互いの家族の目を盗んで志郎とみゆきは性の経験を重ねていた。カーテン越しに昼の光が射し込む志郎の部屋で互いの裸を見せ合った志郎とみゆきは、互いを魅惑する相手の下腹の叢の前に交互に跪いて口づけを与え、情感の高まりとともにベッドの上で絡み合ってゆく。同級生の美少女の輝くばかりの裸を抱き締めながら、志郎は、教室での澄ました態度とベッドの中での崩れようとの格差に女の蠱惑の妙を感じ、志望大学に合格してボーイフレンドと泊まりがけの卒業旅行に行っている三つ年上の勝ち気な姉の上にも同じ連想を及ぼす。ふだん平気で弟に裸を見せる屈託のない姉のことを思い浮かべながら、志郎はみゆきの熱い肉腔にくるまれて、ともどもに歓喜の叫びをあげていった。