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女面姦鬼

江戸の闇にうごめく陰謀が、麗しき武家の女たちに振るう凌辱の刃。女面の姦鬼によって明らかになる呪わしい真相とは。

 
 凌辱された上に磔にされて曝された武家の若女房・留女の無残な屍――。江戸の街を震撼させた事件は、島原の役にさかのぼる因縁の復讐劇の幕開けだった。乱の残党と称する「逆くるす党」によって、旗本赤星内膳の娘・は初夜の床から拉致され夫の眼前で処女を犯される。
 いっぽう、江戸の街に出没する正体不明の女面の強姦魔「姦鬼」は、綾の姉の志津を襲ったことから、逆くるす党に接近していく。やがて明らかになる忌まわしい黒幕の存在と、志津を襲う苛烈な凌辱。無垢な乙女・千草までをも餌食とした逆くるす党は姦鬼によって滅ぼされ、凌辱の手は悪徳商人堺屋の女房・いくと娘の小夜へと向けられる。切支丹の呪いに毒されたかのような酸鼻な事件のすえに姦鬼がとる道は……?
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文献
女面姦鬼
女面姦鬼 :当サイト典拠
(日本出版社,2001年)
姦鬼奔る
(日本出版社,1995年)
女面姦鬼
(日本出版社,1983年)

登場人物

人妻・愛人 20代前半 単発凌辱型
処女 勝気
とめ: 立花十郎兵衛の妻。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 255 位/400人中 [ 2206 pts: 基礎票1004+読者票1202
人妻・愛人 20代 脅迫呼出型
処女 勝気
しづ: 赤星内膳の長女、土岐兵馬の妻。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 90 位/400人中 [ 4596 pts: 基礎票2943+読者票1653
その他 16歳 長期監禁型
処女 勝気
あや: 赤星内膳の次女。水野右近と婚約。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 65 位/400人中 [ 6500 pts: 基礎票3419+読者票3081
その他 15歳 単発凌辱型
処女 勝気
ちぐさ: 立花十郎兵衛の妹、縫之丞の婚約者。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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人妻・愛人 27歳 脅迫呼出型
処女 勝気
いく: 堺屋久兵衛の後妻。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
読者評価 181 位/400人中 [ 2792 pts: 基礎票1365+読者票1427
その他 16歳 長期監禁型
処女 勝気
さよ: 堺屋久兵衛の先妻の娘。江戸の小町娘。
 
剥衣 環視 撮影 剃毛 排泄 近親 愛撫 絶頂 張形 座位 後背 荒淫 菊門 緊縛 吊刑 磔刑 口淫 強姦 輪姦 監禁 服従 鞭打 破瓜 拷問 刻印
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場面構成

女面姦鬼 留女 志津 千草 いく 小夜
[01]逆くるす党による処刑 [ 1-1 〜 1-4 ] 留女 - - - - -
[02]事件の波紋 [ 1-5 〜 2-2 ] 留女 - - - - -
[03]志津襲撃 [ 2-3 〜 2-9 ] - 志津 - - - -
[04]初夜妻拉致 [ 3-1 〜 3-5 ] - - - - -
[05]逆くるす党の復讐 [ 3-6 〜 3-9 ] - - - - -
[06]処女妻の環視破瓜 [ 4-1 〜 4-8 ] - - - - -
[07]姦鬼の参入 [ 5-1 〜 5-3 ] - - - - -
[08]新妻の絶頂 [ 5-4 〜 5-5 ] - - - - -
[09]姦鬼再来 [ 5-6 〜 5-8 ] - 志津 - - - -
[10]黒幕の登場 [ 6-1 〜 6-4 ] - 志津 - - - -
[11]志津玩弄 [ 6-5 〜 7-2 ] - 志津 - - - -
[12]召使の前での凌辱 [ 7-3 〜 7-7 ] - 志津 - - - -
[13]召使による凌辱 [ 7-8 〜 8-1 ] - 志津 - - - -
[14]父の仇による凌辱 [ 8-2 〜 8-3 ] - 志津 - - - -
[15]姉弟相姦凌辱 [ 8-4 〜 8-7 ] - - 千草 - -
[16]千草の救出 [ 8-8 〜 9-2 ] - 志津 - 千草 - -
[17]一族の死 [ 9-3 〜 9-4 ] - 志津 千草 - -
[18]いく襲撃 [ 9-5 〜 9-9 ] - - - - いく -
[19]小夜の破瓜 [ 10-1 〜 10-3 ] - - - - - 小夜
[20]夫の懲罰 [ 10-4 〜 10-6 ] - - - - いく -
[21]呪いの完成 [ 10-7 〜 10-9 ] - - - - いく 小夜
 五月の荒れる夜、江戸品川の浜辺を漁場とする源助が遭遇したのは、覆面をした五人の男たちによって水際に立てられた磔柱に今しも架けられようとしている全裸の武家夫婦であった。取り囲まれた源助は男たちに促されるまま、誰ともわからぬ高貴な武家の女房を夫の前で犯し、絶頂を極めさせる。
 翌朝、逆さ磔にされてこときれている若夫婦と首を切られた漁師の死体を囲む野次馬のなかに立ち混じる一人の浪人。下手人について鋭い推理をめぐらせた浪人は道行きの途上で傴僂の忍者に襲われる。巧みな剣さばきを見せた浪人は忍者らの仲間に加わることを申し出るが、「るし兵」と名乗る忍者は拒絶する。浪人は、近ごろ江戸の街を騒がせている強姦魔「姦鬼」であった。るし兵たちの犯行に刺戟された姦鬼は行きずりの商家の内儀を手代の前で犯して昂ぶる情欲を鎮める。
[ 1-1 〜 1-4 ]
 逆さ磔にされていたのは旗本・立花十郎兵衛とその妻の留女であった。十日ほどのち、十郎兵衛の盟友であった三人の旗本が顔を揃える。十郎兵衛の妹・千草を息子の妻に迎えようとする赤星内膳、内膳の長女・志津を娶った土岐兵馬、次女・綾との婚礼を前にした水野右近である。十郎兵衛への仕打ちが、さきの島原の役において彼らが一揆軍の女たちに為した非道な凌辱への復讐と推した内膳らは、廻船問屋の堺屋久兵衛とともに対策を話し合う。だが女遊びに狂う土岐兵馬は妻・志津に迫っているかもしれぬ危険も顧みず、仲間(ちゅうげん)の権平を残して去る。そして権平の前に現れた姦鬼もまた志津を狙っていた。
[ 1-5 〜 2-2 ]
 兵馬の帰らぬ屋敷でひとり寝についていた志津の座敷に忍び入った姦鬼は、あらがう志津を押し伏せ、猿轡を噛ませて縄掛けする。貞淑な体を剥かれなぶられる屈辱に呻く志津は、姦鬼に犯されてゆさぶられながら、昂ぶりに肉体が火照ってゆくのをとどめることができない。激しい悦びをきわめて身も世もない志津を残して姦鬼は風のごとく去り、この一夜の狼藉は志津の胸に秘められた。
[ 2-3 〜 2-9 ]
 旬日後に執り行われた水野右近と内膳の末娘綾との婚礼は、夜更けてようやく果てた。十六歳の花嫁は初夜の床に横たえられて生まれて初めての男の愛撫に羞じらい悶える。その時ふいに座敷に侵入してきた五人の黒覆面の男たちは切支丹の残党「逆くるす党」と名乗った。抵抗もむなしく縛り上げられて、立花十郎兵衛の妻を襲った運命に思い至って慄然とする右近。新妻綾は暴れながらるし兵に羽交い締めにされ、白綸子から胸乳をはだけた上体を黒い縄で緊縛されていたぶられる。しかし、当て落とした新郎新婦を袋につめ込んで連れ去ろうとした逆くるす党は、宴の後も寝ていなかった土岐兵馬に感づかれる。四人の忍びを率いる頭の浪人は追っ手を退けながら、兵馬によって手傷を負わされた忍びのひとり「あんじょ童子」を容赦なく切り捨てて去った。いっぽう、獲物をかついで隠れ家に向かう三人の忍びの前にまたも姦鬼が現れ、一味への加担を再度申し出る。るし兵たちは頭への取り次ぎを約して姦鬼と別れた。
[ 3-1 〜 3-5 ]
 明け方になって逆くるす党の一団は隠れ家にしている教会の焼け跡の地下蔵に戻り、仲間のばばに迎えられる。頭の浪人・野呂喬之介は二本の柱に並んで立ち縛りにされて戦慄する右近と綾に、島原の役のときの狼藉に対する逆くるす党の復讐の意図を聞かせる。おぞましい凌辱を拒んで舌を噛もうとするのを阻止された綾は、醜いばばの手で最後に残った腰巻を剥がれ、すすり泣きながら灯火の光のなかに無垢の裸を曝した。
 そのころ、まんまと綾を奪われた内膳と兵馬は、逆くるす党への反撃のため志津をおとりにする策を立てていた。
[ 3-6 〜 3-9 ]
 たしなみのよい生娘の裸身を好色な環視にくまなく曝して綾はすすり泣いていた。身も世もなく羞じ悶える手つかずの新妻と、無念の想いにのたうちながら興奮を隠せない若武者は、互いのみじめな裸を見せつけ合わされて屈辱に慟哭する。縄でくびれた乳ぶさを喬之介になぶられながら、睾丸を火で焼かれる右近の苦悶を見せつけられた綾は、放心しきって自ら股を開く。柱から解かれた綾は下肢をあぐらに縛られて仰向けに転がされ、無惨に拡げられた股間のたたずまいを環視のなかで灯火に照らし上げられる。善千代の手でくつろげられて死ぬほどの羞じらいにわななく生娘の女陰の周囲に灼熱の蝋涙がしたたる。ばばに怒張を咥えられて悶える右近の眼の前で、善千代は綾の無垢な肉に淫虐な刺戟をじわじわと与えてねぶり、乙女の急所を淫らな指で責め上げる。可憐な武家の娘は股間から蜜を洩らしてヒクヒクと慄え、肉芽を吸われて未通のまま絶頂を極めた。くじで一番手になったるし兵はおぞましさに呻きのたうつ綾の汗まみれの裸身を荒々しくなぶりまわして屈服の言葉を吐かせ、あぐら縛りのまま俯伏せにして尻を掲げた綾の肉を、後ろから強引に引き裂いていく。女の羞恥の限界を越えたけだものの姿勢で処女を穢され、苦痛と屈辱にまみれてゆさぶられながら、哀訴の声も枯れ果てて喘ぎよじれる白い体を、綾はいつまでも苛まれていった。
[ 4-1 〜 4-8 ]
 姦鬼の申し出に興味を示した喬之介は翌日姦鬼とまみえ、手合わせによりその実力を推し測る。正体を明かそうとしない態度に警戒を抱きながらも姦鬼を隠れ家へ連れ込み、逆くるす党の復讐計画を話して聞かせる喬之介。隣の部屋では、ひと晩中犯され尽くした綾がボロボロになった白い肉を後ろ手に縛られて転がされていた。
[ 5-1 〜 5-3 ]
 ひと晩に及ぶ凌辱の苦痛と屈辱のためにやつれてくたびれ切った綾の肉を、女面をつけた姦鬼が環視のなかで愛玩する。黒い縄で胸を縛められた体に初めて繊細な愛撫を受けた綾は切なげな呻きをあげて昂ぶり、姦鬼の膝にまたがって貫かれると、可憐なよがり声とともに生身をのたうたせながら、生まれて初めての女の悦びに衝き上げられていった。
[ 5-4 〜 5-5 ]
 逆くるす党に対する囮として夫の兵馬から独り寝を言い渡された志津のもとへ、忍んで来たのは姦鬼であった。忿怒に悶えながらも寝衣を剥かれ後ろ手に縛られた志津は、姦鬼のものに貫かれあぐらの上に抱きかかえられると、もろくも女の悦びに崩壊する。姦鬼は逆くるす党に加担して綾を抱いたことを志津に告げ、志津を犠牲にする代償にそれ以上の犠牲を出さぬことを約して怒張に口吸いさせる。同じ夜、逆くるす党の手がかりを掴んだ土岐兵馬は権平にひとつの策を授けていた。
[ 5-6 〜 5-8 ]
 逆くるす党は土岐兵馬の留守を衝いて志津の誘拐を敢行する。喬之介と部下たちは姦鬼の不参をいぶかしみながらも土岐邸へと侵入し、まんまと志津を拉致し去った。不在の兵馬はそのころ、堺屋久兵衛の別宅に招かれていた。だが酒宴のさなかに痺れ薬を盛られた兵馬に対し、久兵衛の口から恐るべき陰謀の真相が語られる。現状に飽きたらずにさらなる盛業をもくろむ久兵衛は後ろ暗い過去を知る旧い仲間たちを闇に葬るべく、喬之介を使って逆くるす党による復讐という狂言を仕組み、内膳ら一味を抹殺しようとしていたのだった。兵馬は逆くする党によって裏の土蔵に運び込まれた志津と無惨な対面を果たした後、海に沈められるために連れ去られた。
[ 6-1 〜 6-4 ]
 久兵衛は絶望に悶える志津の体から腰巻まで剥いで全裸を剥き出しにする。下賤の商人に素肌をなぶられ尻を折檻される屈辱に嗚咽する志津は下肢をあぐら縛りにされて仰向けに転がされ、死に勝る玩弄に呻吟する。股間の到るところに淫薬を塗り込められて残忍な快楽にのたうち屈服した志津の秘肉に張形が抉り込まれ、誇り高い武家の奥方は快楽に敗れた無惨な絶頂の相をさらけ出すのだった。武士の妻の矜りを踏みにじる果てしない玩弄に慟哭しながら、志津は繰り返し悦びをきわめて失神させられる。あぐら縛りのまま俯伏せにされた志津は、高く突き出した尻の穴に指を埋められたまま、久兵衛に後ろから犯されて精を受ける。
[ 6-5 〜 7-2 ]
 兵馬に命じられて仲間として堺屋邸に入り込んでいた権平が、土蔵の周囲をうかがっているところを喬之介に捕らわれて志津の前に曳き出される。二人が旧知であることを見抜いた喬之介は権平の前で志津を責める。凌辱された無惨な肉を下男の眼に曝す屈辱に呻く志津。あこがれの奥方の淫らな姿に興奮を隠しきれない権平は、猛り立つ怒張の根を縛られて壊死の恐怖で脅される。淫薬を塗られた尻に喬之介の指を乱暴に抽送されてのたうつ志津の浅ましい姿を見て、権平の忠義はついに破れる。肛門に捻じり棒を埋め込まれて陶酔に放心する志津の前で、兵馬がすべてを見抜いていたことが権平の口から明かされるのだった。
[ 7-3 〜 7-7 ]
 内膳の首を取るために喬之介が去った後、久兵衛の見守るなか放たれた権平が志津に襲いかかる。忠義の軛を捨て去った権平は尻に捻じり棒を咥えたまま弱々しくあらがう志津をいっきに貫き、一匹の女に堕ちた白い肉を責めさいなむ。下男の灼熱をたたき込まれて完全に凌辱された旗本の妻は、さまざまな体位で犯し抜かれ幾度も絶頂を極めた末、柱に開脚縛りにされて下男の怒張に口で奉仕させられるのだった。
[ 7-8 〜 8-1 ]
 内膳の首を取った喬之介が堺屋邸に戻り、凌辱の果てに朦朧となった志津の前に父の生首を投げ出す。父を殺され、弟の縫之丞とその許嫁の千草までもが逆くるす党に拉致されたことを知って無念に呻き泣く志津。喬之介は内膳の首を志津の開いた胯間に押しつけながら怒張を志津の口にねじ込む。あまりの酸鼻な凌辱に沈黙する一同の前で、柱から解かれた志津は俯伏せに尻をかかげさせられ、薬を塗り込められた菊門を喬之介の怒張で貫かれて狂乱する。
[ 8-2 〜 8-3 ]
 るし兵、朱太、善千代の三人は内膳邸から拉致してきた千草と縫之丞を隠れ家に連れ込む。犯し抜かれて下腹の毛まで剃られたボロボロの体を柱に大の字に縛られ、磔刑にされるのを待つばかりの綾の眼の前で、意識のない千草は湯文字一枚に剥かれて柱に縛られ、全裸を後ろ手縛りにされた縫之丞は姉の無惨な凌辱姿を見せつけられる。弟の眼前でなぶりものにされて肉の疼きに崩壊していく綾と、昂ぶりを兆し始める縫之丞とを交わらせようというるし兵の邪悪な思いつき。柱から解かれて後ろ手に縛られた綾は慟哭しながら寄ってたかって抱え上げられ、脚を拡げて転がされた縫之上の屹立の上に降ろされてゆく。目を覚まして恐怖におののく千草の前で、禁断の肉の交わりを遂げた美しい姉弟は汚辱の快楽におめきつつ肉欲の極みに達した。
[ 8-4 〜 8-7 ]
 近親姦の地獄に堕ちてつながったまま体を縛り合わされた姉弟をよそに、凌辱の矛先は無垢の千草へと向かう。だが、湯文字を剥がれた十五歳の乙女の処女が奪われようとするとき姦鬼が現れ、不参と造反を責めたてて斬りかかる三人の忍者を一瞬で切り捨てた。姉弟と千草を解放して地下蔵を出た姦鬼の前に喬之介と権平が志津を連れて現れ、姦鬼の正体が兵馬と察した喬之介の命令で、凌辱にやつれ切った志津が権平に犯される。旗本の女房が下男に揺さぶられながら白い四肢を痙攣させた瞬間、二人の剣客の切っ先が閃き、一撃の勝負で喬之介は倒れる。
[ 8-8 〜 9-2 ]
 姦鬼の正体が夫の兵馬がであることに、志津は気づいていた。血の海の中で志津は死を望み、愛する兵馬と最後の交歓を遂げる。恍惚の瞬間に美しい妻の首を締める姦鬼。志津を弔った兵馬が地下蔵へ戻ると、救い出された者たちも最後の契りののち自害し果てていた。ただ一人生き残った兵馬はすべてを失ったのだ。
[ 9-3 〜 9-4 ]
 生贄たちの始末を喬之介にゆだねていた久兵衛が、老中の側室にあげる予定の愛娘・小夜を姦鬼から守るために浪人たちに守護させていた別宅に戻ると、喬之介の生首とともに、久兵衛を呼び出す兵馬の手紙が届いていた。だが、浪人たちを率いて逆くるす党の隠れ家に向かった久兵衛の留守を、姦鬼が襲う。久兵衛の愛妻いくの閨に忍び込んだ姦鬼は、縛り上げた小夜を人質にとって、いくに裸になるよう命じる。娘の前で全裸を四つん這いにされて追いまわされた二十七歳の女房は、姦鬼の逞しいもので犯されて立てつづけに悦びをきわめる。あぐらの上に跨らされて後ろ手に縛られたいくは、正体を現した兵馬にさまざまな体位で責められて肉の悦びに屈し、突き付けられた怒張を口に咥えてゆく。
 まんまと無駄足を踏まされた久兵衛が急いて別宅へ戻ると、小夜は連れ去られ、凌辱され尽くして縛り上げられた全裸のいくが、股間に女面を立てかけられて転がされていた。
[ 9-5 〜 9-9 ]
 小夜は寝間着姿を縛られたまま姦鬼の隠れ家の破れ寺に連れ込まれていた。十六歳の小町娘は肌を剥き出しにされていきながら兵馬のいたぶりを受けて性の刺戟に目覚めていく。濡れそぼつ処女の肉を凌辱された小夜は苦痛に泣き叫んで気を失うが、一糸まとわぬ全裸を兵馬のあぐらの中に抱きかかえられて愛玩されると次第に昂ぶりに溺れ込む。座位で貫かれ責め抜かれた小夜は早くも女の悦びを知り初めていた。
[ 10-1 〜 10-3 ]
 小夜が攫われてからひと月、愛娘を奪われて逆上した久兵衛は、兵馬に犯されながら悦びを極めたいくを罵り責め苛む日々を続けていた。屋敷に閉じ込められたいくは、剃り上げられた下肢を青竹の両端に縛りつけられ、張形で責められながら乳首を蝋涙で灼かれて悶絶する。呪いに憑かれたかのような凄惨な嗜虐の場にそのとき兵馬が現れ、小夜への婿入りを久兵衛に申し入れる。
[ 10-4 〜 10-6 ]
 兵馬の申し出を拒んだ久兵衛の前に小夜が引きずり出されて丸裸を後ろ手縛りにされ、いくとともに鴨居から吊られる。穢し抜かれ女に造り変えられた体を父の前に曝して羞じらう小夜に、兵馬は無理やり怒張を咥えさせる。父母の前で押し転がされて貫かれ、みだらな悦びの反応を返してしまう十六歳の少女。続いていくが、罵倒する久兵衛の前で兵馬の怒張を咥え、あぐらにまたがって貫かれながら絶頂を極めると、久兵衛は呆けて気が狂った。
 当事者たちの死によって事件の真相は闇に葬られ、赤星・立花・水野・土岐の各家は取りつぶされた。ただ一人残った土岐兵馬は、座敷牢の住人となった久兵衛に代わって小夜といくとともに乱淫の日々を送る。だが、切支丹の呪いに毒されたかのような狂乱の夏を思い返しながら、兵馬はふと暗いもの想いに囚われるのであった。
[ 10-7 〜 10-9 ]
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