死んだように伸びきった真喜子が円形の柱に立ち大の字に曝され、股間から血と白濁を垂れ流して休みを与えられている間、圭吾は和美に口を使わせて最後の凌辱のための精力を回復する。曝しものから降ろされ床に四つん這いにさせられた真喜子は後ろからけだものの姿勢で犯され、泣きわめき力を失って崩れ落ちる体をたびたび引き起こされつつ、とどめの精を子宮にたたき込まれた。こうして婚約者とのデートを翌日に控えていた処女教師に対する五時間にも及ぶ凌辱は、誰の種ともわからぬ子を真喜子に産み育てさせようとする但馬老人の遠大な陰謀の始まりとなったのである。
翌日、化粧の陰に疲労の色を残しながらも何食わぬ顔で佐倉宏とのデートに現れた真喜子を、圭吾は変装して見張っていた。喫茶店で談笑したのち、真喜子は積極的な宏にリードされるままホテルに連れ込まれる。部屋に入ると同時に情熱的に体を求めてくる宏を押しとどめて風呂を使った真喜子は、昨日の凌辱の名残がまだ疼く体を後ろめたい思いで清める。悪夢を忘れて明るい将来を掴もうとする真喜子は、拭いようもない汚辱の記憶にまとわりつかれたまま、宏との情交に溺れ込んでいく。いっぽう、真喜子と宏がホテルにしけ込むのを見届けた圭吾は、折しもホテルから出てきた不倫カップルの女の方が、早川和美の母親であることを偶然に目撃していた。