雄一を先に資料室から帰らせた後、槙子は汚れきった体で家に戻りシャワーを浴びて酔いつぶれる。眠り込んでいる最中にチャイムを鳴らした訪問者を雄一と疑って怯えつつ居留守を使って追い返した槙子は、夕方に再び訪問を受けて、訪ねてきたのが工藤丈士だと知る。頭痛で寝込んでいたと言い訳しながら槙子がやむを得ず丈士を迎えると、丈士は友人と称する美貌の青年・唐沢竜也を伴ってきていた。感じのいい竜也の態度に好感を抱き、丈士と二人きりの気まずさから救われた槙子は、誘われるまま三人で食事に出る。だがその行き先は、周造によく連れて行かれるレストランであった。猜疑と不安に駆られつつ食事を終えた後、竜也の運転する車は、阿房宮のあるマンションの前に停まる。動揺する槙子に対して、先刻より奇妙に不機嫌だった丈士は、竜也が目撃した中年男との逢い引きについて問い詰める。周造との関係が露見したことを悟った槙子は頑なに心を閉ざして婚約の解消を申し出るが、丈士は激して復讐を宣告する。眼隠しをされ後ろ手錠をされた槙子は竜也の車でいずこともなく運ばれ、地下室へと連れ込まれる。眼隠しをはずされた槙子の前には、鉄環と鉄柱、チェーンと鉄の檻を備えたコンクリートの拷問室が広がっていた。なかば観念して落ち着いた槙子の態度に激昂して、そむけた頬を張り飛ばす丈士。竜也が槙子の両手を前に押さえつけると、後ろにまわった丈士がワンピースドレスを脱がしにかかる。悲鳴をあげてあらがう槙子は竜也に軽々といなされ、たちまち乳ぶさを剥き出しにされる。両手をロープで縛られて天井から吊り下げられた槙子は、伸びきった下肢からワンピースとスリップ、パンストを剥き降ろされ、ピンクのパンティ一枚に剥かれる。周造の手で下腹にほどこされた変化をついに知られる恐怖にわななき、羞恥と絶望の絶叫を噴きあげながら、槙子は最後の一枚を脱がされていった。