凄惨な拷問から解放された真由美は、えり子の手で傷の手当てを受けながら、修平への裏切りの真意を語る。母娘にばかり向けられる修平の嗜虐愛に嫉妬していた真由美の胸の裡を知り、武彦が秘め隠し続けてきた自分への恋心を知って、えり子は女の哀しみといたわりの気持ちとに満たされる。
武彦の部屋では、千尋を屈服させた兄と弟が、さらに尻の穴を犯す段取りにかかろうとしていた。だが、武彦の居場所を突き止めた佐川が警察を名乗って修平や長さんとともにその場に踏み込み、武彦を制圧して母娘の凌辱ビデオの一切を押収する。復讐劇の突然の幕切れと敗北の事実に呆然とする兄弟を後に、救出された千尋は無言で連れられて去った。