取り乱して立ち去った雪乃を見送った伸介は、座敷に戻って久兵衛らと酒を酌み交わす。久兵衛は淫靡な昂ぶりにとらわれるまま、伸介に再び眼の前で久を責めるよう命じる。羞じらう久とは裏腹に情欲をそそられた伸介は、あらがう久の体から長襦袢を剥き取って上半身を曝しあげ後ろ手に縄掛けする。久兵衛の好色な視線と指の愛撫に曝されて羞恥に身悶える久は、仰向けに転がされて交叉した足首をくくり合わされ、湯文字もはだけきったあぐら縛りにされる。俯伏せに押し転がされて尻を高くかかげた久は、久兵衛の指で濡れそぼつ秘肉を抉られつつ、淫らに喘ぐ口で伸介の怒張をしゃぶらされる。快楽に崩れた久の肉を伸介は後ろから貫き、アヌスを指で抉りつつ激しく責めたてる。肉欲の虜となってもつれ合う三人の男女の胸中には、貞淑な未亡人・雪乃をもこの淫靡な宴に引き込もうとする妄想がひとしく去来しているかのようであった。