圭吾は但馬老人からの招待を辞退して、年明けの朝をひとり自宅で迎える。昼近くになって起き出した圭吾は教え子たちからの年賀状を見ながら、罠を仕掛けられた女たちがやがて迎えるはずの幸福の崩壊に思いをめぐらす。圭吾がコタツで再び寝入ったところへ着物姿の典子が訪れ、返事がないのにも頓着せず上がり込む。狸寝入りしていた圭吾は気をゆるめて寄ってきた典子を押し倒し、暴れる美少女の体から清楚な和服を剥ぎ取ってのしかかる。嬌声をあげて昂ぶりつつ圭吾の肉で貫かれた典子は、秘肉を突かれながら新年の挨拶を強要され、呻き声とともに絶頂を極める。
夕方になって車で典子を送り出した圭吾はその足で早川家に向かう。折しも行き合わせた佐倉真喜子の妊娠姿に邪悪な妄想をつのらせながら、圭吾は宴会の騒ぎをよそに案内も乞わず和美の部屋に上がり込む。令嬢風のドレスに盛装した和美は圭吾の口づけに身を委ねつつ情感をつのらせ、新年の情交をせがむ。四つん這いにさせてパンストとパンティを剥き下ろした和美を圭吾は後ろから貫いて、悶え歔く美少女を責めたてる。
いっぽう同じ夕方、慌ただしい年始まわりから夫とともに自邸に戻った静子は、門前に停まっている太郎の車を見て心を乱される。何も知らずに疲れを訴える夫に仮眠を勧めてようやく寝かせつけたあと、静子はひそかに門を出て日暮れの闇にたたずむ太郎の車に滑り込む。黒人青年との情熱的な口づけを慌ただしく交わした美夫人は、太郎の股間にうずくまって口で奉仕し、次の逢い引きを約束したうえで、名残惜しげに太郎を見送る。だが、その夫人の姿を門の陰から覗き見る目があることに、静子は気づかなかった。