バイブレーターで悦びをきわめた園子は布団の上に引きずり上げられ、あぐらになった修平の腰を後ろ手のまままたがらされて貫かれる。あられもない喜悦の呻きを絞って再び昇りつめた園子は、四つん這いにされて後ろから犯され責めたてられて、汗まみれの裸身を痙攣させつつまたも絶頂を極めて悶絶する。折しも普段より早めに帰宅したはるかは、玄関で見た男の靴から母の情事を察知して、淫らなよがり歔きが響いてくる奥の間を窺っていた。男の名を呼ぶ母の声から相手が修平と知ったはるかは、恐ろしい疑惑にさいなまれつつ聞き耳をたてる。情事を終えて帰ろうとする修平は園子に見送らせるため、全裸のままの園子を首縄で玄関へと曳いていく。そこに脱ぎ捨てられたはるかの学生靴を見て驚愕に絶句する園子。覗き見ていたはるかが二階へと逃げ去るのを眼にした修平は、覗き見の罰を与えると称して、哀れみを乞う園子を無視して二階へと踏み込む。自分の勉強部屋になっている和室に追いつめられたはるかは、母と修平との情事に混乱と動揺を隠せないまま、修平をなじる。自分と修平との関係を母に明かされると知ったはるかは、母と娘が一人の男のものになるおぞましさに激しい拒絶を示してあらがう。