のぶ子を帰した後、狂介は全裸の文乃を後ろ手縛りのまま、「裏」の女たちの談話室へ連れ込んで、X字架に三時間に及ぶ曝し磔の懲罰を与える。反抗を示した女たちは美しい裸体を同性の眼に屈辱的な見世物に耐えなければならないのだ。折しも同僚の調教士「トド」が懲罰のために連れ込んだ若い女と並んでX字架にかけられた文乃は、観念しきってがっくりとうなだれたまま、熟れた白い女体を曝していた。狂介はプレジャー・ランド二階のレストランで食事をしながら、眼下のプールで見事な肉体を誇示する水着姿の若い女たちを眺めて感傷にふける。女の裸を見飽きた調教士にとって、ウエイトレスの美少女の初々しさがわずかな気晴らしであった。
後日、狂介は文乃が不始末をしでかした客のもとへ文乃を引き出し、詫びとともに改心した文乃を差し出す。文乃を汚辱の境遇へ堕とした張本人の島田は、文乃を裸にさせようやく醜悪な怒張をしゃぶらせて満足する。憎い男の剛直に口で奉仕しながら狂介の手で後ろ手に縛り上げられ、屈辱に灼かれつつ昂ぶっていく文乃。布団に移され開脚縛りにされた文乃の上に島田がのしかかり、悲痛な悲鳴を絞る美女をふかぶかと貫いていった。