風呂から出された月子は対抗心をあらわにした志摩の手で後ろ手に厳しく緊縛され、胸縄と首縄をかけられ化粧をほどこされた裸身を引き据えられて屈辱にむせぶ。午前十時、調教室に集められた二十人ほどの女たちの前に、新入りの娼婦となる月子が全裸緊縛の姿で引き出され曝しものにされる。壁の鉄環に縄尻をつながれ美しい肉体と容貌を環視の中にくまなくさらけ出された月子は、屈辱の涙をほとばしらせながら、調教初日を迎える挨拶を強いられていく。鎖つきの足枷を足首に嵌められ、泣き叫びながら開脚の姿に固定されて恥辱にがっくりとうなだれた月子の足元に、剃毛の道具が整えられる。嗚咽する月子の股間ににじり寄った小平が、すすり泣く月子の下腹から繊毛を残らず剃りあげる。飾り毛を失った肉の割れ目を皆の見せものにされて屈辱に慟哭する月子は、壁から解き放たれて椅子にかけた小平の足元に引き据えられる。環視の中の口淫奉仕の汚辱に、嫌悪もあらわにあらがった月子は、志摩の手で尻にたたき込まれる厳しい鞭の苦痛に負けて、尻に鞭痕を刻み込んだ惨めな姿で苦鳴と慟哭を噴き上げつつ、美しい唇に男の剛直を咥え込んでいった。