一晩泊まっていくよう哀願してすがりつく久を振りきって母屋に戻った伸介は、料理を用意して待っていた雪乃に迎えられる。久との情事を感づかれたかと危惧する伸介に対して雪乃が明かしたのは、座敷に顔を出したときに久との痴戯を偶然にも垣間見てしまったこと、そして以前から伸介と義母との関係をうすうすと察していたという事実であった。驚愕する伸介を前にして雪乃は、亡き夫に疎遠にされて鬱屈を抱えながら京堂家の頽廃的な空気に距離を置かずにはおれなかった今までの胸の裡を語る。丘の上族の倦怠に満ちた生活に対し気負いのなかにも魅かれるものを感じ続けてきた雪乃は、五郎に拉致凌辱された事件を機に覚悟を固めて伸介のものとなることを決意したのだった。伸介は雪乃を抱き寄せて愛撫し、従順な服従の言葉を引き出す。荒々しく雪乃の着物を引き剥いだ伸介は湯文字まで脱がせた全裸の美女を廊下へ引きずり出し、羞じらいつつ胸と股間を手で隠す雪乃の尻を鞭でたたきながら追い立てる。アトリエに連れ込まれた雪乃は立ちはだかる伸介の股の間に正座して、引っぱりだした怒張に献身的な口淫の愛撫を捧げる。伸介は雪乃を門型スタンドに張り拡げて、大の字の女体をいたぶりまわす。昂ぶりをあらわにした雪乃は尻を鞭打たれて悲鳴をあげながら秘肉を濡らしていく。体の前面を打たれた雪乃は激痛に絶叫を噴きながら磔の裸体をのたうちまわらせ、被虐の快楽に燃え上がる。股間にバイブレーターを埋めこまれて固定された雪乃は、振動を送り込まれながら再び尻を鞭打たれ、大の字の裸形を激しく痙攣させながら絶頂を極める。凄艶な淫虐の場に、そのとき思い詰めたような表情で久が現れた。