛りあげられ飽満な乳ぶさを胸縄で絞り出される。タケははる子の裸形を天井の梁から吊り下げて一とるみの正面に曝し、羞じらいにうねる少女の唇を吸いながら伸びやかな素肌に愛玩の手を這わせていたぶっていく。昂ぶりをこらえきれず互いに愛撫にふける一とるみの眼前ではる子のパンティが引き下ろされると、タケによって恥毛を剃り上げられたはる子の下腹が姿を現す。股間の敏感なしこりをいじられながら羞恥と屈服の喘ぎを吐いて崩れていくはる子の姿を、るみは嫉妬の眼差しで冷徹に見つめていた。帰り道、司由利子に対する飼育調教の企みをるみから持ちかけられた一は大それた非行におびえながらも、情欲に負けて押し切られる。