東京の郊外にあって丘陵地が漁港を見降ろす海辺のベッドタウンには、浜辺の漁師たち、丘の中腹の新興住宅地の住人、そして丘の上の別荘族の三者が、互いに微妙な関係を維持しつつ共存していた。別荘族のひとつ・京堂家の長男で画家の京堂伸介は、引退した実業家の父・久兵衛、兄の建男一家とともに暮らす広大な敷地にアトリエを持ち、無頼な毎日を送っていた。
東京から押し寄せた海水浴客で浜辺が埋め尽くされる騒々しい夏の土曜の午後、伸介は浜に降りて海水浴客を物色し、二人組の女子高校生・文江とキミ子を林の中のコテージへ誘い出す。色白で華奢なキミ子の方に狙いをつけた伸介は、わざとらしく文江といちゃつくところをキミ子に見せつけて煽りたてる。水着を剥ぎ取って全裸にさせた文江に怒張をしゃぶらせ、男に狎れた文江の肉を貫いて愉しませつつ二度の絶頂に突き上げた伸介は、情事の途中から居たたまれなくなって逃げ出したキミ子を探しに向かい、林の陰に見つけ出す。羞じらいと恐怖にすくみ上がるキミ子に掴みかかって水着を剥ぎ取った伸介は、持参した縄で全裸の女子高生を後ろ手に縛りあげ、人目を気にしてすくみ上がる美少女を灌木の茂みに連れ込む。落葉の上に転がされ、処女の性感を責めたてられて秘肉を濡らしたキミ子は、未開の肉に荒々しく押し入られて悲鳴をほとばしらせつつ処女を喪失した。ぐったりとなったキミ子に水着を着させて文江のもとに連れ戻したとき、伸介の剛直で快楽を味わった文江ばかりでなく、処女を捧げて情を傾け始めたキミ子までが、伸介との今夜の逢い引きを懇願するのだった。