伸介を夫婦の寝室に連れ込んだ雪乃は階上の典子を気にしながらも、こらえ切れぬ昂ぶりに衝かれるまま浅ましく官能に崩れ、伸介との激しい愛欲をむさぼり尽くした。翌日、幾重にも絡み合う背徳の絆に思いを巡らしていた伸介がふと不安に駆られて屋敷に電話を掛けると、雪乃は早くも五郎に呼び出されて連れ去られた後であった。
昨日のホテルに連れ込まれた雪乃は、愛人との密会を終えた建男がすでに去ったことを聞かされ、昨日の凌辱を撮影したビデオテープで脅されて服を脱ぐよう命じられる。観念しきって着物を脱ぎ去り全裸になった美夫人は、椅子に掛けた五郎の足元に跪いて手と口で怒張に奉仕させられる。淫技に情感を昂ぶらせた雪乃はベッドに引きずり上げられ、仰向けになった五郎の腰をまたいで女体を貫かれる。つながったまま後ろ手に縛られ、縄尻を柱につながれた雪乃は、羞じらう美貌と悶える女体を隠すこともできずに腰を振りたて、五郎への屈服の言葉を口にしつつ激しく絶頂を極めて子宮を白濁で灼かれる。荒淫にぐったりとなった雪乃は五郎の怒張を口で清めさせられ、汚れたままの体を門型スタンドに大の字の磔にされる。雪乃の悲痛な哀訴を無視して子分たちを部屋に引き入れた五郎は、全裸大の字の人妻を前にして酒を酌み交わしたうえ、雪乃が情婦に堕ちたことを示すために気まぐれに尻を鞭打つ。尻打ちの苦痛と屈辱に泣きわめきながら秘肉にバイブレーターを挿入され責めたてられた美夫人は、下卑たヤクザたちの前で浅ましい絶頂をさらけ出した。
夕方、ボロボロになった体を五郎のアパートに連れ込まれた雪乃は、そのままヤクザの情婦として飼われる身分に堕とされる。長襦袢一枚の姿で家事に追い回される雪乃は、夕刊のニュースで、帰宅途中の建男が愛人とともに自動車事故死したことを知る。すべてが五郎の仕業と直感しながらも、雪乃にはもはや五郎に服従するより道は残されていないのだった。