希世子とともにプレイルームに入った忠平のチェックアウトの時間が過ぎていることをいぶかったフロアチーフが部屋に踏み込むと、鞭打ちの最中に心臓発作を起こした忠平は全裸のまま床に悶絶して事切れていた。全裸を門型スタンドに大の字に吊り下げられて自由を奪われていた希世子は、泣き叫びながら忠平の苦悶の絶命を為すすべもなく見ているほかなかったのだ。忠平の死は自然死に取り繕われ、「犀の会」会員たちによって、忠平へのはなむけとして希世子を磔刑にする儀式が企画される。しつらえられたキ字柱に女体を架けるための秀一郎と華英による予行演習が、ホテルのボーイたちの見守るなかで美也を実験台として行われる。環視のなかでパンティ一枚にされた美也は、四肢を大きく拡げて磔柱にがんじがらめに縛りつけられ高々と掲げられる。哀訴を無視して腰から切り取られたパンティは、マゾ女の昂奮をあかしだてるように淫液で濡れそぼっていた。秀一郎と華英は美也の磔柱を横たえたうえ、下賤の者に見立てたフロアチーフに犯させる。恥辱に泣き叫びながら使用人の逞しい剛直で貫かれ、荒々しく揺さぶられた美也は、凄艶なよがり歔きを噴きこぼしつつ絶頂を極め、精を射込まれて悶絶した。