キリキリ唇を噛みしばり、生え際にフツフツと汗の玉を浮かせて峰子夫人はずり上った。
盛夏のある午後、和美の母親の峰子は娘の家庭教師の依頼についての用向きのため、圭吾に電話をかけたうえみずから大野木家を訪れる。折しも和美と戯れていた圭吾は、床柱に縛りつけられていた全裸の和美を解き放ち、不安に脅える美少女に猿轡を噛ませて押し入れに押し込む。峰子と林達明の不倫にまつわる背景事情を探り出すよう但馬老人に指示されている圭吾にとって、狙っていた美夫人を籠絡する絶好の機会が訪れたのだ。それはまた、今日を限りに圭吾との関わりを断ち切ろうとしていた早川峰子にとって、その思惑とは正反対な汚辱の運命の始まりでもあった。白い清楚なワンピースドレスで現れた峰子は、和美の成績低下を理由に家庭教師の打ち切りを申し入れるが、娘と圭吾との肉体関係を疑っていることを当の圭吾から指摘されて狼狽する。ふいに卑猥な言葉を吐いて本性を剥き出しにした圭吾に対し、怒りと侮蔑を露わにして奥座敷から立ち去ろうとした峰子は、大野木家の守神である白蛇が欄間にぶら下がって行く手をふさいでいるのに直面し、恐怖のあまり失神する。目覚めたとき、圭吾の体の下に押さえつけられていた峰子夫人は、逞しい男の力でなすすべもなく着衣を剥がれていく。パンストを引きずり降ろされて股間を剥き出しにされた美夫人は、濡れてもいない秘肉に強引に怒張を押し込まれて悲痛な悲鳴を絞る。熟れた女肉を貫いたまま身動きもせずに、怯えにわななく秘腔が肉欲に崩れだすのを冷淡に待つ圭吾。やがて肉の刺戟に耐えきれずに淫液をにじみ出させた峰子は、口惜し泣きとともに腰を振りたててのたうち始める。女体を狂わせるその凶悪な肉塊が娘の処女をも奪ったことを知らされた峰子は驚愕に叫びたてながら、あらがうことのできない快楽に翻弄され、激しく揺さぶられつつ屈辱の絶頂を極めた。敗北の汚辱にすすり泣く峰子は素っ裸にされて引きずり起こされ、猛り立つ圭吾の怒張をしゃぶらされているところに、白蛇の化身ともいうべき千秋が現れる。
太郎と圭吾に手取り足取りされ、泣きわめきながら峰子夫人は座布団を敷き並べた座卓の上に仰向けに乗せ上げられた。
羞恥と狼狽にすくみ上がる峰子をよそに、圭吾は覗き見ていた千秋と太郎を座敷に招き入れる。二人は来客で多忙な但馬老人に許されて、折しも圭吾を訪ねてきたところだったのだ。もの狂いの千秋は兄にまつわりついて怒張を握りしめつつ、驚愕に眼を瞠る峰子の前で背徳的な口づけを交わし、峰子の愛液に濡れ光るものを口に咥えてしゃぶりたてる。圭吾から峰子夫人の体を無造作に与えられた太郎は、恐怖に尻込みする美夫人に掴みかかって押し伏せ、剥き出しにした巨大な剛直で峰子を怯えさせる。峰子を縛るための縄を取り出そうと押し入れを開いた太郎は、そこにみじめに泣き濡れていた全裸緊縛猿轡の和美を見つけて座敷に引きずり出した。思いもかけず娘の浅ましい裸を眼にして驚愕に叫びたてる峰子と、悲痛に泣き呻く和美。男たちの非道をののしりたてる峰子は座卓の上に仰向けに転がされ、四肢を大きく拡げて固縛される。床柱に立ち縛りにされて母を見降ろす和美の前で、父の仇にあたる女と知ってか知らずか、ふいに狂笑を爆ぜさせた千秋は怯えてもがきたてる峰子の股間の割れ目を指でこじ開けて唾を吐き込み、二本の指で残酷にいじりたてる。狂女の手で肉芽をくじられて恐怖と刺戟に泣きわめく峰子。圭吾は千秋をなだめて、浴衣姿をはだけた妹をあぐらの腰にまたがらせてつながっていく。兄妹が禁断の愛戯にふけるなか、太郎は剛直で峰子の秘裂をなぞりあげ、娘の前で美夫人の汚辱の絶叫を絞り取る。黒人の巨大な剛直を子宮まで埋めこまれて絶息したように伸びきった峰子は抽送とともに送りこまれる凄まじい快楽にのたうち、太郎を満足させなければ娘に身代わりをさせるという脅しもむなしく、ひとりで昇りつめて総身を痙攣させて悶絶する。同時に千秋を昇りつめさせた圭吾は、飽満した妹を風呂場へと送り出す。太郎は和美の立ち縛りを解いて、眼前の淫景に秘肉を濡らしていた美少女をあぐらの上にまたがらせていく。娘が黒人に犯される無惨な光景に泣き濡れる峰子は、圭吾の手でいましめを解かれて後ろ手に縛られ、背面座位でアヌスを貫かれる。太郎の腕の中でつながったまま前向きにされた和美は、同じ姿で圭吾に尻を犯されている峰子と向き合わされる。あまりの辱めに顔をそむけ合いながら、全裸の母と娘は、快楽に崩れていく淫らなすすり泣きを響かせ合うのだった。
眼を剥いて大の字の裸をめちゃくちゃにゆさぶった。
二人の男に代わるがわる犯され、繰り返し精を放ってくたくたになった母娘は、パンティの代わりに股縄を嵌められた体を車に乗せられ、訊問と口封じのために大野木家から但馬邸へと連れ込まれる。眼隠しのまま拷問蔵に連れ込まれて股縄だけの裸に剥き上げられた体を、母は門字柱に磔にされ、娘はその眼前の寝椅子に仰向けに縛りつけられる。眼隠しをはずされ、眼の前の娘の哀れな裸体に顔をそむけた峰子は、おぞましい拷問具を備えた室内の様子に自分たちの運命を予感して恐怖に慄えあがる。股縄ひとつで磔にされた浅ましい裸体にカメラを向けられ、汚辱に絶叫しながら非情なフラッシュを浴びせられて女体の隅々まで記録されていく峰子。スポットを当てられた裸体にビデオカメラを向けられた美夫人は極限の恥にむなしくもがきまくる体を背後から太郎に抱きすくめられ、乳ぶさを揉みたてられつつ林達明との関係を問い詰められる。口を閉ざす峰子を苛むため、アイマスクで顔を隠した圭吾は、火をともした赤い蝋燭から灼熱の蝋涙を仰向けの和美の体にしたたり落とす。眼隠しのまま無防備にさらけ出した腹に、胸に、熱蝋を撒き散らされて、苦悶の絶叫を振り絞る女子高生の裸体。夫の公認のもとで林達明に接近したスキャンダルの真相をあくまでも隠し通そうとする峰子の前で、和美は双の乳首を至近距離から灼かれてのたうちまわる。股縄を解かれ、次に狙われる場所を悟って恐怖に絶叫する和美は、鼠蹊部に、臍に、繊毛に、襞肉に蝋を垂らされて腰をわななかせる。剥き上げられた肉芽に熱の滴を落とされた娘が凄惨な悲鳴を噴きつつ腰を跳ね上げて痙攣し、失禁しながら悶絶するのを眼にして峰子は屈服する。下腹の毛をむしられながら太郎の訊問に答えさせられる峰子の傍らで、マゾの性を目覚めさせられた和美は圭吾の手で失禁の後始末をされながら、さらなる蝋涙責めを圭吾にせがんでいた。台から解かれた体を後ろ手に縛られて俯伏せに押し伏せられた和美は白い尻に蝋を垂らされて呻き泣く。娘の変貌に気づかぬ峰子は、尻を灼かれ背後から圭吾に犯されつつ悦びに悶える和美の姿に呆然としながら、次期知事と目される林達明に夫が取り入ろうとする真の狙いが、新設高校の建設用地問題にあることまで白状させられるのだった。洗いざらい秘密を暴露させられた峰子は門字柱から降ろされて後ろ手に縛られてベッドに運ばれ、下肢を大きく拡げて固定される。和美に絶頂を極めさせてから離れた圭吾がビデオカメラをまわして、太郎の手になぶりまわされる美夫人の肉を撮り尽くす。太郎は林の心が別の女に傾きかけていることを峰子に囁きかけたうえ、貞操まで犠牲にした企みを無駄にしないために圭吾に性技の手ほどきを受けるようにそそのかす。林の心を奪ったホステスがもとより但馬老人の差し金であり、隠していた秘密もすでに老人の知るところであって、訊問は責めの口実に過ぎなかったとも知らず、夫を裏切った絶望にとらわれた峰子は淫靡な責めのなかに没入していく。バイブレーターを秘肉に押し込まれて振動を入れられた峰子は、愉悦に跳ねまわる腰をビデオに撮影されつつ太郎の怒張を口に押し込まれ、みじめな泣き顔をさらけ出しながら、快楽にのたうちまわっていくばかりだった。
娘と並べていたぶられるつらさが異常な悦びとなってしまって、そうされることを内心待ち望んでいる部分がないとはいえない。
モーテルでの覗き見を切り上げた圭吾は老人と別れ、週に一度の和美の家庭教師のため早川家を訪れる。早川家では、早川敏克の親友で県教育委員長でもある佐倉の一家を迎えて宴が開かれていた。林達明の県知事選出馬をめぐって結びついた有力者たちへの敵意をつのらせながら、圭吾は、その愛する女たちをことごとく凌辱することですでに目前まで迫っている勝利を内心で噛みしめる。圭吾の情婦に堕ちきった和美はめかし込んだドレスを剥かれて全裸にされ、圭吾の足元に跪いて怒張をしゃぶらされる。コーヒーを運んできた峰子夫人もまた、娘の浅ましい姿に動揺しながらも圭吾の誘いを拒みきれず、迎賓用の艶やかな和服の尻をまくってソファに俯伏せになって秘肉をさらけ出す。娘の手でアヌスにワセリンを塗り込まれた夫人は、肉欲に疼く熟れた女体を圭吾の剛直で貫かれ、悦びの叫びを放って昇りつめる。衣服を整え蒸しタオルを作って戻ってきた夫人は、瘤付きの股縄を締められたうえで階下の宴に突き戻される。圭吾は淫らな期待に昂ぶる和美を後ろ手のM字開脚に縛り上げてベッドに転がし、欲情に喘ぐ女子高生の腹から股間に電動のローターを這わせていたぶる。淫靡な振動に焦らしたてられて浅ましい哀訴を口走った美少女は、アヌスにローターを押し込まれて断続する振動で責めなぶられ、濡れそぼつ秘肉を圭吾の怒張で貫かれていく。振動と抽送で責めたてられた和美は喜悦に錯乱した悲鳴を噴き上げながら昇りつめ、圭吾の精を子宮に浴びせられて反り返る。陶然となったままの和美を残して早川家を辞する圭吾は、何も知らずに心地よく酔った早川敏克と、未練がましく頬を染めた峰子夫人とに見送られるのだった。
乳ぶさを巻き締められながら峰子は歔くような喘ぎを洩らしはじめた。
乱淫が果てて三人が眠りこけている大野木家へ、夜七時になって峰子夫人からの電話がかかる。夫と娘の不在を機に圭吾との逢い引きをせがむ峰子を、圭吾は一時間後と指定して家に呼び寄せる。太郎と示し合わせ、上流の美夫人二人を並べて弄ぶことにした圭吾は、目覚めさせて風呂を使わせた静子夫人を素っ裸のまま台所に追い立てて食事の用意をさせ、羞じらう静子とともに腹ごしらえをする。静子夫人は帰宅することを許されず、秘肉の奥に卵を押し込まれて再び太郎に屋根裏部屋へ曳かれていく。台所に残った圭吾のもとに峰子夫人が現れ、期待に昂ぶるまま圭吾に抱きついて熱烈な口づけを交わす。裸のまま椅子に掛けた圭吾は峰子夫人を股間に跪かせ、口を使わせながら服を剥いでいく。全裸になって羞じらう峰子は後ろ手に縛られ、濡れそぼつパンティを口に押し込まれる。いやがるのもかまわず卵を秘肉に押し込まれた夫人は、そこにどんな破廉恥な対面が待っているかも知らず、屋根裏部屋へと連れ込まれていく。
美しさはどちらも負けず劣らずだが、天性の気品をたたえた美しい人妻が無残な卵生みの競争にはげんでいるさまが、いとしくてならないのだ。
柱に立ち縛りにされて太郎のいたぶりを受けていた静子は、新たに連れ込まれて来た全裸の女が早川峰子と知って驚愕の悲鳴を噴き上げる。同じ男たちの情婦にされていたことを初めて知った美しい二人の人妻は顔をそむけ合って羞じらいに泣きむせぶ。後ろ手の縄を梁に吊られた峰子を太郎が抱きすくめて愛玩するかたわらでは、恨み言を吐く静子を圭吾が愛撫する。屈辱の対面に打ちのめされたまま強引に昂ぶらされた美夫人たちは、秘肉に呑まされた卵を産み落とすよう競わされ、恥辱の悲鳴を放ちながら股を拡げて腰を振りたてる。静子が、次いで峰子が、苦悶の果てに産み落とした卵を飲み干した男たちは、競争に敗れた峰子を吊りから降ろして静子の前でいたぶる。太郎の足元に跪いて口を使わされた峰子は、慄えながら見守る静子の前で太郎に背面座位で貫かれ、見るも浅ましい姿を曝してよがりのたうつ。正面に立った圭吾の怒張をしゃぶらされ、二人がかりの凌辱に翻弄される峰子の妖しくも無惨な姿を、朦朧となって見せつけられる静子。圭吾は静子の立ち縛りを解いて太郎と同じ体位にまたがらせ、上流階級の二人の人妻の破廉恥な開脚姿を向かい合わせる。互いの痴態を見せつけられて羞恥に泣き叫びながら容赦なく責めたてられた女たちは、惨めな肉の屈服を曝して悦びに伸びきった。相手を交替させられた女たちは、それぞれ友人の絞り出した愛液にまみれた怒張をしゃぶらされて汚辱に泣きむせぶ。仰向けに転がされて脚を拡げさせられた峰子の上に静子が逆しまに乗せ上げられ、羞じらいの悲鳴を上げる美夫人たちは互いの股間に顔を埋め合うレズの体位に固定される。強いられるまま濡れそぼつ友人の秘肉に舌を使わされた静子と峰子は、妖しい陶酔のうちにレズ愛の絶頂を極める。並んで転がされた女たちは快楽に爛れきった女体を抱きあわされて甘美な口づけを交わし、互いの股を擦り合わせてレズの愛撫に没頭していく。抱きあった峰子と静子の外側にそれぞれ陣取った太郎と圭吾は、ワセリンを塗り込めた女たちの尻を貫く。一体となった四つの裸体はとどまるところを知らぬ快楽を貪り合いながら相次いで昇りつめ、直腸に精を弾きこまれた峰子と静子は汗まみれの女体を反り返らせて痙攣する。
眼の前に開かれている娘の濡れそぼったおんなから右に左に顔をそむけながら、峰子夫人は泣きベソをかいた。
早川敏克がついに逮捕された日の夜、家宅捜索と報道陣の攻勢にいたたまれなくなった峰子と和美が圭吾を頼って大野木家に転がりこむ。圭吾は泣きじゃくる母娘をかくまってやる一方で、胸中、但馬老人とともに仕組んできた復讐が成就したことへの感慨を深める。居間に布団を敷き並べて母娘の隣で眠った圭吾は夜半、不安に耐えきれなくなって圭吾の布団にもぐりこんできた峰子夫人に絡みつかれ情交をねだられる。全裸になった峰子と誘われるままにつながった圭吾は、縄で後ろ手にくくった美夫人の体を座位に抱き起こして責めたて、絶頂を極めさせる。物音に目を覚ました和美もまた圭吾にすがりついて愛戯を求めるのだった。明かりをつけた部屋で、峰子を布団の上に仰向けに開脚縛りにした圭吾は、後ろ手に縛って全裸に引き剥いた和美を激しく愛撫し、濡れそぼつ秘裂を指でまさぐる。官能に崩れきった美少女は圭吾の股間に顔を埋めて口で奉仕させられる。人の字になった母の裸体の上に逆しまの俯伏せに横たえられた和美が両脚を拡げて縛りつけられ、母と娘は淫液をしとどに垂れ流す互いの股間を眼前に見せつけられて羞じらう。頭を抱え起こされた峰子は、愛する娘の浅ましく濡れそぼつ股間に顔を埋めさせられて舌の奉仕を強いられる。淫靡な刺戟に悲鳴を噴いてのたうちつつ、母の秘肉に愛撫を返すよう命じられるのを意地を張って拒んだ和美は、圭吾の指をアヌスに抉り込まれつつ肉芽を母に吸いたてられて淫らに絶頂を極める。峰子夫人の体の上から降ろされた和美は、開ききった母の股間に顔を押し伏せられて舌の愛撫を強制される。背徳の快楽に身を委ね、娘の巧みな愛撫で破廉恥な絶頂をさらけ出す峰子。圭吾は、肉欲に疼く体をもてあましている和美を押し転がして荒々しく貫き、歔き声を放ってのたうつ美少女の女体を激しく責めたてる。汗まみれに反り返って昇りつめる美少女の痙攣する胎内に、圭吾は激しく精を注ぎ込む。
裸のまま寝入ってしまった圭吾を深夜になって目覚めさせた太郎からの電話は、林達明が逮捕されたこと、そしてその直後に達也としのぶがバイクで雪の中を暴走して事故死したことを告げて、林家の完全な崩壊の報せをもたらした。
こもごも口走りつつ、男たちの膝の上でううんとばかり反り返り、さらけ出した汗まみれの腹から内股を耐え切れぬ快感にブルブル痙攣させた。
その数日後、但馬邸の拷問蔵の中に設けられた豪華な宴席に三人の客が招かれる。新しい県知事となった富永弘吉、その盟友で党県連の会長となった山口宇一郎、そして選挙参謀だった田辺武男。三人の老人は、但馬老人が用意させた豪勢な料理と給仕に出た民子と千秋の美しさに圧倒されつつ酔いを深め、拷問蔵を仕切るカーテンの向こうで用意されている淫らな供宴への期待を高める。やがてカーテンが取り払われると、そこには半裸で控える圭吾と太郎に挟まれて、扇情的な下着だけをまとった三人の裸の女が、選挙用の手拭いで目隠しと猿轡をほどこされ、それぞれに拘束されて羞じらいに身悶えていた。息を呑む客たちの前で但馬老人は勝利者の傲岸さもあらわに、手拭いを取り去らせて女たちの正体を明らかにさせていく。水色のスキャンティで柱に立ち縛りにされていたのは客たちの政敵だった早川敏克の妻・峰子、ピンクのスキャンティで開脚椅子にM字縛りにされていたのはその娘でまだ高校生の和美、そして緋の湯文字を腰にまとわせて拷問蔵の中央で門字柱に大の字に曝されているのは、敵の首魁・林達明の妻で前県知事の娘だった静子であった。自分の夫や父を罪人の身に陥れた憎い男たちの前に敗残の裸体をさらけ出し、魂もうつろになって屈辱の極限に慄えわななく女たち。但馬老人に促された客たちはそれぞれに当てがわれた女の前に進み出て、恥辱に泣き叫ぶ女たちの腰のものを取り去る。最も年かさの田辺が一番若い和美のスキャンティを鋏で切り取り、山口がむせび泣く峰子のスキャンティを剥き下ろしたのに続いて、新知事の富永は、選挙戦中に見た林達明夫人の白いスーツ姿の美貌を眼前の生贄に重ね合わせ、黒人青年との不倫スキャンダルを嘲りながら、観念しきった静子の湯文字を剥ぎ取って、敗れた政敵の妻を全裸に剥きあげる。昂ぶりをこらえ切れずに女たちの股間にむしゃぶりつき、指と舌のいたぶりで敗残の女たちから悲痛な呻きを絞り取りだした客たちを宥めつつ、但馬老人はソファに戻らせた客たちの前に拘束を解いて後ろ手縛りにした峰子と和美を並んで正座させる。細頸をロープでつなぎ合わされた母と娘は、客たちの足元の絨毯に俯伏せに押し伏せられ高くかかげた尻を鞭でしばきあげられてみじめに嗚咽する。逞しい剛直をそそり立たせた圭吾と太郎が母と娘の腰を抱いて後ろから貫き、うごめく尻をしばきながら荒々しく犯し始める。激しく揺さぶられ、相手をたびたび替えられながら責めあげられた母娘は、次第に肉の愉悦に衝き崩されてよがり歔きを噴き上げつつ凄艶な美貌を曝しものにされる。男たちのあぐら座りの上に起こされ、背面座位で深々と貫かれた無惨な姿を曝された母娘は、透きとおるよがり声を放ちつつ相次いで昇りつめ女の肉の華麗な崩壊を演じ尽くした。続いて拘束から降ろされ後ろ手に縛られた静子が一同の真ん中に正座させられ、首縄をかけられた美貌を太郎に引き起こされて荒々しい口づけを浴びせられる。愛する情夫によるいたぶりで昂ぶりに崩れきった美夫人は膝立ちにさせられ、そそり立つ太郎の剛直に口で奉仕する隷従の姿を見せ物にされながら、圭吾の手でアヌスに淫薬を塗り込められていく。腰を立てて俯伏せにされた静子は、愛液を垂れ流す秘裂から快楽の器官と化した尻の穴までを客たちの眼にさらけ出して恥辱に腰を悶えさせつつ、淫らに崩れた秘肉を客たちの前でもてあそばれる。太郎の剛直で尻を串刺しにされた静子は、生汗を噴いて凄まじい肉欲にのたうつ裸体を背面座位に起こされたうえ、前の秘裂にバイブレーターを押し込まれると白眼を剥いて昇りつめる。昂ぶりのきわみに息を荒くする客たちの前にそれぞれの女が後ろ手のまま引き据えられ、老いてしなびた肉塊に顔を押し伏せられる。夫や父を陥れた憎い敵たちの醜く垂れた肉を無理やり咥えさせられた三人の美女は、尻を鞭で打ちたたかれながら、頭を前後に振りたてて惨めな敗残の奉仕を強いられていくのだった。
客たちが帰り圭吾が母娘を連れ帰ったあと静子と二人きりで拷問蔵の中で眠りについた太郎は、翌朝、静子を起こすと後ろ手に縛り上げて全裸のまま屋外へと曳き出す。霜が降りた芝生を踏みしめて早朝の薄闇の中を曳かれていった森の端には、慈恩寺から借用した白いキの字型の磔柱が横たえられていた。荒淫にやつれた静子の裸体を大の字に磔にした太郎は、健気に情交をねだる美夫人を磔のまま貫いて荒々しく愛欲をむさぼる。喜悦の叫びとともに昇りつめる美しい夫人の体内に、愛の悦びに満たされた黒人青年もまた激しく精を放った。磔柱を立てて高々とかかげられた静子の裸身を、太郎は仰ぐように見上げる。女体の美への讃仰に打たれて声もない太郎と、大の字のままひたむきにその眼を見つめ返す静子との間にあるのは、いまや真実の愛以外の何ものでもなかった。山の端から昇る太陽の光が夫人の裸体を黄金色に染め上げていく壮麗な光景を前に、太郎は跪いて言葉もなかった。