数日後、月子は下着を許されぬ体にドレスを着けた姿で車に乗せられ、レジャーセンターの外へ連れ出される。二か月ぶりに眼にする屋外の光景を、もはや遠いものに感じる月子。運転する坂上に命じられた月子はドレスの上半身を脱ぎ去って白い肉体をあらわにし、坂上の股間に手を差しのべて従順に愛撫しつつ、転落の運命よりはむしろ死を望むかのようであった。高級料亭に連れ込まれた月子は客を取らされることを悟り、客が一流ホステス時代の知り合いだと予感して沈鬱に沈み込む。だが、坂上に引き据えられて座敷に平伏し、そこで小平と酒肴を共にしている二人の客の正体を知ったとき、月子は自分が落とされた罠の卑劣さを初めて知ることになった。それは多額のツケを残して姿をくらまし月子に負債を負わせたM商事の重役たちであり、彼らは会社の倒産とは別にまんまと個人資産を隠しおおせて、高嶺の花の一流ホステスから娼婦へと堕とされた月子を小平から買ったのだ。店に来るたびに月子の腰を抱き寄せ手を握りしめた富川と、冷淡を気取りつつ不気味な愛撫を月子の尻に這わせてきた仁科。下卑な男たちが払うべきツケを踏み倒され背負わされ、そのために娼婦に堕ちなければならなかった身をいま当の男たちによっていたぶられなければならない凄惨な運命に、耐えきれずその場を逃れようとした月子は、坂上にねじ伏せられ平手打ちされて、後ろ手錠をかけられた体を引き据えられる。好色な男たちの視線の中でドレスの上半身を剥かれ、豊かな乳ぶさを坂上になぶられつつ美貌を屈辱に歪める月子。手錠をはずされた月子は剥き身の上半身を後ろ手に縄掛けされ、胸縄と首縄に締めあげられた隷属の姿をさらけ出す。床に転がされてスカートを引きずり降ろされた月子は、下着も着けずガーターとストッキングだけの姿を鴨居に吊られて爪先立ちにされる。剃られた毛が生え初めている無様な下腹のありさまを男たちの眼にさらけ出し、小平に顔を曝し上げられて忿辱に痙攣しながら、月子は涙をしたたらせる。富川と仁科の手で乳ぶさと下腹を撫でまわされいじりまわされて、屈辱に泣きつつ身をよじる月子。ガーターとストッキングを剥かれて全裸を曝した月子は、客たちへの感謝の口上を強要され、坂上の鞭を尻にたたき込まれる苦痛に負けて、惨めな屈服を受け入れていく。