三月に入っても吹雪のおさまらぬ異常気象の日々のなか、知事選に向けた激しい選挙戦は終盤を迎えていた。現知事のバックアップを受けながら、突然暴かれた新設校敷地問題に関わる贈収賄疑惑で思わぬ苦戦を強いられることになった林達明の陣営は、吹雪のなかを連日運動に繰り出して懸命の努力を続ける。夫の応援のため選挙カーに乗り込んで街に繰り出していく静子夫人の健気な姿を人知れず尾行しながら、太郎は、まもなく確実に訪れる静子夫人の没落を思って複雑な感慨にとらわれていた。豪雪の中を山間部の村へ向かった静子の選挙カーは路肩に踏み込んで立ち往生する。通りがかりを装って一同を助けた太郎は、自分の四輪駆動で県知事候補夫人を村まで送り届けることを申し出て、警戒を隠せない運動員たちをよそに静子を連れ去る。二人きりになった途端、緊張のなかに堰かれてきた想いを露わにして太郎にすがりつく静子。傍道に車を乗り入れて停めた太郎は白いスーツ姿の静子を激しく愛撫し、昂ぶる欲望のまま車内に美夫人を押し倒してつながり合っていく。後からついてきた選挙カーに感づかれたとも知らず、そのままモーテルへと乗り込んだ太郎と静子は、互いの唇をむさぼり合いながら着衣を脱ぎ去って裸を曝し合う。後ろ手にいましめられ、太郎の股間に跪いて怒張を口で奉仕する静子。あぐら縛りを俯伏せに転がされた静子は尻を鞭で打ちたたかれ、激痛のなかにも昂ぶって濡れそぼつ秘肉を擦りあげられて淫らな悲鳴を噴きこぼす。仰向けにされた静子は前後の秘腔を相次いで太郎の剛直で貫かれ、喜悦の呻きを放ちつつ錯乱してのたうちまわる。淫らな叫びとともに絶頂を極める静子の直腸に、太郎は激しく精を注ぎ込んだ。