水に濡れた水着はますます肉の起伏をハッキリ浮き立たせ、まるで一糸まとわぬ姿さながらだった。
海水浴客でごった返す騒然とした浜辺から、伸介は典子とともにボートで沖へこぎ出す。ボートの上で服を脱いで、下に着てきた白いワンピースの水着姿になった典子は、同学年のキミ子にも劣らぬ馥郁と育った肢体を伸介の前に曝す。姪の美少女の思わぬ発育ぶりに情感を煽られて内心で狼狽する伸介をよそに、典子は屈託もなく海に飛び込んで泳ぎを楽しむ。波間を遊泳する美少女の白い肢体に悩殺された伸介は、自らも水に入って典子とじゃれあい、海中で抱き締めた姪の唇を奪う。嬌声を上げつつ羞じらう典子の無邪気さは、わだかまる伸介の妄念をもたやすく弾き飛ばした。
ひとしきり泣いた典子は、それまで伸介の胴にしがみついていた腕を頸にからませ、爪先立ちになって、当然のように口づけを求めてきた。
伸介は久の責め絵に蠱惑された久兵衛の依頼で白木の磔柱の製作に精を出す一方、キミ子のヌードをデッサンし、典子からの海水浴の誘いに応じ、みや子との情事も続ける多忙な夏を送っていた。度重なるキミ子の来訪はやがて否応なしに典子の知るところとなり、慕っている叔父と高校の同級生との意外な関係に心乱された典子は、惑乱する初心な感情を伸介にぶつけてくる。背徳への恐れを抱きつつ挑発的な姪の誘惑に乗せられた伸介は、典子を夜のアトリエに呼び出してキミ子のヌードスケッチを見せる。見せつけられる淫靡なデッサンに処女の怯えを刺激されながらも妖しく魅せられた典子は、伸介のSMプレイの誘いに身を委ねていく。
そう言いながら、伸介は伸び切って脇腹の骨が浮き出し腹が平べったくなったために、いっそう稚なく見える姪の生まれたままの姿を前からも後ろからも惚れぼれと眺めた。
伸介に抱きすくめられて体中を愛玩されながら典子は官能に崩れていく。意を決した伸介は羞恥に身悶える典子の体から薄着を剥き取って裸に剥き上げ、門型スタンドに両手吊りにする。Yの字の裸形を曝した典子は、敏感な素肌をすみずみまで伸介に鑑賞されて羞じらいにむせびながら秘肉を濡らしていく。眼の前に置かれた鏡でおのが磔刑の姿を見せつけられ、殉教の聖女のように恍惚となってぶら下がる典子の肉体を、伸介は技巧を尽くしてなぶり上げる。昂ぶりに喘いで陶然となった姪の美少女のヌードを、伸介は憑かれたようにデッサンしていく。吊りから降ろされた典子は伸介に体を捧げることを願って、自宅で心配する母に嘘の電話をかけて取りつくろう。伸介は典子を後ろ手に縛ってベッドに引きずり上げ、俯伏せに押し伏せて剥き出しの尻をスリッパで打擲する。おびえと苦痛に叫びたてながら、処女は次第に美貌を上気させて淫らに喘ぎ始める。
典子は引き裂かれる苦痛を唇を噛んで必死にこらえつつ、頭を振りたてる。
肉欲に身悶える典子の姿に淫蕩の血の目覚めを見出しつつ、伸介は典子の下肢をM字開脚に拘束し、股を拡げきった処女の体を仰向けに押し転がす。緊縛の苦痛と死ぬほどの羞恥にむせび泣く姪の美少女を前にして、その無垢な性器を丹念に描いていく伸介。仔細に描かれ彩色までほどこされた自分のヌード画を見せつけられて羞じらいに泣きじゃくる典子は、伸介に処女を捧げることを受け入れ、あからさまな秘肉に叔父の舌の愛撫を受けていく。オナニーさえ知らない肉芽をなぶりあげられた美少女は可憐なよがり歔きを噴きこぼしつつ、処女のまま生まれて初めての絶頂を極める。愉悦に灼かれてぐったりとなった典子の体に伸介がのしかかり、怯えにすくみ上がる処女肉を貫いていく。苦鳴を噴いて痙攣しながら伸介の怒張を奥深くまで埋めこまれた典子は、残酷な抽送に泣き叫びながら、伸介の精を子宮に注ぎ込まれた。ぐったりと伸びきった典子は、まだ貫かれたままの体を伸介のあぐらをまたぐように抱き起こされ、さらに衝き上げられる。錯乱の悲鳴を放ちつつ下から揺さぶられた美少女は稚い女体に肉の快楽を目覚めさせられ、喜悦の叫びと共に腰を顫わせ秘肉を収縮させて昇りつめた。
乳ぶさを打たれた時の張りつめたふくらみの弾みとおののき、のけぞる可憐な貌の印象も鮮烈だった。
典子は伸介との愛戯に引き込まれ、それから毎日のように口実を作ってアトリエを訪れる。何も知らぬ嫂の雪乃から典子の世話を感謝される後ろめたさと久兵衛に知られることを恐れる気持ちとを抱えながらも、白昼の淫戯から手を引くことができない伸介は、典子と伸介の関係を怪しみだしたキミ子を説き伏せて関係を清算した。アトリエに呼び出した典子を全裸にさせて美少女のヌードを描きまくった伸介は、総仕上げとして、後ろ手に縛って正座させた典子を股間に引き据えて怒張をしゃぶるよう命じる。羞じらいにためらう美少女は強引に説き伏せられて初めての口淫をおぼえ、奉仕を繰り返させられるたびにマゾの悦びに目覚めていった。ある日、門型スタンドに大の字に磔にした典子の裸身を隅々までデッサンした後、伸介は典子の引き締まった若い肉に鞭を加える。生まれて初めての鞭打ちを尻だけでなく太腿にも乳ぶさにもたたき込まれた典子は、のけぞり悶えて乳ぶさを弾ませ、苦悶の汗にまみれてガックリと伸びきる。声もなくぶら下がる典子を吊りから降ろして後ろ手に縛りあげた伸介は、弱々しく哀願する美少女を腰にまたがらせて串刺しにする。苦痛に弱り切った体を下から突き上げられ、初めて知る異様な快楽に泣き叫びながら強烈な官能を目覚めさせられていった典子は、やがて自分から腰を振りたてて凄まじい絶頂を極め、秘肉を痙攣させてのけぞる。つい先日までオナニーも知らなかった女体に激烈な快楽をたたき込まれた女子高生は、伸介の股間に引き据えられると昂ぶりに陶然となったまま従順な口淫にはげむ。苦痛と快楽にやつれ切った美少女の、屈服の風情もあらわな全裸緊縛の奉仕の姿を、伸介は存分に写生していくのだった。
腹の上ではすでに典子が羞じらうゆとりも失って、汗を噴いて歔きながら激しく上下に体を動かし始めている。
そののち久兵衛の容態が悪化したため久の磔刑が延期されている間に、伸介はスナックバー「祠」を久しぶりに訪れてみや子を口説く。早々と閉められた店の中で伸介の怒張を咥えさせられながらドレスを脱いで裸になったみや子は、後ろ手に縛られて愛撫されるとたちまち情感に崩れ、自分からねだって伸介の腰にまたがり腰を振りたてて絶頂を極めた。ぐったりとなったままアヌスを指で抉られて喘ぐみや子は、ソファに俯伏せに押し伏せられ、尻を平手打ちされながら屈服の言葉を洩らす。尻を貫かれて快美にのたうつみや子を責めたてる伸介は、その一方で、愛玩のさなかにみや子から聞いた、五郎と丘の上族の人妻との逢い引きを見たという話に気を奪われていた。
数日後、養生中の久兵衛を訪ねて酒を酌み交わした伸介は、雪乃がビーチホテルのロビーで若い男と逢っていたという風評を聞かされ、みや子から聞いた五郎の情事の話と符合させて事の真相を悟る。嫂と五郎との不似合いな組み合わせの情事に不審と反感を募らせながらも、伸介は真相の調査を頼まれて引き受ける。久兵衛はそこに浴衣姿で現れた久の緊縛責め絵を描くよう伸介に頼み込む。猿轡を噛まされ後ろ手に縛りあげられて柱につながれた久は、様々な乱れ姿をとらされて裸身を描かれ、最後には情欲に崩れきった全裸を曝しあげられた。久兵衛のもとを辞してアトリエに戻った伸介は、母を欺いて訪ねてきた典子を荒々しく責めたて、全裸に剥き上げて後ろ手に縛った美少女を股間に押し伏せて口を使わせる。美少女の母にあたる嫂の美貌に想いを馳せながら典子を責めたてた伸介は、股縄で秘肉を刺戟されて官能に崩れた少女を仰向けになった腰にまたがらせて激しく責めたてる。情事の後の典子を送って母屋まで行った伸介に対し、何も知らぬ嫂の雪乃は、貞淑な良家の若奥さまの風貌をいささかも崩さずに応対するのだった。憮然としたままその足で「祠」に向かった伸介は、漁を休んで飲み騒いでいる五郎に出くわす。伸介は憤懣をこらえて五郎を浜に連れ出し、嫂との関係を問いただす。京堂家の名誉を気にする伸介に対して、五郎は情事が雪乃からの誘いだったことを告げ、事の顛末を語り始める。
唇を噛みしめ、あごを突き出し剥き出しのふたつの硬い乳ぶさを激しく喘がせながら、当てがった先端へ、ゆっくりと、捻じり込むように、みずから腰を落としてゆく。
雪乃は一度の肉の交わりでは情にほだされることもなく、翌朝からは再び貞淑な人妻として伸介の介抱にあたる。いっぽう、久兵衛と久もまた伸介の負傷を伝え聞いて見舞いに訪れた。夕刻、典子とともに夕食を運んできた雪乃は後のことを典子に任せて立ち去る。娘は母の眼を盗んで伸介と愛撫を交わし、昨日母親を悦ばせたばかりの剛直を何も知らずにしごきたてる。昂ぶりをこらえきれなくなった典子はワンピースを脱ぎ去って全裸になり、伸介の腰にまたがって自分からつながっていく。稚い腰を振りたてながら快楽をむさぼった美少女は汗まみれの体を痙攣させつつ絶頂を極め、子宮に精を弾き込まれてのけぞる。
尻たぼ全体がボウと発赤して、それがくなくなうごくさまは、少女とは思えない色っぽさだ。
夜になって容態の安定した久兵衛が病院に移された後、伸介はひとりアトリエに戻って、わけもなく湧き上がる昂ぶりを抑えかねていた。非常時に際して雪乃が見せた夫への依存ぶりにわだかまりを覚えて不満を募らせる伸介のもとに、両親の夜の秘め事に感づいた典子が深夜一時になって訪ねてくる。昂ぶりに煩悶して愛撫をせがむパジャマ姿の美少女を伸介は揉みなぶり、ベッドに横たわって全裸にさせた姪に怒張をしゃぶらせる。伸介は嫂の冷淡さに当てつける気持ちからそのひとり娘に対する残酷な情欲を煽られ、後ろ手に縛り上げた典子をベッドに転がして荒々しくいたぶる。典子は伸介と母とのあらぬ関係を疑った罰として、俯伏せになって立てた尻を鞭でしばき上げられて悲痛な悲鳴を絞る。苦悶のなかに情感を昂ぶらせて秘肉を濡らし始めた美少女は、喘ぎ泣く口に怒張を押し込まれながら股間を鞭打たれて汗まみれにのたうつ。肉欲を焦らしたてられた典子は仰向けに横たわった伸介の腰にまたがり、そそり立つ怒張の上に腰を落としてみずからつながっていく。淫らに歔きながら腰を振りたてた美少女は、あぐら坐りになった伸介に抱きすくめられて激しく突き上げられると恍惚の呻きを噴きこぼしながら絶頂を極め、子宮を灼熱で灼かれつつ反り返った。
姪を素っ裸に剥く作業は、これまでに何度となく行なってきたのに、今夜に限って、それまでになかった妖しい昂ぶりにふと誘われる。
伸介が押しつけがましい態度を戒めつつ雪乃を見守るなか、母と娘のひそやかな暮らしとともに秋が深まる。建男の四十九日が近づいたある夜、思い詰めた表情でアトリエを訪ねてきた典子は、母が伸介との結婚の話を友人に相談するため秘密に上京していることを告げる。母の再婚話を知らされた典子はひとり懊悩した夜の末に、母の結婚を通じて伸介と義理の父娘関係になることを受け入れていた。女の底知れぬ大胆さを垣間見せて微笑む典子に伸介は情欲を昂ぶらせ、寝間に連れ込んだ姪を素っ裸に剥き上げる。胸を抱いて跪く美少女の前に仁王立ちになった伸介は、羞じらう姪に怒張を引きずり出させて奉仕させる。屹立する剛直を口でしゃぶりながら汗に湿る乳ぶさを揉みなぶられる典子は、伸介の意地悪い揶揄を恨んで怒張に歯を当てる。
そして肉の愉悦に身も心もゆだね切って投げ出された裸身は、少女のものとも思えぬ蠱惑の息吹を匂やかに立ち昇らせつつ、なめらかな汗の中に息づいていた。
咥えた怒張に歯を当てるという不届きな振る舞いを咎めて典子を厳しく縄掛けしていく伸介に対し、美少女は女の媚態をあらわにしつつ従順に縄打たれていく。厳しい胸縄、腰縄に加えて、瘤を作った股縄を股間に食い込まされた典子は昂ぶる裸身をよじって身悶える。九尾の猫を持ち出した伸介は、おびえて逃げまどう典子のお下げを掴んで押さえつけ、剥き出しの尻を打ち据える。振りたてる腰の動きで股縄を噛んだ股間を刺戟され、秘肉を濡らして情欲に崩壊していく美少女は、喘ぎ歔く口に再び怒張を押し込まれて奉仕させられる。布団の上に転がされて開脚縛りにされた典子は、恐怖に怯えすくむ裸体の腹と乳ぶさを鞭で打ちたたかれて悲痛な悲鳴とともにのたうちまわる。股縄を解かれて爛れきった秘肉を曝され、快楽にひくつく肉芽を伸介に吸いたてられてのけぞる典子。伸介を「お父さま」と呼ぶよう命じられた典子は激しく羞じらいながら、禁断の肉の関係を受け入れる屈服の言葉を口にする。昂ぶりきった伸介は、やがて娘になる美少女の秘腔に押し入って、淫らによがり歔く緊縛の美少女を激しく揺さぶりたてる。絶頂を極めて痙攣に沈んだ美少女を貫いたまま、伸介は典子の体をあぐら座りの腰の上に抱き起こしてさらに責めあげる。喜悦の叫びを吐き散らしながら再び昇りつめた典子は、俯伏せに尻を立てさせられ、背後からみたび貫かれる。快楽に錯乱して呻き歔きのたうちまわる典子の尻の穴を指で責めたてつつ、伸介は、来たるべき雪乃との初夜に思いをめぐらせていた。
伸介はにじみ出す汗にしっとりした耀きを増しはじめた美少女の奉仕の姿を見降ろしつつ、ゆらぐお下げ髪を撫で、プリプリ弾む乳ぶさをいじった。
いやがってあらがう典子をパジャマ姿のまま無理やり縛り上げた伸介は、母が痴態をさらけ出したまま眠りこけている座敷へと娘を曳いていく。激しい愛撫を受けながらパジャマをはだけられて縄目の間に稚い裸身を剥き出しにされた典子は、正座させられた目の前で雪乃の体に掛けられた布団を剥ぎ取られると、快楽に飽満した母の淫らな姿態を目の当たりにしてあまりの羞じらいに顔をそむける。典子は股を拡げさせられて伸介の怒張を口に押し込まれ、乳首をなぶられ足指で秘肉をまさぐられながらみじめな奉仕を強いられる。背徳の快楽に朦朧となった美少女は伸介の腰にまたがらされ、自分から腰を落として深くつながっていく。後ろ手に縛られた裸身を悶えさせ腰を振りたててよがり歔いた美少女は、尻の穴を指でいたぶられつつ激しく絶頂を極め、子宮に精を弾きかけられて痙攣する。陶然となった典子は正体のない雪乃の上に上体を傾けられ、実の母親の唇に甘美な口づけを与えるのだった。
生まれたままの姿を朝の光の中に曝した典子は前を押さえてしゃがみ込みながら訴えた。
【初夏】春が去り山が新緑で覆われる初夏の候、伸介はかねてより計画していた雪乃の磔刑を実行に移すため、丘の中腹の空き地にキ字柱を立てて固定した。すでに伸介とともに暮らすようになっていた雪乃は、ある朝の寝起きを犯されて激しく責めたてられながら、以前から予告されていた磔刑を言い渡されて昇りつめる。風呂を使った全裸をそのまま後ろ手に縛りあげられた雪乃は、呼び出された久に導かれて、明けかけた空の下の森を素足で空き地まで曳かれていく。磔柱を眼にしてわななき喘ぐ雪乃は、立てられた脚立を歩んで宙に架けられた柱に押し上げられ、いましめを解かれた裸身を大の字に拘束される。胸乳を十文字に引き絞られ、胴縄をまわされた体を大の字開脚にされて宙に高々と縛りつけられて、苦痛と心許なさに喘ぐ雪乃。見事な磔刑図を惚れぼれと眺める伸介の横で、昂ぶった久もまた着物を脱ぎ始めたとき、後をつけてきていた典子が素足のまま空き地に現れる。驚愕の悲鳴を噴いてたしなめる雪乃に構わず、その美しい裸形を凝視しながら讃歎の叫びを口にした典子は、久に促されるまま服を脱いでいく。母親が悲嘆の声を振り絞るなか、全裸になった美少女は伸介の手で後ろ手に緊縛され、磔柱の根元に突き転ばされる。錯乱する雪乃の裸形に久が寄り添って優しくなだめるのを眼にしたとき、伸介の脳裡に霊感に打たれたように新たな絵の構想がひらめく。磔刑の裸女を中心にして、その両脇に佇む二つの女体――『三美神(トロワ・グラース)』と称するべきその絵のモデルとなる三つの女体を、早朝の光が燦然と照らし上げていた。