無惨な絶頂を一同の眼に曝した千尋は吊りから下ろされ、股間の鎖を引かれて室内を曳き回されたうえ、凌辱のベッドへ引きずり上げられる。恥辱に呻き泣きつつ脚を拡げて固定された美しい人妻に、環視の中で武彦がのしかかっていく。女をよがり歔かせるための仕掛けをほどこした巨大な剛直を爛れた肉腔に嵌め込まれ、凄まじい快感に呻く千尋に対し、武彦は、最後まで昇りつめずに耐えきったら娘ともども家に帰すという卑劣な勝負を持ちかける。一年以上にわたる修平の調教で快楽に順応させられきった熟れた女体は、武彦の逞しい抽送に耐えきれるべくもなく、あられもないよがり歔きを噴いてのたうちまわる。無惨に崩壊した美夫人は浅ましいよがり顔をチンピラたちの前に曝しつつ、武彦の剛直を食い締めて激しく絶頂を極める。敗北のあかしとして後ろ手のままベッドの上に正座させられた千尋は、淫液に濡れそぼつ武彦の怒張を口に咥えてしゃぶらされる。口惜し涙を噴きながら舌を動かす千尋には、えり子の身代わりとなってこの淫窟につながれる運命が待っていた。
武彦はえり子を解放して福永邸へ送り届けるついでに兄の雅彦に連絡を取り、長らく交渉のなくなっている妻の体を抱かせてやると持ちかける。武彦の悪事に戦慄しながらも、雅彦は衝き上がる欲望に抗いきれずに武彦に同行する。そのころ福永邸では、千尋の行方を心配していた修平がえり子の帰宅を迎え、武彦の居場所を突き止めようと躍起になっていた。