軽い後遺症が残ったまま退院した久兵衛が強いて屋敷に戻ってきて以来、伸介は久との逢瀬を極端に制限されて堰かれる情欲に煩悶していた。肉体は衰えながらも久への欲情は捨て切れぬ父の精神的苦悶を見守る日々のなか、伸介はある夜、鞭を持参のうえ久兵衛の座敷に呼び出される。言葉も聞けなくなった久兵衛が筆談で伸介に命じたのは、眼の前で久を責めて見せることだった。肚をくくった伸介は久を手荒く剥き上げ、湯文字一枚にした女体を後ろ手に厳しく縄掛けする。緊縛の半裸を正座させられて夫の正面に曝され、美貌に羞じらいを刷いて喘ぐ久。久兵衛の指示で鞭を取り上げた伸介は、恐怖におののく久の剥き出しの乳ぶさを打ちたたいて凄絶な悲鳴を絞り取る。苦痛に負けて屈服の言葉を口にした久は、湯文字を剥がれた裸身を俯伏せに転がされて尻をかかげさせられる。久兵衛の指で股間をまさぐられながら、腰にたたき込まれる鞭に強いられるように脚を拡げた久は、秘肉をなぶられつつ尻を鞭打たれて淫らにのたうちまわる。濡れそぼつ股間の秘裂を鞭で縦にしばき上げられた久は、激痛におめいて伸びきった。汗にまみれてすすり泣く久は床柱に立ち縛りにされ、久兵衛の指でいたぶられる。嗜虐の欲望に取り憑かれた伸介によって体の前面を容赦なく鞭打たれて、激痛に泣きわめき許しを乞いながらも昂ぶっていく久は、片脚を持ち上げられて濡れそぼつ秘肉を暴かれる。伸介はバイブレーターを持ち出して、きつく閉じ合わされた久の股間に振動を這わせていたぶる。肉の愉悦をこらえきれない久は、脚を担ぎ上げられて曝した秘肉に振動を押し込まれ、子宮を突き上げられると同時に昇りつめる。伸介からバイブレーターのスイッチを委ねられた久兵衛は、妄執に衝かれるまま振動と首振りで加減もなしに久を責めたてる。生汗にまみれ泡を噴いて快楽にのたうちながら半狂乱に泣き叫んだ久は、総身をのけぞらせて激しい絶頂を極める。狂乱の痴戯が果てた後、不自由な体にむなしい想いを残したまま久の添い寝を求める久兵衛とは対照的に、責めにやつれてくたくたになった久の女体は生と性の悦びに満たされているのだった。