建男の四十九日の法要が秘めやかに行われた日、雪乃は久兵衛の前で伸介との再婚の申し出を正式に受け入れた。世間をはばかって正式な入籍を一年後としながらも、はやりたつ伸介は三日後の夜に母屋の雪乃を前触れもなく訪れる。典子の眼を気にして狼狽する雪乃を強いて説き伏せた伸介は、年上の婚約者を座敷へと押し込んで着物を脱がせ、布団に押し転がして情熱的な愛撫にふけっていく。新たな夫となる男の怒張を握らされてしごきたてながら股間をまさぐられた雪乃は、秘肉をしとどに濡らして官能に崩れていく。焦らしたてられて羞じらい歔き喘ぐ雪乃は、伸介の腰にみずからまたがって愛欲に崩れた肉体を深く繋がり合わせる。肉の愉悦に半狂乱になって腰を振りたてながら、雪乃は総身を跳ねさせて絶頂を極めた。