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異端の画家の責め

『貴婦人みだら絵』 <<前 次>>
 顕子夫人が堀尾の獣性に籠絡されることになったのは、その冷たい気品の底に秘めていた空虚を見抜かれたためであった。何日か屋敷に通ってデッサンを繰り返すうちに顕子夫人の本質を言い当てた堀尾は、呪縛されたような夫人をそれ以降はアトリエに呼び出してデッサンに励んだ。鬼気迫る創作作業のさなか、ふいに荒々しくドレスの胸元を剥がれた顕子夫人は、内心の矜りに反して抵抗することができず、むしろあらわにされたおのが肉体に未知の昂ぶりを覚えたのだった。堀尾の言いなりとなり、剥き出しの乳ぶさに金鎖を巻き締められた姿を鏡の中に見せつけられる顕子の中に、マゾの本性が目覚める。四つん這いに這わされ尻を打たれつつ屈服の言葉を口にした顕子は、堀尾の獰猛な肉体で荒々しく犯されて、結婚生活では得られなかった生まれて初めての絶頂を極めた。
[ 5 〜 7 ]
シチュエーション
(なし)

登場人物

剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
鏡は汗に湿った乳肌を、長虫のように這いずった。乳房が眼に見えてしこり、肌を粟立て、そして乳首を震わせた。

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