副都心のはずれにそびえ立つ十五階建てのレジャーセンターが小平の本拠地であった。室内テニスコートや温水プール、サウナバスなどを備えた豪奢なレジャー施設を装ったそのビルには、一般の者が入ることのできない裏の顔とも言うべき上層階があった。その最上階の住居にしているペントハウスに月子を連れ込んでいた小平は、昨夜も嬲り抜いた月子を全裸のままベッドに拘束して添い寝させたまま朝を迎える。両手を頭上に引き伸ばされ下肢を拡げてベッドの両側に縛りつけられた月子は、苛酷ないたぶりに困憊しきって寝くたれていた。施設の監督者として小平の留守を預かっていた「マダム」と呼ばれる三十代の女が寝起きの小平にかしずく。本名を志摩というマダムは小平のかつての愛人で、施設全体を監督する強大な権威を与えられていることを誇示するかのように、豪勢な衣裳をまとい乗馬鞭を手にしていた。小平に従って寝室に入った志摩は、毛布を剥ぎ取られてようやく目覚めた月子を罰するように、すくみあがる白い裸身に鞭をたたきこむ。四肢の拘束を引き絞られ、朝日の中に仰向けの裸体をさらけ出された月子は、冷酷な年上の女の手で秘裂を剥きあげられて屈辱にわななく。新入りの奴隷となった美女に対する調教計画を小平と志摩が話し合っているところに坂上が現れ、施設の新任調教師として迎えられる。