黒人青年との不義が陣営のなかで公知の事実となったことをなかば覚悟しつつも、太郎の真摯な愛を確信して心を強めた静子が、その日の決起集会が終わって帰宅した深夜ひとりで風呂を使っているところに、酔って錯乱した達明が踏み込んだ。夫人の不義を息子から聞かされていた達明は妻を罵倒し、髪を掴んで裸の静子を湯舟から引きずり出す。太郎との情交を認めて離婚を申し出た静子に逆上した達明は、妻の乳ぶさと手首に残る縄跡に抑えてきた嗜虐の欲望を煽られ、ネクタイで後ろ手に縛りあげた静子を寝室へと引きずり込みベルトを鞭にして激しく打擲する。カーテンの紐を持ち出した達明は、夫の性癖をなじる静子の冷淡な言葉をも無視して裸の女体を緊縛し、俯伏せに転がしてかかげさせた尻をさらにぶちのめす。髪を掴まれて引き据えられ、口元に突きつけられた夫の怒張を懸命に拒む静子。残忍さを剥き出しにした達明は静子の縛めの裸体を抱きすくめて、乳首をなぶりながら女の官能を崩す手管をほどこしていく。狡猾な愛撫で女体を崩された静子は強いられるままに達明の怒張をしゃぶらされ、従順に奉仕する。結婚以来初めての口淫を妻に強制して有頂天になった達明は、俯伏せに押し転がした静子を後ろから貫いて責めたてたうえ、これまで夫として試みたことのなかったアヌスへと狙いを向ける。ほぐれた尻の穴を夫の指で抉られて羞恥に錯乱する静子は、やがて剛直で秘腔を貫かれて淫らな呻きを放ち、倒錯した肉欲の戯れに溺れ込んでいくのだった。