雅彦が武彦の仕事場に入ると、そこには眼隠しをされ黒いスキャンティだけをまとった千尋が、柱に立ち縛りにされて裸身を曝していた。自分を捨てた美しい妻の裸形を久しぶりに眼にして、思いあまって叫びたてつつ剥き出しの乳ぶさを鷲掴みにする雅彦。その声を夫のものと知って驚愕と狼狽に動転する千尋は、すでに心の離れてしまった夫の手でスキャンティを剥き下ろされて、嫌悪とおぞましさに慄えあがる。憤懣を隠しきれない雅彦は千尋の股間にはまった修平への隷属の証のリングを乱暴に引っ張り、激痛に泣きわめく妻をなじりたてる。両脚を拡げてモップの柄の両端にくくりつけられたうえ、眼隠しをはずされて夫との汚辱の対面を遂げる千尋。武彦は憤る兄をけしかけて洗濯バサミを持ち出し、恐怖にわななく千尋の双の乳首と股間の肉芽に銜え込ませる。バネの力で急所を挟まれる激痛におめき泣く千尋は、三つの洗濯バサミを荒々しく揺さぶられる極限の苦痛に屈服する。洗濯バサミをつけたまま雅彦の足元に正座させられた千尋は、夫に対する惨めな謝罪を口にして許しを乞いつつ、修平への服従だけは撤回しようとしない。武彦は激昂する雅彦をなだめながら、千尋に対して監禁の運命を言い渡し、夫の怒張を咥えてしゃぶらせる。妻の愛戯に昂奮した雅彦は、洗濯バサミをはずされた千尋をベッドに引きずり上げて仰向けの開脚に縛りつけ、強引に犯していく。嫌悪に叫びたてながら夫に貫かれ、なすがままに揺さぶられている千尋は、雅彦がこらえ切れずに白濁をしぶかせるのをうつろな思いで感じていた。
いっぽう、えり子が戻った福永邸では、修平が呼び出した元警官の佐川とともに、えり子を囲んで焦りをつのらせていた。母がひどい目に遭わされると脅されていたえり子は、武彦の居場所についての手がかりすらも話そうとしなかったのだ。母を気遣って頑なに口をつぐむえり子を前にして、修平は福永家の中に武彦への内通者がいる可能性に思い当たる。真由美が武彦に加担していることに疑いを持った修平は、折しも帰宅した真由美を問い詰め、武彦への協力を白状させる。だが、修平へのささやかな報復の機会をとらえ、真由美は不敵に笑いながら武彦の居場所を話そうとはしない。業を煮やした修平は真由美を拷問にかけるため、長さんの助力を仰いだ。