民子によって精を絞り尽くされた亭主が、三人がかりでクタクタにされた妻に迎えられることになる。
その夜、林家では、静子夫人がやるせない思いを抱えてひとり家にこもっていた。夫の連夜に及ぶ情事に胸を痛めるいっぽう、非行に走った先妻の子たちに対しても継母としての引け目から強く出ることができずにいた夫人は、誰の助けを得る当てもなく孤独を深める。八時半を過ぎて林家を訪れた男が、達也が事故に逢ったことを告げて夫人の不安を現実のものとした。知らせに来た黒人の男の異形の姿にひるみながらも赤いスポーツカーに乗り込んだ夫人は、車が山の中へ向かうころになってようやく怪しみ出す。行き先を問い質す静子夫人の前で太郎は正体を現し、達也としのぶに対するリンチの巻き添えとして母親の静子までもが拉致されたことを明かす。後ろ手錠にされ眼隠しをされた静子は、兄妹が凄惨な凌辱を受けている但馬邸の地下蔵へと連れ込まれていく。
そして先端が子宮にまでとどくと、ヒイーと絶息するような声を絞り出しつつ、ブルブル総身を痙攣させた。
地下蔵に連れ込まれた静子に向かって達也としのぶの助けを求める悲痛な叫びが響く。眼隠しを取られた夫人が眼にしたのは、体毛を余さず剃り上げられた惨めな姿で門字柱に背中合わせに吊られた継子の兄妹の哀れな全裸体だった。居合わせる老人と若い女を見、暴走族のリンチの域を越えたむごい暴行のさまを思い合わせた静子は、夫の選挙をめぐる陰謀が絡んでいることを察しながらも、兄妹を救うために操を捨てる決心をする。全頭マスクで正体を隠したままの圭吾に背後から押さえつけられた静子の正面に、千秋が老人に促されて歩み寄り、環視剥衣の羞恥に叫びたてる美夫人の体から着物をほぐして脱がし取っていく。年若い義母の裸を見て興奮を隠しきれない達也の前で、パンティを剥き下ろされて全裸を曝す静子。吊りから降ろされて後ろ手に縛られたしのぶに代わって、美しい義母が大学生の息子と背中合わせに吊られる。力ずくで下肢を割り裂かれて大の字の磔姿をさらけ出した美夫人は、全裸環視の汚辱に泣き叫びながら、太郎の持ち出したカメラで拡げた裸身をくまなく撮影され尽くしていく。選挙を控えた夫のスキャンダルになることを脅され、男たちの情婦になるよう強要された静子は、浅ましい全裸をビデオに撮られつつ腰を振りたてて汚辱に絶叫する。千秋は羞じらいにもがく静子の乳首と秘肉を繊細な指と唇で愛撫しながら、腰を振りたてる義母の動きに尻を擦られて興奮した達也の剛直を同時にしごきたてる。秘肉を濡らして女の官能の崩壊をさらけ出した県知事令嬢の美夫人は、老人に揶揄されながら拡げきった股間にバイブレーターを埋めこまれていく。圭吾の手でバイブレーターを抽送され、老人に素肌をなぶられ、千秋に乳首をいたぶられながら太郎のビデオに撮影される四人がかりの玩弄にのたうちながら、こらえきれずに淫らな歔き声を噴きあげていく静子の大の字の裸形。絶頂の手前で焦らしたてられた美夫人は全身を汗で光らせながら、快美に崩れた凄惨な美貌をライトに照らし上げられ、女の屈服の言葉を口にする。絶頂へと向けて追い上げられていく静子の背後では、後ろ手縛りのしのぶが猛りたつ兄の剛直に顔を押しつけられて、淫らな口淫奉仕を強いられようとしていた。あまりに非道な辱めに絶叫した静子は、兄と妹がすでに交わらされたことを初めて聞かされて絶望に苦悶しながらも、肉体に加えられる愉悦をこらえきれずに激しく昇りつめ腰を痙攣させる。若い義母の淫らな崩壊を感じとった達也もまた限界に達して、丸坊主になった妹の顔に精を弾きかけた。がっくりとうなだれて柱にぶら下がった大の字の裸形からバイブレーターを引き抜かれた静子は、吊りから降ろされて後ろ手に縛られ、凌辱のベッドへと曳かれていく。達也としのぶの眼前で操を穢されると知って悲痛な哀願をほとばしらせる静子に、耳を貸す者は誰もいなかった。
汗みずくの裸身が苦悶によじれ烈しく痙攣した。
ベッドの上に乗せ上げられた静子夫人は無理やり脚を拡げて縛りつけられ、人の字の裸身をくまなく曝して羞恥に号泣する姿をライトに照らし上げられビデオに撮影される。老人は泣きじゃくる夫人の体に寄り添って悶える女体をなぶりまわし、ベッドの傍らで大の字吊りにされたままの達也に美しい義母の痴態を見せつける。女の身を玩弄されて官能に崩れる浅ましい姿を、男として昂ぶる継子に見られて絶望に嗚咽する静子。肉芽を剥きあげられて淫液を吐く股間の秘肉を老人の剛直で刺し貫かれた静子は汚辱にむせび泣きつつ、こらえ切れない肉の愉悦に呑み込まれて淫らに腰を振りたてる。足首のいましめを解かれた美夫人ははばかりもなく歔きながら、激しく絶頂を極めて伸びきった。休息を求めて哀願する美夫人は、老人に代わってベッドに上がった圭吾の腰に容赦なくまたがらされて貫かれ、再び追い上げられていく。仰向けに転がった圭吾にまたがったまま後ろ手縛りの上体を老人に支えられ、あからさまな騎乗位の姿勢で女体を弾ませつつ快楽にのたうち続ける夫人の傍らでは、娘のしのぶが太郎の膝に抱き上げられて犯され、息子の達也が股間をそそり立てて凝視する。くたくたになってのたうつ静子の口に老人は剛直を押し込み、夫にすら許したことのない口唇を荒らしまくる。リズムを合わせて責めたてる二人の男たちによって再び絶頂を極めさせられた静子は、子宮と喉に同時に精をぶち込まれて悶絶し、達也もまた二度目の精を放った。千秋と圭吾、しのぶと但馬老人がそれぞれ絡み合いながら見守るなか、太郎が漆黒の肉体をくたくたになった静子夫人にのしかからせていく。仰向けになった太郎の上に上向きに抱き上げられ、長大な怒張を股の後ろから差し入れられて貫きとおされていく美夫人。上体を起こしてベッドの端に腰掛けた太郎は、静子の肉体を背面座位で揺すりたてつつ達也の眼前に見せつける。錯乱のうちにのたうった女体は三度目の絶頂を極めて痙攣し、黒人の精を子宮の奥にたたき込まれてまたも失神する。ようやく吊りから解放された達也は老人にけしかけられるまま、昂ぶりをこらえかねて正体のない義母にむしゃぶりついていく。静子としのぶの悲痛な絶叫が響きわたるなか、抑制を失った青年は憧れの義母の美肉を貪り、深々と禁断の交わりを遂げた。激しく腰を振り合った母と息子はともに昇りつめ、悦びをきわめる静子の女体は義理の息子の精を子宮に受け入れて痙攣するのだった。
あれ以来、素っ裸の大の字で曝しものにされている自分の夢をよく見る。
【九月】情欲の遊戯に明け暮れた夏休みが明け、新学期を迎えた圭吾は学校で教師として女生徒たちと再会する。剃られた頭を鬘で隠しているしのぶは見違えたようにおとなしくなり、典子は期待に満ちた眼を圭吾に向けて挑発する。休み中に大野木家を訪れて和美を紹介された典子は、圭吾と和美の関係を敏感に察して、上品ぶった進学校の美少女への敵愾心を燃やしていた。いっぽう、休み中に行われた秋吉真喜子の盛大な結婚式の様子が、同僚教師の羨望を集めていた。
義母と息子と娘が相姦の汚辱を味わわされた夜以来、林家では、何も知らぬ達明を除いた三人の間に、気まずく張りつめた日々が続いていた。達也がしのぶの部屋に押し掛けては禁断の情交にふけっているのを見咎めてたしなめた静子は、妹との近親相姦が、義母の自分に向けた達也の欲望の捌け口だと告げられて黙認するしかない。息子と娘の喘ぎ声とベッドのきしみを階上に聞きながら、静子夫人はひたすわ惑乱し、憔悴を深めていく。
夫人の体は両側から腕を取られて非情に引き起こされ、剥き出しの前を曝し上げられたのだ。
【9月なかば】ある日の昼下がり、買い物帰りに立ち寄った本屋で千秋と但馬老人に声をかけられて驚愕にすくみ上がった静子夫人は、為すがまま太郎の運転する車に乗せられて連れ去られる。千秋と老人に挟まれてリアシートに乗せられ目隠しと後ろ手錠をされた夫人は、弱々しく哀願しながらブラウスを剥がれ、剥き出しにされた乳ぶさを左右からなぶられる。但馬邸に着いて車から降ろされた夫人はその場で裸に剥きあげられ、芝生の真ん中へと引きずられていく。目隠しをはずされ、僧衣をまとった見知らぬ男の姿を目にして羞じらいに悶える静子の眼の前には、森を背景にして立てられた磔柱に、湯文字一枚の裸の女が大の字に架けられてうなだれていた。僧衣の光覚和尚は先端にバイブレーターのついた竹槍を磔にされた奈美の股間にえぐり込み、すでに幾度も絶頂を極めて憔悴しきった妻の肉体をさらに追いあげていく。女の被虐美を眼に妖しい戦慄にとらわれる静子の前で、奈美は悶え狂って昇りつめる。地下蔵に連れ込まれた静子は、パイプ製の開脚椅子に手取り足取りして乗せ上げられ、浅ましい開脚に拘束された女体を男三人と女一人に寄ってたかっていたぶられていく。太郎と老人に口を吸われ千秋に乳首を揉みたてられつつ、和尚の手で股間をくつろげられてバイブレーターを抽送された夫人は、とめどなく官能に崩れゆく肉体を好奇の眼に晒しながら、激しく絶頂を極めて悶絶した。尻の穴をなぶられる淫靡な感覚で目覚めた静子は、太郎の指をアヌスに差し入れされる刺戟に羞じらい悶えながら、先日以来の息子との情交を白状するよう詰問される。懸命に否定する夫人への懲罰と称して浣腸液を溜めたシリンダーがアヌスに突き立てられ、汚辱に絶叫する美夫人の尻に百CCの薬液が容赦なく注ぎ込まれる。太郎の指でアヌスに栓をされたまま必死で噴出をこらえる静子は、排泄を見られる汚辱に負けて、ありもしない息子との情交を委細にわたって語りだす。開脚椅子から解かれて広々としたトイレに曳き立てられた夫人は、後ろ手に縛られた体を便器に押し伏せられ、哀訴もむなしく浅ましい排便の瞬間を見世物にされる。究極の恥を曝しつつ、惨めさのなかに甘美な陶酔を味わい始めた静子は、アヌスを清められた体をベッドの傍に跪かされ、三人の男の怒張を次々としゃぶらされながら、股間の秘肉を淫らにたぎらせ始めていた。
二時間におよぶ三人がかりの凌辱が果てた後、静子はくたくたになった全裸のまま再び屋外へと引きずり出され、磔にされ続けて朦朧となっている奈美の姿に、おのが痴態の写し絵を見出すのだった。
慟哭がよがり泣きに変り、バイブレーターに合わせて腰をまわした。
疲弊しきって帰宅した静子は、三人がかりの凌辱で繰り返し絶頂を極めさせられ肉の快楽にまみれたおのが痴態を回想しながら、汚辱のなかに解放の悦びが芽生えてくるのを感じておののく。太郎の逞しい剛直で貫かれてあられもなく快楽をむさぼる自分の姿をビデオで見せられた夫人の胸中には、年下の黒人青年に対する複雑で微妙な感情が生じ始めていた。
自室のベッドで深い眠りに落ちた静子は、目覚めたときに四肢を大の字に拘束されていることを知って驚愕の悲鳴を噴く。邪欲もあらわに覗き込む達也の顔を目にした静子は、欲望の堰を切った義理の息子がついに怖れていた不埒な振る舞いに及んだと悟って絶望する。妹のしのぶまでもがこの暴行に加担していると知り、うわごとに太郎の名を呼んでいたことまで聞かれてしまった静子は、ふてぶてしく情交を迫る達也に観念して屈服し、背徳の淫戯に身をゆだねていく。大の字に縛られたまま着ていたワンピースを乱され乳ぶさと下腹を剥き出しにされた静子は、唇を吸われ秘肉をなぶられながら女の肉の崩壊をあからさまにさらけ出す。若い継母の股間に腰を寄せた達也はすすり歔く美女の秘裂に猛り立った剛直を押し込み、倒錯の肉欲を激しくむさぼっていく。快美に錯乱しきった静子は腰を振りたてながらのたうちまわり、凄艶な絶頂を極めると同時に達也の精を注ぎ込まれた。嫉妬に狂ったしのぶにむしゃぶりつかれた達也は隣のベッドに転がり込んで禁断の兄妹相姦に溺れ込む。高校生の娘が兄の怒張をしゃぶりたてたうえ下肢をからみ合わせて悦びをきわめる痴態を、大の字に縛られた裸のまま聞かされる静子。しのぶを屈服させてなおも猛りたつ達也は、縛めを解いた静子を膝の上に抱き上げて唇を奪い、そそり立つ怒張を指で奉仕させる。息子の剛直を握りしめつつ腰を振りたてる浅ましい義母の姿態に嫉妬を燃やしたしのぶは、達也のベルトを鞭にして継母の腰にたたき込み、床に引きずり降ろして四つん這いにさせた静子の尻に憎悪のこもった打擲をたたきつける。静子の首にロープを掛けまわしたしのぶは、妹の剣幕に押されながらも思いつきに乗ってきた兄に縄尻を握らせたまま、屈辱に泣き崩れる母の尻を激しく打ちたたく。尻をぶちのめされて秘肉を濡らした夫人の痴態を暴いたしのぶは、兄が促すままバイブレーターを持ち出して、爛れきった股間に強引に押し込む。夫の先妻の子どもたちの間で飼い犬のような扱いを受けて惨めさに悶える県知事令嬢の美夫人は、振動するバイブで残酷に責めたてられて号泣を噴きながら腰を振りたて、浅ましい絶頂の瞬間をさらけ出す。四つん這いのまま達也の怒張をしゃぶらされ、股間に刺さったままのバイブをしのぶに抽送されてさらに昇りつめる静子。憔悴しきった静子は後ろ手に縛られてベッドに俯せに押し伏せられ、同じ恰好で転がされたしのぶと尻を並べて高々と突き出す。あからさまな尻の穴をなぶられて妖しい刺戟によがり歔く母と娘は、濡れきった秘裂に怒張を交互に突き入れられて淫らに悶え狂う。焦らされる快楽をもどかしがって尻を振りたてる継母の美貌に昂ぶりながら、達也は妹の中に激しく精を放って果てる。
深夜になって達明が帰宅したとき、静子は普段のように起きて迎えることすらできずに眠りこけていた。気位の高い妻に破廉恥な性戯を仕掛ける勇気もないまま夫婦生活を送ってきた達明は、満たされぬ思いを今夜も民子の肉体にぶつけてきたのだったが、この夫婦の寝室で数時間前にどれほどの性の修羅場が演じられたのかを、知るよしもないのだった。
いくッ、呻くように口走って、静子夫人はグンと反り返り、ヒクヒク痙攣し、それからグッタリと伸びた。
【十日後】十日後、再び太郎に呼び出された静子は、太郎との逢い引きに、背徳にまみれた日常からの解放を見出すようになっていた。国道沿いのモーテルの一室に連れ込まれた静子は為すがままに全裸に剥きあげられ、太郎との情熱的な愛撫に没入して、怒張に口を使いながら秘肉を濡らしていく。あぐら座りになった太郎の腰にまたがった静子はあられもないよがり歔きを噴きながら腰を振りたて、絶頂の寸前で焦らしたてられる。後ろ手に縛られ、おのが肉体の浅ましい崩壊のさまを鏡で見せつけられた静子は、黒人青年への思い詰めた愛を口にして、その逞しい肉体にすがりつく。鏡を正面にして背面座位で貫かれた夫人は、マジックミラーになった鏡の向こうで但馬老人と圭吾が覗き見ていることも知らず、喜悦の叫びを放って昇りつめる。度重なる快楽の調教で静子の精神が太郎への情愛に傾き始めていたことを、老人は鋭く見抜いていたのだった。さまざまな体位で繰り返し気をやって疲弊しきった静子は、俯伏せに押し伏せられて浣腸をほどこされ、惨めさにむせび泣きながら無残な排泄の姿を曝す。ゆるみ切ったアヌスにワセリンを塗り込められた夫人は、挿入されたバイブレーターに振動を入れられて錯乱の悲鳴を放ちながら激しく痙攣して昇りつめる。肉欲に爛れきったアヌスを太郎の剛直で貫かれた静子は、激痛と快感にのたうちまわりつつ失神し、直腸の奥深くに太郎の精を注ぎ込まれた。
夫人は口から泡を噴かんばかりになって悦びの声を張りあげた。
【後日】継母の静子を言いなりにできることで有頂天になった達也は、大学の午後の講義をさぼり、浣腸のためのイチジクを買い込んで心躍らせて帰宅する。だが、夫人から相談を持ちかけられていた太郎が寝室で達也を待ち構え、当て落とした達也を全裸に剥いて椅子に縛りつける。目を覚ました達也の前でナイフを取り出した太郎は、男性器切除の恐怖で達也を脅しながら、静子に命じて服を脱がせていく。息子の眼前で進んで裸になった静子は、興奮にそそり立った怒張を輪ゴムで締めあげられた達也をよそに、太郎の股間に跪いて引っ張り出した怒張に服従の口淫愛撫を捧げる。ベッドに連れ込まれた静子は太郎の荒々しい愛撫に悦びの声を放ちながら、無念にのたうつ息子の前で黒人の逞しい肉体に貫かれて淫らな絶頂を極めた。美しい継母の淫戯を見せつけられ、くびられた肉茎を興奮に膨張させて苦悶した達也は、ようやく輪ゴムから解放されたのも束の間、自ら買い込んできた浣腸を尻の穴に注ぎ込まれる。惨めに泣きわめきながら太郎と静子の手でイチジクを注入された達也は、浅ましい苦悶の果てにトイレへ追いやられる。静子を後ろ手に縛りあげた太郎は、尻を清めさせた達也をトイレから曳き出し、ベッドに仰向け開脚に縛りつける。太郎に促された静子の足で、無防備にさらけ出した股間を圧迫されて敗北の泣き声を噴き上げる達也。後ろ手のまま息子の顔の上にまたがらされた静子は濡れそぼった秘肉を達也の舌に委ねつつ、太郎の怒張をしゃぶらされる。俯伏せに転がされた達也は尻を犯されると知って怯えに泣き叫びつつ、むなしく組み伏せられてM字開脚にくくり上げられる。身動きもできぬ達也の体を俯伏せにさせて尻を突き出させた太郎は、その隣に同じ恰好で尻をさらけ出させた静子にと同時に、ワセリンを塗り込めた指でアヌスを抉って責めたてていく。尻を抉られて快楽にのたうった継母は、太郎の剛直で貫きとおされてあえなく絶頂を極める。力を漲らせたままの太郎のもので尻を串刺しにされた達也は、恐怖と苦痛の悲鳴をあげながら強いられた肉欲にまみれ、股間に垂れさがる怒張から白濁を迸らせると同時に太郎の精を直腸に浴びせられた。
「……静子は……太郎さんのことを、愛していますわ……」
身も心も委ねきった静子に愛撫を懇願された太郎は、俯伏せ縛りの達也をそのまま残し、全裸緊縛に股縄までかけてコートを着せただけの静子を連れて圭吾の家を訪ねた。見ず知らずの男の前に連れ出されることを知って羞恥にすくみあがりながらも逆らうことのできない静子は、学校から戻ったばかりの圭吾に迎えられ、それがかつて自分を凌辱した男の一人と知ってすくみ上がる。土間で素っ裸に剥かれた静子は屋根裏部屋に連れ込まれ、梁から裸身を吊られて、裸電球ひとつの妖しい雰囲気に呑まれて陶然となっていく。促されるままに太郎への愛を口にした静子は、太郎に口を吸われつつ、圭吾に股縄をはずされて爛れきった秘肉をなぶられ、二人がかりの愛撫に官能を崩されていく。圭吾は羞じらい泣きむせぶ静子の足をかつぎ上げ、濡れそぼつ秘肉を立ったまま貫く。激しく抽送されつつアヌスを指で抉られて崩れた女体を責めたてられた静子は、淫らな痴態を愛する太郎の眼に曝しつつ、喜悦の叫びを噴いて絶頂を極める。快感と羞じらいに朦朧となったまま二人の男の共有の情婦となることを誓わせられた静子は、立ち吊りのまま圭吾の荒々しい口づけに身を委ねる。吊りを解かれて正座させられた静子は、圭吾の怒張をしゃぶらされて屈辱の奉仕を強いられながら、背後から太郎に抱き上げられ、あぐらに座った腰の上に開いた下肢を落として貫かれる。生まれて初めて二人の男を同時に受け入れる苦悶にのたうつ美夫人は、呻きを噴き上げる喉の奥に圭吾の精を弾き込まれ、白眼を剥きつつ呑み下させられる。いましめを解かれて横たえられた夫人の両側に二人の男が寄り添って、快楽に呆然となった静子を愛玩する。左右から股を割り裂かれたまま服従の言葉を口にした夫人は、二人の男の股間に代わるがわる這いつくばって、奴隷の口淫奉仕に励む。あぐら座りになった太郎の腰にまたがって貫かれた静子は、つながった部分を圭吾に覗き込まれ、アヌスをいたぶられて肉欲に狂う。静子を抱き締めたまま太郎が仰向けになると、圭吾はあらわにさらけ出されたアヌスにワセリンを塗り込め、怯えの叫びを放つ夫人を背後から貫いていく。苦痛の呻きをあげながら二人の男に串刺しにされた静子は、前後からの激しい抽送に責めたてられて錯乱しのたうちまわる。失神寸前の快楽の極みをさまよった静子は、悦びをきわめて痙攣する女体に前後同時に精を射込まれ、泡を噴いて悶絶した。
二人の美夫人は、平素のお高くとまった上流夫人ぶりはどこへやら、官能の奴隷になり下がって、よがり泣きを交わし合う。
柱に立ち縛りにされて太郎のいたぶりを受けていた静子は、新たに連れ込まれて来た全裸の女が早川峰子と知って驚愕の悲鳴を噴き上げる。同じ男たちの情婦にされていたことを初めて知った美しい二人の人妻は顔をそむけ合って羞じらいに泣きむせぶ。後ろ手の縄を梁に吊られた峰子を太郎が抱きすくめて愛玩するかたわらでは、恨み言を吐く静子を圭吾が愛撫する。屈辱の対面に打ちのめされたまま強引に昂ぶらされた美夫人たちは、秘肉に呑まされた卵を産み落とすよう競わされ、恥辱の悲鳴を放ちながら股を拡げて腰を振りたてる。静子が、次いで峰子が、苦悶の果てに産み落とした卵を飲み干した男たちは、競争に敗れた峰子を吊りから降ろして静子の前でいたぶる。太郎の足元に跪いて口を使わされた峰子は、慄えながら見守る静子の前で太郎に背面座位で貫かれ、見るも浅ましい姿を曝してよがりのたうつ。正面に立った圭吾の怒張をしゃぶらされ、二人がかりの凌辱に翻弄される峰子の妖しくも無惨な姿を、朦朧となって見せつけられる静子。圭吾は静子の立ち縛りを解いて太郎と同じ体位にまたがらせ、上流階級の二人の人妻の破廉恥な開脚姿を向かい合わせる。互いの痴態を見せつけられて羞恥に泣き叫びながら容赦なく責めたてられた女たちは、惨めな肉の屈服を曝して悦びに伸びきった。相手を交替させられた女たちは、それぞれ友人の絞り出した愛液にまみれた怒張をしゃぶらされて汚辱に泣きむせぶ。仰向けに転がされて脚を拡げさせられた峰子の上に静子が逆しまに乗せ上げられ、羞じらいの悲鳴を上げる美夫人たちは互いの股間に顔を埋め合うレズの体位に固定される。強いられるまま濡れそぼつ友人の秘肉に舌を使わされた静子と峰子は、妖しい陶酔のうちにレズ愛の絶頂を極める。並んで転がされた女たちは快楽に爛れきった女体を抱きあわされて甘美な口づけを交わし、互いの股を擦り合わせてレズの愛撫に没頭していく。抱きあった峰子と静子の外側にそれぞれ陣取った太郎と圭吾は、ワセリンを塗り込めた女たちの尻を貫く。一体となった四つの裸体はとどまるところを知らぬ快楽を貪り合いながら相次いで昇りつめ、直腸に精を弾きこまれた峰子と静子は汗まみれの女体を反り返らせて痙攣する。
初対面の同性の眼にこんな姿を曝していなければならない屈辱に、夫人は眼がくらみ、頭に血がのぼって狂おしくなった。
太郎の車で大野木家から送り出され峰子を自宅前で降ろした後、静子は太郎と二人きりになることを望んで、そのまま但馬邸へと連れ込まれた。疲弊しきった静子に特製の精力酒を飲ませてベッドで休ませた太郎が、十一時をまわってもまだ起きていた但馬老人のもとに挨拶に出ると、座敷には林達明の出張で体の空いた民子が訪れて老人や千秋と語らっていた。久しぶりに見た民子の美しさを皆で口々にからかった後、太郎は今日一日の首尾を老人に報告したうえ、連れ込んだ静子夫人を民子の前でなぶりものにするアイデアを申し出る。ためらう民子とは対照的に、情婦による正妻への責めが実現することに老人は乗り気になっていた。静子のもとに戻った太郎は生気を取りもどした夫人を全裸のまま後ろ手に縛り上げ、おびえて哀訴するのを無視して地下蔵へと曳いていく。仕切りのカーテンの向こうに人の気配を感じて羞恥に哀願する夫人を寝椅子に押し転がして上体をくくりつけた太郎は、夫人の下肢を天井から開脚に吊り上げる。羞じらいに泣き叫ぶ夫人の前でカーテンの陰から姿を現す但馬老人と千秋、そして民子。むせび泣く静子は、初対面の民子が夫の愛人であることを知って衝撃のあまり失神する。
大声で泣き叫びながら、夫人は次から次へと汚辱を噴き出していく。
失神した静子を口先では憐れみながらも、但馬老人は林達明の正妻をその愛人である民子の手で責めさせることに妄念をつのらせる。淫液にまみれた秘肉を寄ってたかって曝しあげられた静子の女体の前に引っ張り出された民子は、老人から手渡されたバイブレーターを林達明の正妻の股間におそるおそる捻じ込んでいく。眼を醒まして屈辱と嫌悪に泣き叫び始めた正妻に、普段その夫からされている責めをそのままに加えつつ、アヌスを指で抉りたてていく盛装の妾。大勢に取り囲まれてただ一人全裸を開脚吊りにされた静子は、民子のバイブと指で前後の秘腔を擦りあげられ、太郎の指で肉芽をいたぶられ、老人に乳首をなぶられながら千秋の吐息を耳に吹きかけられる愛撫の嵐のなかに錯乱して溺れ込んでいく。民子に向かって屈服の言葉を口にした静子は、屹立する肉芽を吸いたてられて無残な絶頂を極める。再び失神したところを太郎に頬をしばかれて目覚めさせられた静子は、休む間もなく太郎の剛直を口に押し込まれてしゃぶらされながら、股間に埋められたままの淫具と指をなおも抽送される。二百CCの浣腸液を民子の手で注入され、のたうつ女体をさらに責めたてられてまたも昇りつめる静子。快楽の生汗にまみれた美夫人は汚辱に泣きわめきながら、尻の下に当てられたバケツに浅ましい糞便を噴出させる。静子は爛れたアヌスに淫薬を塗り込められ、衝き上がる掻痒感にのたうちつつ、強いられるままに民子への服従の言葉を絞り取られる。民子が手にしたアヌス用バイブレーターをひりつくアヌスに押し込まれ、淫らに抽送されながら肉芽をいじられた静子は、浅ましい呻きを噴いてたて続けに昇りつめる。促されて全裸になった民子は静子夫人の体の上に逆しまに乗せ上げられ、濡れそぼった秘肉に口づけと愛撫を加えていく。互いの股間に顔を埋めた正妻と妾は、甘美なレズ愛撫の陶酔のうちに悦びをきわめて痙攣する。双頭のバイブレーターを腰に装着された民子は、いやがる体を静子の股間に押し出され、観念しきった静子とひとつにつながらされていく。美しい正妻と妾とは一つの淫具で女の快楽を分け合い淫らに腰を振りたてながら、錯乱の呻きを噴いて同時に絶頂を極める。
この凄絶な責めの一日を境に、季節は急速に冬に向かっていった。
ダイヤをちりばめた髪飾りが闇の中にきらめき、高価な衣裳の擦れる音が立った。
圭吾は但馬老人からの招待を辞退して、年明けの朝をひとり自宅で迎える。昼近くになって起き出した圭吾は教え子たちからの年賀状を見ながら、罠を仕掛けられた女たちがやがて迎えるはずの幸福の崩壊に思いをめぐらす。圭吾がコタツで再び寝入ったところへ着物姿の典子が訪れ、返事がないのにも頓着せず上がり込む。狸寝入りしていた圭吾は気をゆるめて寄ってきた典子を押し倒し、暴れる美少女の体から清楚な和服を剥ぎ取ってのしかかる。嬌声をあげて昂ぶりつつ圭吾の肉で貫かれた典子は、秘肉を突かれながら新年の挨拶を強要され、呻き声とともに絶頂を極める。
夕方になって車で典子を送り出した圭吾はその足で早川家に向かう。折しも行き合わせた佐倉真喜子の妊娠姿に邪悪な妄想をつのらせながら、圭吾は宴会の騒ぎをよそに案内も乞わず和美の部屋に上がり込む。令嬢風のドレスに盛装した和美は圭吾の口づけに身を委ねつつ情感をつのらせ、新年の情交をせがむ。四つん這いにさせてパンストとパンティを剥き下ろした和美を圭吾は後ろから貫いて、悶え歔く美少女を責めたてる。
いっぽう同じ夕方、慌ただしい年始まわりから夫とともに自邸に戻った静子は、門前に停まっている太郎の車を見て心を乱される。何も知らずに疲れを訴える夫に仮眠を勧めてようやく寝かせつけたあと、静子はひそかに門を出て日暮れの闇にたたずむ太郎の車に滑り込む。黒人青年との情熱的な口づけを慌ただしく交わした美夫人は、太郎の股間にうずくまって口で奉仕し、次の逢い引きを約束したうえで、名残惜しげに太郎を見送る。だが、その夫人の姿を門の陰から覗き見る目があることに、静子は気づかなかった。
噴き出る生汗が夫人の肌を絖光らせ、それが悶えと喘ぎにつれてぬらぬらする。
【1月20日過ぎ】新年の逢い引きから十日以上が過ぎ、太郎の呼び出しを待ちわびていた静子のもとにようやく太郎からの電話がかかる。命じられるままに盛装した静子は迎えに来た太郎の車で但馬邸へと向かいながら、選挙の後に夫と離別して太郎の情婦となる悲愴な決意を口にする。なかば雪に埋もれた拷問蔵に連れ込まれた静子は跪いて太郎の怒張をしゃぶりたて、逞しい裸を曝した黒人青年と並んで盛装のまま記念撮影をさせられる。ベッドに仰向けに転がされた静子は前手縛りにされた両手を頭上に引き伸ばされたおのが姿を天井の鏡で見せつけられながら、艶やかな着物を割りくつろげられ下肢を剥き出しにされていく。羞じらいつつも秘肉を濡らした美夫人の股間を巨大な剛直でなぞりあげた太郎は、淫液を吐く秘裂に怒張を埋め込む。激しい肉の悦びに悶えのたうった静子は腰を振りたてながらあられもない悲鳴とともに昇りつめて失神する。太郎はベッドから引きずり降ろした静子を長襦袢一枚に引き剥いて俯伏せに引き据え、もたげた尻のあわいに浣腸液を注ぎ込む。便意に耐える美夫人は太郎が持ち出した鞭で尻を打たれ激痛に転げまわりながら、さらに剥き出しの胸を、腹を、太腿を、股間をしばかれて絶叫する。雪が降りしきる戸外へ連れ出された静子は新雪を踏み固めた上にしゃがみ込んで無残な排泄を曝し、そのまま再び浣腸されて、太郎の怒張をしゃぶりながら繰り返し排便させられる。極寒の屋外から風呂場に連れ込まれた静子は身中に疼く肉欲の炎に煽られるまま、太郎の腰にまたがってひとつにつながっていく。繰り返し昇りつめた後に股縄をかけられて部屋へ連れ戻された静子は、髪を縛って天井から吊り下げられた爪先立ちの裸体をなぶりまわされ、剥き出しになった白い肉のいたるところに鞭をたたき込まれて泣き叫ぶ。吊りをゆるめられて膝をつき上体を前かがみに倒された夫人は、太郎の剛直を舐めしゃぶらされたうえ、二度の浣腸で爛れて疼くアヌスを貫かれる。喜悦の呻きをほとばしらせつつ激しく昇りつめた静子は、痙攣する直腸に精をたたき込まれて汗まみれにのけぞり返った。
やつれきった体を太郎の車で送り返されながら、静子はいまや目前に迫った夫の知事選が、破滅の始まりであることを感じる。
が、圭吾はそのスリムな体をピチッと包んでいる品のよいスーツの奥の裸身を想像せずにはいられない。
長い冬を越えて春を待ちわびる北国の地方都市で、張り巡らされてきた数多の陰謀が決算のときを迎えようとしていた。卒業する生徒たちを送り出して一年の総決算を迎える学校に今年限りで退職願を提出した圭吾は、女子高生たちとの接点を失うことにわずかな未練を覚えながらも、三月の知事選挙をもって完成する復讐劇の総仕上げに思いをめぐらす。保守党の知事候補として対立候補と激しい選挙戦を繰りひろげる林達明と、その傍らで夫を支える静子夫人の健気な姿とを選挙カーの上に仰ぎ見ながら、圭吾は美しい知事候補夫人が全裸を縛められて肉欲に乱れる姿を思い合わせる。県政界と教育界を蝕む不正が但馬老人の策により暴かれ、林一派の凋落とともに美しい静子夫人もまた没落していく破滅のときが、いまや目前に迫っているのだった。
一瞬にして恋に狂う女は女囚に転落した。
三月に入っても吹雪のおさまらぬ異常気象の日々のなか、知事選に向けた激しい選挙戦は終盤を迎えていた。現知事のバックアップを受けながら、突然暴かれた新設校敷地問題に関わる贈収賄疑惑で思わぬ苦戦を強いられることになった林達明の陣営は、吹雪のなかを連日運動に繰り出して懸命の努力を続ける。夫の応援のため選挙カーに乗り込んで街に繰り出していく静子夫人の健気な姿を人知れず尾行しながら、太郎は、まもなく確実に訪れる静子夫人の没落を思って複雑な感慨にとらわれていた。豪雪の中を山間部の村へ向かった静子の選挙カーは路肩に踏み込んで立ち往生する。通りがかりを装って一同を助けた太郎は、自分の四輪駆動で県知事候補夫人を村まで送り届けることを申し出て、警戒を隠せない運動員たちをよそに静子を連れ去る。二人きりになった途端、緊張のなかに堰かれてきた想いを露わにして太郎にすがりつく静子。傍道に車を乗り入れて停めた太郎は白いスーツ姿の静子を激しく愛撫し、昂ぶる欲望のまま車内に美夫人を押し倒してつながり合っていく。後からついてきた選挙カーに感づかれたとも知らず、そのままモーテルへと乗り込んだ太郎と静子は、互いの唇をむさぼり合いながら着衣を脱ぎ去って裸を曝し合う。後ろ手にいましめられ、太郎の股間に跪いて怒張を口で奉仕する静子。あぐら縛りを俯伏せに転がされた静子は尻を鞭で打ちたたかれ、激痛のなかにも昂ぶって濡れそぼつ秘肉を擦りあげられて淫らな悲鳴を噴きこぼす。仰向けにされた静子は前後の秘腔を相次いで太郎の剛直で貫かれ、喜悦の呻きを放ちつつ錯乱してのたうちまわる。淫らな叫びとともに絶頂を極める静子の直腸に、太郎は激しく精を注ぎ込んだ。
静子夫人は全身汗になって、頸をグラグラゆすりながら、ヒイヒイ言いだした。
黒人青年との不義が陣営のなかで公知の事実となったことをなかば覚悟しつつも、太郎の真摯な愛を確信して心を強めた静子が、その日の決起集会が終わって帰宅した深夜ひとりで風呂を使っているところに、酔って錯乱した達明が踏み込んだ。夫人の不義を息子から聞かされていた達明は妻を罵倒し、髪を掴んで裸の静子を湯舟から引きずり出す。太郎との情交を認めて離婚を申し出た静子に逆上した達明は、妻の乳ぶさと手首に残る縄跡に抑えてきた嗜虐の欲望を煽られ、ネクタイで後ろ手に縛りあげた静子を寝室へと引きずり込みベルトを鞭にして激しく打擲する。カーテンの紐を持ち出した達明は、夫の性癖をなじる静子の冷淡な言葉をも無視して裸の女体を緊縛し、俯伏せに転がしてかかげさせた尻をさらにぶちのめす。髪を掴まれて引き据えられ、口元に突きつけられた夫の怒張を懸命に拒む静子。残忍さを剥き出しにした達明は静子の縛めの裸体を抱きすくめて、乳首をなぶりながら女の官能を崩す手管をほどこしていく。狡猾な愛撫で女体を崩された静子は強いられるままに達明の怒張をしゃぶらされ、従順に奉仕する。結婚以来初めての口淫を妻に強制して有頂天になった達明は、俯伏せに押し転がした静子を後ろから貫いて責めたてたうえ、これまで夫として試みたことのなかったアヌスへと狙いを向ける。ほぐれた尻の穴を夫の指で抉られて羞恥に錯乱する静子は、やがて剛直で秘腔を貫かれて淫らな呻きを放ち、倒錯した肉欲の戯れに溺れ込んでいくのだった。
うなだれた細頸には黒革に金鋲を打った首輪がビッチリ嵌まり、そこからのびる鎖が格子の外の環に掛かっている。
その夜の情交が夫婦にとって最後の幸福であったかのように、数日後の県知事選挙で林達明は十三票の僅差で破れた。新設校の敷地問題をめぐる汚職疑惑が刑事事件にまで発展する様相を見せ始めたのに加え、投票日の直前になって暴かれた静子夫人と黒人青年との不倫疑惑が致命的なダメージとなって、林陣営からの決定的な票離れを招いたのだ。失望に沈み込む陣営一同をあとに残して、達明は、暴露の日以来行方のわからなくなった静子をよそに民子のもとを訪ねる。但馬老人の企みをすべて知りながらも、民子は、落胆にくだを巻いて酔いつぶれている達明に憐憫の情をもよおすのだった。
姿を消した静子は但馬邸の地下蔵に転がり込み、檻の中で太郎に飼われる身となっていた。長襦袢一枚に剥かれ手錠と首輪を嵌められて岩壁にくり抜かれた牢に閉じ込められた静子は、すべてを放棄した静かな諦念とともに、夫の敗北に至る数日間を過ごす。牢から引き出され椅子に掛けた太郎の足元に引き据えられた静子は、逞しい剛直をしゃぶりたてて奉仕しながら太郎の足指で肉芽をいじられて肉の悦びに悶えながら、喉の奥に精を弾き込まれて呑み込まされる。
スキャンダルにまみれた県知事選が終わり林達明を抑えて県知事の座についたのは、七十を前にして引退を控えた保守陣営の対立候補・富永弘吉であった。その陰には、林陣営の数々のスキャンダルの証拠を握った但馬老人による全面的な支援があった。利権争奪にまみれてきた禿頭の肥大漢の新知事は権力の掌握を確実なものとするため、林一派の汚職を徹底的に追及し始めるとともに、但馬老人の意向を受けて県教育界の暗部をも積極的に明るみに出していった。真喜子の夫の父である教育委員長の佐倉、峰子の夫である教育委員の早川敏克が任意の取り調べを受け、捜査が達明にまで及ぼうとする破滅的な情勢を檻の中で聞かされながら、静子は、何もかもを失った女の穏やかな境地で太郎におのが身の将来を委ねる。自己犠牲の美に耀く静子に心打たれ、美しい夫人への肉の責めに没頭していく太郎。真実の愛を捧げた黒人青年に貫かれて心から喜悦の叫びを放った静子は、快楽に崩れた罪深い女の肉をさらけ出そうとするかのように、股を開いておのが肉芽を擦りたてて見せるのだった。
静子夫人は激しくむせ返り、屈辱の涙をポロポロこぼしつつ、それを咥えた。
その数日後、但馬邸の拷問蔵の中に設けられた豪華な宴席に三人の客が招かれる。新しい県知事となった富永弘吉、その盟友で党県連の会長となった山口宇一郎、そして選挙参謀だった田辺武男。三人の老人は、但馬老人が用意させた豪勢な料理と給仕に出た民子と千秋の美しさに圧倒されつつ酔いを深め、拷問蔵を仕切るカーテンの向こうで用意されている淫らな供宴への期待を高める。やがてカーテンが取り払われると、そこには半裸で控える圭吾と太郎に挟まれて、扇情的な下着だけをまとった三人の裸の女が、選挙用の手拭いで目隠しと猿轡をほどこされ、それぞれに拘束されて羞じらいに身悶えていた。息を呑む客たちの前で但馬老人は勝利者の傲岸さもあらわに、手拭いを取り去らせて女たちの正体を明らかにさせていく。水色のスキャンティで柱に立ち縛りにされていたのは客たちの政敵だった早川敏克の妻・峰子、ピンクのスキャンティで開脚椅子にM字縛りにされていたのはその娘でまだ高校生の和美、そして緋の湯文字を腰にまとわせて拷問蔵の中央で門字柱に大の字に曝されているのは、敵の首魁・林達明の妻で前県知事の娘だった静子であった。自分の夫や父を罪人の身に陥れた憎い男たちの前に敗残の裸体をさらけ出し、魂もうつろになって屈辱の極限に慄えわななく女たち。但馬老人に促された客たちはそれぞれに当てがわれた女の前に進み出て、恥辱に泣き叫ぶ女たちの腰のものを取り去る。最も年かさの田辺が一番若い和美のスキャンティを鋏で切り取り、山口がむせび泣く峰子のスキャンティを剥き下ろしたのに続いて、新知事の富永は、選挙戦中に見た林達明夫人の白いスーツ姿の美貌を眼前の生贄に重ね合わせ、黒人青年との不倫スキャンダルを嘲りながら、観念しきった静子の湯文字を剥ぎ取って、敗れた政敵の妻を全裸に剥きあげる。昂ぶりをこらえ切れずに女たちの股間にむしゃぶりつき、指と舌のいたぶりで敗残の女たちから悲痛な呻きを絞り取りだした客たちを宥めつつ、但馬老人はソファに戻らせた客たちの前に拘束を解いて後ろ手縛りにした峰子と和美を並んで正座させる。細頸をロープでつなぎ合わされた母と娘は、客たちの足元の絨毯に俯伏せに押し伏せられ高くかかげた尻を鞭でしばきあげられてみじめに嗚咽する。逞しい剛直をそそり立たせた圭吾と太郎が母と娘の腰を抱いて後ろから貫き、うごめく尻をしばきながら荒々しく犯し始める。激しく揺さぶられ、相手をたびたび替えられながら責めあげられた母娘は、次第に肉の愉悦に衝き崩されてよがり歔きを噴き上げつつ凄艶な美貌を曝しものにされる。男たちのあぐら座りの上に起こされ、背面座位で深々と貫かれた無惨な姿を曝された母娘は、透きとおるよがり声を放ちつつ相次いで昇りつめ女の肉の華麗な崩壊を演じ尽くした。続いて拘束から降ろされ後ろ手に縛られた静子が一同の真ん中に正座させられ、首縄をかけられた美貌を太郎に引き起こされて荒々しい口づけを浴びせられる。愛する情夫によるいたぶりで昂ぶりに崩れきった美夫人は膝立ちにさせられ、そそり立つ太郎の剛直に口で奉仕する隷従の姿を見せ物にされながら、圭吾の手でアヌスに淫薬を塗り込められていく。腰を立てて俯伏せにされた静子は、愛液を垂れ流す秘裂から快楽の器官と化した尻の穴までを客たちの眼にさらけ出して恥辱に腰を悶えさせつつ、淫らに崩れた秘肉を客たちの前でもてあそばれる。太郎の剛直で尻を串刺しにされた静子は、生汗を噴いて凄まじい肉欲にのたうつ裸体を背面座位に起こされたうえ、前の秘裂にバイブレーターを押し込まれると白眼を剥いて昇りつめる。昂ぶりのきわみに息を荒くする客たちの前にそれぞれの女が後ろ手のまま引き据えられ、老いてしなびた肉塊に顔を押し伏せられる。夫や父を陥れた憎い敵たちの醜く垂れた肉を無理やり咥えさせられた三人の美女は、尻を鞭で打ちたたかれながら、頭を前後に振りたてて惨めな敗残の奉仕を強いられていくのだった。
客たちが帰り圭吾が母娘を連れ帰ったあと静子と二人きりで拷問蔵の中で眠りについた太郎は、翌朝、静子を起こすと後ろ手に縛り上げて全裸のまま屋外へと曳き出す。霜が降りた芝生を踏みしめて早朝の薄闇の中を曳かれていった森の端には、慈恩寺から借用した白いキの字型の磔柱が横たえられていた。荒淫にやつれた静子の裸体を大の字に磔にした太郎は、健気に情交をねだる美夫人を磔のまま貫いて荒々しく愛欲をむさぼる。喜悦の叫びとともに昇りつめる美しい夫人の体内に、愛の悦びに満たされた黒人青年もまた激しく精を放った。磔柱を立てて高々とかかげられた静子の裸身を、太郎は仰ぐように見上げる。女体の美への讃仰に打たれて声もない太郎と、大の字のままひたむきにその眼を見つめ返す静子との間にあるのは、いまや真実の愛以外の何ものでもなかった。山の端から昇る太陽の光が夫人の裸体を黄金色に染め上げていく壮麗な光景を前に、太郎は跪いて言葉もなかった。